ハイスクールD×D×R 転生者たちはイレギュラーズ 作:グレン×グレン
どうしても我慢できず、魔術師たちの狂騒曲の再設計をしていまして、それでちょっと遅れました。
まあかなり再設計していますが、それでも根幹はうまく仕立て直せると思っております。
とりあえず予定としては、ケイオスワールドのようにFateだけでなくいくつかの世界を入れ込む形にする感じで再設計しています。現段階では縛りとして「錬金術がある」縛りを入れる予定です。
それはそれとして反撃タイム直前の覚醒タイム。まあ、正一もパワーアップするけど我慢していただきたい。
自分が神様転生で気に入らないことの一つに、神様転生したやつをm9(^Д^)プギャーする系統によくある「序盤からあっさり別の力を手にした主人公に負け続ける」というのがあります。
これもう、神様転生で原作アンチするやつと大して変わらないと思っております。というより、ある意味で主人公が本来持っている力に対するアンチであることに変わりがないのではないかとふと思います。
なので、大半の転生王者は普通に強キャラです。チートだけでなくそれを人並みなどでは断じてない努力で鍛え上げている難敵ぞろいです。
正一はある意味そういう「イッセー成り代わりプギャーされる系転生者」に対するアンチテーゼもありますので、はっきりって覚醒しまくってパワーアップしまくります。三叉矛と真女王に相当するパワーアップはさせる予定だと、今この場で断言させていただきます。
……まあ、まだ具体的な案は作っていませんが。
いえ、どうも自分、設定を作りすぎるとそこで微妙に満足が入ってモチベーションが下がる傾向があるようで。魔術師たちの狂騒曲ももっと前から再設計してたんですが、頑張りすぎて作りすぎて燃え尽きてしまい、一度ゼロから仕立て直しているのですよ。
ああ糞! やっぱり強敵すぎる!!
普通に禁手の状態でも、コカビエルと真っ向勝負できる奴だからな。それが更にその上の段階になったあげく、アルビオンが独立してサポートするならいろんな意味で最悪だろ。
くそ! コカビエルでも使ったサブマシンガン×ショットガンの二段構えも大して効いてないから最悪だ! っていうか勝てるか!
レディッドも引力と斥力に譲渡してかく乱してるけど、飛龍を警戒されたうえで魔力攻撃での戦闘が主体じゃ、こっちが不利だぞ。
「流石にやりようはあるか! だが二対一でこのざまじゃ、今回の二天龍対決は俺の勝ちかな!?」
「勝手に勝っててくれればいいさ。倒す必要があるなら仲間を集めて皆で潰すからな」
ヴァーリの軽口にそう返すレディッドは、アサルトトレーサーで迎撃するが、それも弾かれる。
……まだオーバーヒートは解除されてないか。これは、アザゼル総督が決着をつけるのを待つべきか……?
そう思ったその時、俺達の後ろで莫大なオーラが具現化する。
「……創生せよ! 天に描いた星辰を!! ――我らは煌めく流れ星!!」
その声に、俺もヴァーリもアルビオンも、そしてレディッドも動きを一瞬止める。
「い、イッセー!? それは……っ」
「無想やディーザと同じ詠唱……?」
桃華とゼノヴィアがあっけにとられる中、イッセーはまっすぐにヴァーリを睨み付けて詠唱を唱える。
「おお赤き炎の天龍よ、三極の争いすら意に介さず、暴虐の報いを受けた神や魔王すら殺せる龍よ」
その言葉と共に、星辰体が共鳴し、そして強いオーラに変換される。
「只人に宿る道具に落ちぶれてなお相争い、白き毒の天龍と対なす存在よ。汝は幾度とどなく愚かでありながらも、然し誇りだけは見失わぬのか」
そのオーラは、俺達がよく知るものだ。具体的には、すぐ近くにいる奴のそれだ。
「それを邪魔だの、便利だがこれはいらぬと、安易に投げ捨て踏みにじられる、その怒りと嘆きは我が胸も苦しめる」
本当に心から苦しそうに言いながら、だけど、それでもまっすぐに前を向く。
「汝が名を知らず、汝の生を知らず、そして汝と我には縁がない」
それはない。紆余曲折あり、本来あったけど失われた縁。
だけど、そこにあるのは確かにレディッドと同じ質のオーラ。
「されど我らが繋がったのは、神すらも計り知れぬ天運か」
そのオーラに、誰よりも震えて歓喜していたのは―
「故に我、赤き龍の神威を依り代に、汝の意志をこの手に宿して見せようぞ」
「……最高だ。最高だ最高だ……最っ高だ!」
狂喜乱舞の一歩手前レベルで、レディッドは声を荒げる。
疑似禁手の一部が解けるほど歓喜しているレディッドの表情が、この上なく喜んでいるのは、何故なのか。
罪悪感の解消か、それとも奇跡の目撃によるものなのか。
少なくとも、言えることはただ一つ。
「誇り高き猛る赤い天龍よ、我が運命は汝と共に、この手に未来を掴み取ろう」
その左腕に宿るのは、朱炎龍ともう一つ―
「
―今ここに、赤龍帝ドライグが、現れる。
そしてその頃、紅真正一は追い詰められていた。
かろうじて聖槍の攻撃を食らうことだけは避けていたが、然し曹操の猛攻に押され、見事に追い込まれている。
そして曹操は平然としており、体力にも余裕があるのがうかがえる。
そんな彼は、ナチスドイツの服装をしている自分を見下ろして、軽く笑った。
「……聖槍の持ち主で一番凄い奴をと頼んだら、このメモリが来たのには笑ったね」
その言葉は、いったい誰に向けられたものなのか。
「確かに聖杯と聖十字架まで手にした彼は凄いけど、しょせんは歴史の敗者だ。まあ、俺も英雄として強大な存在を打ち倒すつもりで、早死にするとも思っているけどね。本来の曹操は個人でいうなら勝者と言っていいはずなんだけど……ねぇ?」
「ふふ、全くだな」
その言葉に、正一はあえて認める。
それに対して怪訝な表情を浮かべる曹操に、正一はハッキリと告げた。
「第一次世界大戦の敗北で大きく傾いたドイツは、アドルフ・ヒトラーによって立て直されたと言ってもいい。また彼の人種差別観は当時では比較的緩く、独裁政権も当時の国民達が民主的に彼を認めた結果と言っていい」
正一は、アドルフ・ヒトラーがとても問題のある人物だと言っていいとは思っている。
だが同時に、彼だけが悪役とするような考えなど持っていない。
「多種多様な状況が絡み合ったとはいえ、日本が第二次世界大戦に賛同しなければ、東南アジアを中心としたたくさんの国家は西欧列強の植民地のままだっただろう。ドイツはヒトラーがいなければ、第二次世界大戦を起こすどころか、世界でも類を見ない失敗国家になっていた可能性は確かにある」
彼は間違いなく優秀だった。少なくとも、彼自身はただの野望ではなく世界に対する強い理想を持っていたという事を、彼は歴史から読み取っている。
だからこそ、曹操という男がアドルフ・ヒトラーの力を使う事は認めがたい。
「ただの腕試し如きで世界を揺るがす存在が、大いなる正義や大義もちろん、世界に対する大いなる理想も野心も持っていない小物風情が、世界に対する野心を持っていた男を侮辱するような真似は、いくら悪人とはいえ可哀想だな」
ゆえに、彼は決意を込める。
強い敵意を込めて、覚悟を決める。
「あの変態に次ぐ愚か者め。お前のような者が、世界の命運に関わる事など許しはしない」
そう。彼は兵藤一誠ほどではないが、愚かなのだ。
大いなる力を持ちながら、世界を変えるのではなくただの腕試しだけで世界に挑む。
例え全面戦争をしてでも、人間が頂点に立つ世界を創造するといった理想や大義があるのなら、まだ彼に評価できるところはあっただろう。
だが、それがないなら愚かの極み。
ここでこの男の好きにさせるのは、大義と理想持つ真なる主人公がしていいことではない。
自分の敗北は、いずれ勝利する為の布石は、それに相応しい存在が必須だ。
誇り高きアースガルズの神としてふるまう悪神ロキか、大いなる野望を胸に秘めて邁進したリゼヴィム・リヴァン・ルシファー、世界の頂点を超える存在になることを目指すヴァーリ・ルシファー。
そんな彼らのような、世界を正すもの足る真の主人公に相応しき好敵手以外に、負けるなどということはあってはならないのだ。
「俺は勝つ。そして世界の光を増やして見せる。その為に、お前は邪魔だ……!」
ゆえに、正一は覚悟を決める。
時期尚早だが背に腹は代えられぬと、神器に力を込めたその瞬間―
「……なんだ?」
突如、曹操の胸から強い光が煌めく。
その突如の光景に怪訝な表情を浮かべるのは二人ともだが、曹操はその上で、苦痛を感じるかの様に胸を掴む。
「なんだ? 力が抜ける……いや、引きはがされる!?」
その力の奔流が、曹操から離れていく。
そしてその力は少しずつ、しかし確実に正一へと向けられていた。
その現象に、正一は自分の言葉を思い出す。
そう、アドルフ・ヒトラーは確かに救国の英雄でもあり、民の心を掴んだ指導者だったのだ。
確かに第二次大戦で彼がなした罪が大きいだろう。だがしかし、それは彼が理想を貫く為に命を懸けた証でもある。
そんな彼が、曹操のような理想のないくだらない中二病に使われることを望むだろうか?
もし死ぬその時に後悔していて、自分のような正しき道を歩もうとする者を見たとして、その姿に感じ入るものがないのだろうか。
自分なら、そんなことはない。断言できる。
ゆえに、正一は躊躇することなく手を伸ばす。
「……こい! お前が、俺のことを正しき者と認めるのなら! 今一度、世を正しく導きたいという願いを取り戻したのなら!!」
そう、ガイアメモリにおいて、一種の通説が存在する。
もっともどん欲にガイアメモリの力を求めた男が、その経験則から導き出した一つの言葉。
人とメモリは、惹かれ合う。
その瞬間、光となったガイアメモリは、正一の持つ聖槍に注ぎ込まれる。
そしてその瞬間、正一はその体の消耗を完全に回復。更には全身に紫の炎を纏い、曹操に反撃を開始する。
「おいおい冗談だろう!?」
とっさに星辰光で紫炎を踏んで飛び退るが、曹操は流石に動揺する。
ガイアメモリが登録されてない者に使用できることもそうだが、登録して取り込んだ自分から勝手に抜けるなど、想定外にもほどがある。
その曹操に言論でも有利に立つべく、正一は断言した。
「だからこそ、正しき道を生きる者に、正義を愛する心持つ者が力を貸さぬ道理なし!」
心から断言できるその思いを胸に、正一は反撃を開始する。
「――アドルフ・ヒトラーの末期の良心、この真なる道を歩む者が、必ず形にして見せる!!」
紅真正一は、人間という者が必ずしも素晴らしいものでないことを知っている。
紅真正一は、正義が必ず勝つというわけでないことを知っている。
紅真正一は、世の中に起きる出来事が、常に自分にとって都合がいいことでないことも知っている。
だがしかし。
紅真正一は、自分が常に素晴らしい者になろうとしているから素晴らしいものになって行っているという前提で行動している。
紅真正一は、自分が負ける時も死ぬ時も、「悪に負けて正義を示せなかった」としか悔やまない。
紅真正一は、自分にとって都合のいいことはすべからく自分にとって都合のいい背景や過程が存在すると盲信している。
ゆえにこそ、アドルフ・ヒトラーという人物が正義の心と正しき理想を持っており、その残滓が自分に共鳴したからこの奇跡を掴めたと信じて疑わない。
皮肉なことに、「正義が悪に負ける」「正直者が馬鹿を見る」ことを事実として認めているがゆえに、彼は彼の盲信が間違っているなどとは思わない。
そしてその頃、アザゼルは今まさに、窮地に追い込まれていた。
「……っとぉ!?」
「間抜けな声出すなや。……腕一本切り落とされて、よくそんな軽い声で済むなオタク」
それをなしたウェザーは、顔が見えていたら呆れている事が丸分かりだろう口調でそう返す。
今ここに至るまで、アザゼルは敵部隊を相手に無双一歩手前の戦闘を繰り広げていた。
出来た原因は単純明快。相手にとって伏せ札で、その上圧倒的な切り札を持っていたという点に尽きる。
それこそが、人工神器である|堕天龍の鎧《ダウンフォール・ドラゴン・アナザーアーマー》である。
契約する事に成功した、天龍に次ぐ高位の龍である五大龍王。その一角であるファーブニルをコアにした人工神器。その人工的な禁手である。
現段階では強制的にバースト状態にする為、短時間しか運用できず、コア以外は使い捨てになるのが難点。しかしその分性能は折り紙付きである。
おかげで初見の敵を相手に力押しで圧倒し、三割以上の兵器を戦闘不能にする事に成功。相手が軍隊である事を考えれば、全滅扱いで撤退に追い込めるほどの損害を与えていた。
そしてそれで終わらせる為に、鎧が限界を超えてもこちらが十分に戦える事を示す為、脅しとして大量の光の槍を具現化させたのだが、まさにそこを突かれた。
あえて背後に展開した光の槍の群れを強引につっ切ってきたウェザーが振るう剣によって、とっさに回避しながらも、アザゼルは腕一本切り落とされる事になる。
そしてアザゼルは、その腕を切り落とした剣を興味深げに見る。
見る限りはただの剣だ。それも、いわゆるマチェーテと呼ばれる鉈に近いタイプだ。というより―
「―昨日暇潰しに行った店で見たぞ。まじかよショックだ」
昨日ひやかしにいった店にあったはずだ。しかもかなり安かった。見る限り品質も悪かったので、こんなのを大量に仕入れた店が潰れないか気になったものである。
そんなもので異形の中でもかなり上位側である最上級堕天使の自分が腕を切り落とされた。普通に悪夢である。
だが、幸か不幸かアザゼルは頭がいい。そして神器研究の第一人者でもある。
ゆえに、そのマチェーテが神器で強化されている事には気づいていた。
「……獲物の強化とくれば
すぐにそう考えられる。
どちらの神器も手に持った者を強化する神器だ。
だがしかし、ウェザーが持っているマチェーテは、下手な聖剣を超える切れ味と聖なるオーラを持っている。
必然、目の前の男が禁手に至っていると考えるべきだった。
「ま、その辺は墓前で教えてやるよ。で? 片腕なうえ切り札がない状況下で、どうするんだ?」
そういうウェザーの周りでは、南洋同盟の機動兵器群が戦闘態勢をとっていた。
三割に損害が出て撤退するべき状況だが、自走不可能な兵器だけでいえば、精々一割五分といったところだ。
他はパイロットの生死に関わらず完全に破壊されているが、もしくは自走か飛行しての移動は十分可能な少破や中破程度。そして無事な戦力は七割以上。
そのうちの数割程度が一斉に武器を構えている。
「ま、世の中個体戦力差が「殺せる」範囲内なら、数が多い方が有利ってこった」
そううそぶくウェザーは、殺意を込めた視線をアザゼルに叩き付ける。
「―じゃあくたばれや。糞どもを蔓延らせる和平なんぞの所為で、俺の英雄街道がつまずくなんて論外なんでな」
そして、射撃するタイミングを伝える為に腕を振り下ろ―
『総督、そこを動かない!』
「―上かよ!?」
―す前に、上空からの殺気に気づいた。
とっさに腕を突き出せば、そこに具現化されるのは気象によって具現化される防壁。
暴風による軌道変化。圧縮された雪と雹に大量の水による緩衝材。
その厚さ数十メートルに及び防壁により、高高度から舞い降りるタングステン鋼製と思われる弾丸の雨あられは何とか食い止められる。
しかしそれだけの技を使って食い止められるものは、逆に言えばそれを持たぬものには食い止められぬということ。
とっさに創造系神器を流用したと思われる金属板による防御を敢行した機動兵器群も、少なくない数が貫通して更なる小破を頻発させる。
そして、それをなす存在が舞い降りる。
―それは、鋼の巨人と形容できる存在だった。
全高は5メートル前後。体格に比べて巨大な腕と、足首から下が存在しない、スラスターと一体化した最低限の降着装置としてのみ機能する脚部。
更に非常に大型と言っていいバックパックから展開される、二門の砲身と一対の翼。
それを見た瞬間、大型機グラヴィトルから様子を確認していたウォタラが、息を呑んだ。
『こちらと同様のコンセプトの機動兵器型人工神器か! ひゃっほう!やるじゃん
『研究室長、何一つとて隠せてません』
冷静なパイロットはウォタラのテンションにツッコミを入れながら、可及的速やかに攻撃を行う。
グラヴィトルの両腕に装備された多目的戦闘武装「フラッシャーファング」を展開。クローモードで発動する事で、攻撃を開始する。
対大型異形及び、敵に対する示威効果を重視したこの機体は、大型であるがゆえに人間サイズの敵に対しては下級クラスの掃討を基本としている。
ゆえに、グラヴィトルは大威力の近接戦闘能力を重視している。
光力式のブレードを形成するこの装備は、発信部を稼働させる事で重装甲の固定目標に穴を空ける為のドリルモード、それぞれの刃をぶつける事で大型のバックラーシールドとするシールドモード、そして四本をある程度自由な向きで対応するクローモードに変更する。
こちらは上級クラスの異形を殺す事も出来るが、然し機体サイズの都合上、どうしても人間サイズの異形相手には使いずらい。
必然的に、この機体は主力ではなくサポートとして立ち回るべき機体。ゆえに大型の存在との戦闘データは欲しいが期待薄だった。
それができる。少なくとも、ある程度の大型存在が目の前にある。
またサイズがあまり異形にもいないレベルなので、そういう意味でも貴重なデータである。機会があるのなら必ず掴むべきだろう。
その大人の判断で、想定外の敵という危険な対象にグラヴィトルのパイロットは果敢に挑む。
そして同時、その乱入者もまた両腕を構える。
クローアームを構え、そして真っ向から迎撃態勢に入る。
『総督は下がってください。ついでに戦闘テストもさせていただきます』
そう告げる救援に、アザゼルは苦笑を浮かべる。
言い訳ではなく本気で言っている。本気で助けに来たのだろうが、同時に本気で実戦テストもするつもりなのだ。
テストパイロットには適任だが、これまた
――あの、死んだような眼と顔だった奴が、ここまでよく変わったもんだぜ。
自分の育て方に問題があったのかとヴァーリに対して自嘲した後で、条件は違うとはいえこういう成長を見る事が出来るのは救いなのかどうか。
そう苦笑しながら、アザゼルは声を張り上げる。
「リースリア! どっかの誰かさんがソレと同じコンセプトで作った神器応用技術相手に、
その激励を受け、コックピットでリースリアは苦笑する。
事情は分かった。敵も分かった。
なら、彼女としては負けるわけにはいかなかった。
神の子を見張る者が開発した、大型人工神器。その名も蒼穹二型。
量産までされた正式採用機相手に、試作型で勝利を掴むのは大変だろうが、しかし出来てこそ神の子を見張る者らしいあり方だろう。
ゆえに―
「了解! 五分で吹っ飛ばします!!」
はい、そういうわけでイッセーだけでなく正一も覚醒し、更にピンチのアザゼルに助っ人乱入。次回が事実上のヴァンパイア編ラストバトルです。
まずイッセーですが、前回説明したとおりに赤龍帝の籠手の力を憑依させる星辰光です。
通常状態では通常状態が限界ですが、発動値に到達することで赤き龍の隻腕の乗田に合わせてブーストします。つまり三叉矛や真女王形態に到達した場合、赤龍帝の籠手もそれに合わせてブーストします。
一方正一は「人とメモリは惹かれあう」理論に基づき、アドルフ・ヒトラーメモリを奪い取って覚醒。疑似的に聖十字架や聖杯すら使うという、曹操を超える適合値が原因です。
もっともこれは曹操のミス。普通に選べばいいものの「聖槍使いのメモリで最強」なんて言ってしまったせいで、あまり相性のいいメモリが得られなかったことが原因です。次に出てくるときは、別のメモリを使ったことでもっと強力になる予定です。
そしてウェザーの隙を逃さない不意打ちでピンチになりながら、増援が文字通り舞い降りたアザゼル。
ウェザー(仮称)はとにかく強敵です。神器もちな上にかなりヤバイ領域に至っている連中なので、ストーリーがどれだけ進んでも強敵ポジションを維持できる設定にしています。ある意味ウェザーを持つのにとてもふさわしい能力を持つ男といっておきます。
そして助っ人は人型ロボット。ロボットのイメージは紅蓮系列にガロッゾとマン・ロディを少しずつ混ぜ込んだ感じです。あの二機は好きなMSでもあります。
プライベートはロマンに生きるウォタラのテンションを上げたこの機体、搭乗者のリースリア込みで大暴れするのも次回の予定です。
あ、それと説明が足りなかった部分があるので、設定資料ページの追加がまだになりそうなのでご報告を。
南洋同盟が使用するサウスシャフトに使用されるサウスメモリはギジメモリです。イメージとしては仮面ライダーアクセルのエンジンメモリを想像していただけるといいかと。
基本的には南洋同盟の精鋭用の装備としてサウスシャフトがあり、頭文字S縛りでいくつかのモードがあり、使い捨てにすることでその頭文字の単語に応じたマキシマムドライブがあると思っていただければ。
一応ロストドライバーで「S」縛りの、シャフト系装備保有型の仮面ライダーを作ろうかとは思っています。