ハイスクールD×D×R 転生者たちはイレギュラーズ 作:グレン×グレン
まあ、今回は序の口レベルなんですけどね。
とある夏の暑い日。具体的に言うと終業式が終わった昼。
俺たちは、家でそうめんを食っていた。
暑い日はそうめんだな。なんていうか、風流?
だがしかし、そうめんだけで終わらないのがこの家である。
兵藤夫妻だけならともかく、ディーザさんがいる時にそれはない。
「栄養バランスがほぼ炭水化物など論外です。食事は毎食、ある程度は各種栄養を取れるものでなくてはいけません」
と、ディーザさんがかき揚げを含めた三種の天ぷらを全員分揚げている。さらに天つゆと麺つゆも自作している念の入りよう。
いや、実においしそうな昼飯だな、おい。
「これが日本のパスタの一つか。うどんやそばにきしめんと、日本には独自のパスタが多いんだな」
「……あのさ、そばって小麦粉じゃないけど一緒くたでいいの?」
「混ざってるからいいんじゃないかしら?」
と、感心するゼノヴィアに桃華と幸希が会話を弾ませる。
あ、そういえばそばって小麦粉も混ぜてるんだよな。その割合でいろいろと別れるぐらいか。
……そしてうどんにきしめんにそうめん。ほかにもいろいろあるらしいな、日本の小麦麺。
機会があったら食べ比べ溶かしてみようかとすら思ってきたぞ?
「……イッセー。ぼさっとしてたら天ぷらもらうわよ?」
「……ってちょっと!? もう箸のびてるぞトレイヤ!」
「トレイヤ。あなた、すでに追加用にハンバーガーを注文しているの知ってますよ? 横取りする暇があったらしっかり食べて受け取る準備をしてください」
と、トレイヤに狙われたイッセーの天ぷらをディーザさんもかばっている。
そしてふと、俺はゼノヴィアに目を向ける。
……ふとした瞬間、ゼノヴィアの視線がイッセーに言っている。
ちなみに、イッセーがミカエルさんを探していたのは原作とほぼ同じ。ほぼがついているのは原作とは違い、ゼノヴィアがいなかったこともあって補足説明が足りていなかったので、そのあたりの説明を要求したりしたのである。
幸か不幸か紅真はアドルフ・ヒトラーメモリによって何かないか確認されていたためで遅れていた。こっそり様子を見に行ったら「なんてことだ。素晴らしき者たちが変態の毒牙に……っ!」とへこんでいた。
まあ、いいことをしたのでさすがに叩き潰すような真似はしなかったのが幸運ではある。不幸中の幸いだな、うん。
そしてそれに奮起して「あの男をどうにかできる力がなければ」と猛特訓している。しかもただ特訓するんじゃなく、定期的に休息を入れている間により効率的なトレーニング方法を編み出すためにいろいろ調べているらしい。
そういうことができるのがやつの難点だ。根性がある根性だけじゃない奴は普通のびる。
俺は、紅真正一がイッセーより持っているやつだとは思ってない。だけど、持ってないからこそ根性だけでは伸ばせないものがある以上、それを補う方策をとっているわけだ。これはめんどい。
まあそれは置いておいて。
ちらりと見た感じ、ほんのり頬が赤かった。
俺はふと、幸希に視線を向ける。
幸希も気づいていたのか、俺と目線があった。
俺たちはうなづいた。
―これは、いい感じか?
―いい感じよね、これ。
……よし! よくやったイッセー!
もとからゼノヴィアは紅真を嫌っていたが、これはいい傾向だ!
あいつの問題児っぷりから考えて、何かしてくる可能性は考えられたからな。なのでやばいことにならないのは実にラッキーだ。
その調子でゼノヴィアにフラグを立て続けろ! デートとかの話になったら、幸希がオフを与えてくれるから!!
「だけど、本当にいいのかしら? 家事代行サービスまで雇ってもらっちゃって」
と、そうめんをつついていたお袋さんが幸希にそう尋ねる。
ん? 何の話だ?
家事代行サービス?
俺が首をかしげていると、幸希はむしろ済まそうな表情だった。
……口に入れていたそうめんをすするのがシュールだった。
「いえ奥様。これだけ大きな家を提供しておきながら、その分発生する家事の負担に対して無頓着だったのはこちらの不手際です。こと夏休みは職務的な都合でイッセー達を冥界に連れて行くので、なおさら家事の負担が大きいですから」
ああ、そういうことか。
夏休みはグレモリー眷属が冥界に行くし、冷静に考えれば念のために俺たちも行くべきだよな。
そしてこの家、めっちゃでかい。だから俺たちも家事を手伝っているけど、それでもでかい。
だから夏休みの間は、家事代行サービスでしのぐって腹か。
……普通に家事手伝いを雇うって発想はないのだろうか? 幸希とアジュカさんならメイドの十人ぐらい簡単に用意できそうなんだけど。
……そう。俺たちはこの夏、冥界に行く。
そして問題するべきは二つ。
グレモリー眷属に紅真正一がいるということ。
そして、グラシャラボラスの時期当主代理が、ゼファードルではなく、レディッドの主であるグマリオ・グラシャラボラスになったということだ。
いろいろと手をまわしていたが、結局本来のグラシャラボラス家時期当主は打ち取られたとのことらしい。
だからこそ、何かしらのイレギュラーが発生しやすい。
俺達が行くことでさらなるバタフライエフェクトが発生する可能性があるけど、だからといって何もしないという選択肢だって存在しない。
この期間のトレーニングは必須だからだ。しとかないと、そのあとのインフレに対抗する下地が生まれない。
さて、吉と出るか凶と出るか。
………本気で心配になって来たな、オイ。
赤龍:朗報ー。こっちはドライバー完成したぞー
約全員:おおめでたい
大☆罪:オリジナルでライザーとドライバーを作るというのは面倒だったろうに、よくやったな。こっちは原作のままでいく予定だから問題なかったんだが。
赤龍:いや、技術試験用ならともかく、本格的に使うならオリジナルで行きたくてな。ほら、ゼロワン系列の変身アイテムって基本所属勢力の名前が最初に来るんだろ?
粉☆砕:なかなかやるわね。ガイアメモリの方のあいつも独自開発してるけど、やっぱりあっちも作る?
メカメカメカ:その場合、ベルトじゃない形がいいでしょうね。あの系列は変身用装備が二種類ある者。
大☆罪:なるほど。なら下部部隊用はそっちを考慮してみるか。
千年三十六万五千歩:おいおい。確かにめでたいが、肝心なことを忘れてどうする?
粉☆砕:あ、そうだったわね。報告しとかないと。
メカメカメカ:シャルバたちは早めにイベントにちょっかいかけるみたいよ。あと、神聖十字軍団も聖槍持ち以外を挨拶に向かわせるみたい。
粉☆砕:南洋同盟も冥界での戦闘データをとるために協力する予定ね。元龍王のタンニーンにちょっかいをかけるみたい。
メカメカメカ:こっちも三機種全部一種類ずつ提供してるわ。そのテストはシャルバたちの支援でする予定ね。
大☆罪:はっはっは。……私と赤龍が大変な目に合いそうだから、具体的にどんな感じで仕掛けるか教えてくれないか?
メカメカメカ:隠密暗殺&大は小を兼ねる・アクティブステルスガンシップ・海戦兵器驚異のメカニズムの三本立てね。
赤龍:いやそっちは知ってる。具体的な設計コンセプトも何度も読んだから。
粉☆砕:まあいいじゃない。私もその時は参加するわ。盛大に暴れたいもの。
千年三十六万五千歩:これはなかなか面白そうなことになりそうだ。いや、本当に楽しみだな。
千年三十六万五千歩:というより、最もうまくいけば現四大魔王の名声は地に落ちるな。大丈夫か?
大☆罪:まあそれは希望的観測だがな。しかし彼らの名声をある程度減らせなければ、このチートを求めた意味がないというものだろう?
……と、とりあえずゼロワン系列変身アイテムのアイディアは纏まりました。ちょっとその、なぜかガイアメモリ系列のアイディアが一つしか応募されなかったので、ひねるのが大変だったぜ!
とりあえずライザー系列で二種類アイディアは纏まりました。あとはドライバーの名を冠する手合いも用意したいですが、こっちはもうちょっと後回しにできるので問題なしです。
そんでもってまあ、仮面ライダー系列を使う予定の冥界側五大星天。彼らによって現四大魔王がピンチになるのは確定事項ですが、相手側も予想している通りあっさり完封ってことにはならないです。
このライダー系転生得点以外にも星辰光も出す予定ですし、アジュカがすでに星辰奏者になっているのは確か本編で書いてますし、まあどっちも禍の団編では出番があまりないので、ここらでお披露目する感じですね。
敵側は実にチートですし、アジュカもアジュカでやばいのを出すので、そこはお楽しみにしていただけると嬉しいです。