それではどうぞ
セーフハウスの襲撃から少し経ち、ウルフ達はセーフハウスに戻っていた、そこにはきれいさっぱりと銃痕や薬莢等全てがきれいさっぱりと無くなっており、死体も片付けられていた、血痕の跡も無く何事も無かったかのようにきれいになっていた、ウルフ達は各々自由に過ごす
ウルフはテレビを見ていたり、ベアはミニガンの分解メンテナンスをしたり、シャークはグルメ情報本を読んでいたり、フォックスとライオンはチェスで遊んでいたりと、割と慣れてる感じであった、ライオンはチェスしながらフォックスに尋ねる
ライオン「ウルフ達はいつもこんな感じなのか?」
フォックス「ん?ああ、そうだな、いつもこんな感じだ」
ライオン「なるほど、普通に過ごしているんだな」
フォックス「ああ、普通だな、これでどうだ」
ライオン「なるほど、チェックメイト」
フォックス「な!?いつの間にポーンがクイーンに……負けた」
ライオン「フォックスは慎重に考え過ぎだ」
フォックス「そうだな、善処しよう、賭け事していたからな、何か食べたい物とかあるのか?」
ライオン「特に食べたい物は無いが、海に行ってみたい」
ライオンの何気ない一言にウルフが反応して、フォックスとライオンがいる所にウルフが話しかける
ウルフ「ライオンは海に行った事がないのか?」
ライオン「ああ、そうだな」
ウルフは何かを閃いたような顔でフォックスに言う
ウルフ「フォックス、ベア達を集めろ」
フォックス「オッケー」
そうしてウルフ達は集まり、ウルフからとんでもない事を言う
ウルフ「皆良く集まってくれた、俺達はこれから夏の海の家やショップに強盗を仕掛ける」
ライオン「待ってくれ、何故そうなる?」
ウルフ「ライオンは海を見たいのだろう?仕事をしながら海を眺めるのも一興だぞ」
ライオン「別に強盗しなくても良いだろ」
ウルフ「まぁ仕事の依頼が以前からあったからな、それの消化をしたい」
ライオン「依頼があるのなら何も言わない」
といった具合にライオンは渋々引き下がる、仕事の依頼内容は簡単で誰かが嫉妬に哀れんだのか、依頼料もなかなか良く海の家やショップ等の売上金は全て貰って良いという好条件であった
一通りウルフは説明した後に全員マスクを被り、ワゴン車ヘ乗り込む
ワゴン車に揺られ数時間して海に到着してワゴン車を路地に止める、そして装備を着用している時にライオンの姿が無いことに気付いたウルフはライオンを探す、ライオンは路地の曲がり角でずっと何かを見ていた
ウルフはライオンに話しかける
ウルフ「ライオン黄昏に浸るのは良いが準備はしたのか?」
ライオン「あ、ああ、すまない海がすごくてな」
ウルフ「分かった、5分やる、それまで眺めてろ」
そう言ってウルフはベア達の所に戻る、ライオンはただ海から来る潮風と漣の音を静かに聞いて眺めていた
そして、時間になりウルフはライオンの肩に手を置き終了の合図をする、ライオンはマスクを被り頷く
ウルフ達もマスクを被り銃を構え、路地から出る
海水浴場は多くの賑わいを見せていた、家族連れで海の波を楽しんだり、カップルで水の掛け合いやビーチパラソルの下で日光浴を楽しんだりしてる人や、砂浜でビーチバレー大会等が執り行っていたりもしていた、そしてウルフ達が目標としている海の家やショップ等も多くの客で賑わいを見せていた、ウルフ達に気付づく様子も無くウルフは指示を出す
ウルフ「ベアとシャークは海の家をやれ、俺とフォックスとライオンはショップをやる」
ベア「オッケー、俺達はお前らの騒ぎに合わせる」
ウルフ「そうしてくれ」
そう言って二手に別れる、ウルフ達はショップの前まで着くと警官がたまたま通り掛かり武器を携えているマスクの集団に警官は警戒しながらウルフ達に声をかける、その時にウルフは警官に向かって銃を構える、すかさず警官も懐から銃を取り出すも、ウルフが発砲し警官は射殺される
その銃声を聞いた客達は一気に悲鳴に変わり、店から人々が出て来て通りにいる人々も逃げていく、ウルフ達の騒ぎと海水浴場からの悲鳴も聞こえベア達の方もウルフ達に合わせて騒ぎを起こしていく、ウルフ達は店の中にあるレジや金庫を開けて中身の現金を奪って行く、そしてパトカーがやって来て警官が店に突入するが同時にライオンの持つ銃が警官を次々に射殺して行く、その後SWAT隊が到着してウルフ達がいる店へ盾持ちとアーマー隊員が突入するがライオンにより撃退される
そして、新しく投入されたと思われるSWAT隊員の姿が見え、暗視ゴーグルを着けており服装は軽装といった比較的動きやすいように見える、その隊員がスモークをフォックスに投擲して視界を遮る、そしてその隊員は一気に駆け出してフォックス目掛けて蹴り技を行いフォックスを押し倒す、その後、追撃と言わんばかりに警棒でフォックスに殴りつけフォックスも銃を盾にするが全く起き上がれず、ウルフがそれに気付き暗視ゴーグルの隊員を射殺してフォックスヘ駆け寄り腕を掴み立ち上がらせる
ウルフ「大丈夫か?」
フォックス「すまない、大丈夫だ」
ウルフ「油断するな、次は気をつけろ」
そう言ってウルフ達は店へ出る、そこにはSWAT隊員が群れをなすかのようにウルフ達へ次々に射撃する
一方ベア達は銃を一般人に向けないように真上に向けて発砲して海の家の人々を退けていた、店の中に人がいなくなり、ベア達はレジや金庫を探し開けて行く、ベアは金庫開けをシャークに任せて外から来る警察に備えていた、その時ベアの頭目掛けて飛び蹴りを喰らい、ベアは倒れるその物音を聞いたシャークが銃を持ってベアの方を見る、ベアが倒れており何があったのか分からず、その時自身の真横で音がなり視界を音がなった所へ移そうとした時に視界の端で何者かが自身に殴りつけようとしている事に気付き、慌てて一歩後ろに行くと同時に銃でガードしようと動き、間一髪でガードしたのと一歩後ろに下がった事により奇襲は免れる、そしてその人物は猫耳を生やし小さい女の子であったが、銃をガードした時に、重いパンチだった為、女の子に問いただす
シャーク「お前、グリフィンの人形か?」
???「よく分かったね、私の名前はIDWだにゃ」
シャーク「なるほどな、お前の飼い主はどこ行ったんだ?」
IDW「もしかして指揮官の事かにゃ?」
シャーク「そうそう、指揮官っていうのはこんな猫まで飼いならせないとはどうしようもないな」
その時、IDWは激しく怒っているのか睨み付け始める
IDW「私の事を侮辱するのなら受け入れるにゃ、ただあの人を侮辱するのなら許さない!」
IDWは駆出そうとした時に、不意に後ろの気配に誰かがいるという直感で振り向くとベアが両手拳を重ねてIDWに殴りつけようとしていた、咄嗟に腕でガードした時にIDWの足場の木材がメキっと音を立てる、IDWの咄嗟のガードで良かったがベアが繰り出す蹴り技が腹部に命中してIDWは大きくよろめき、それをチャンスと思ったベアはIDWの首を片手で掴み持ち上げる、首を掴まれたIDWは両手でベアの腕を離そうとするが、あまり力が入らず徐々に意識が遠のいていく、ベアはそのまま首を絞めようと力を入れていると目の前に
IDW「あああああああああああ!!!」
と大きく叫び勢い良く床に倒れ込む、切り落とされた腕からは人工血液が吹き出しておりIDWは苦悶とした顔でシャークに睨みつける、シャークはマチェットをしまいそのまま立ち去り、ベアは可哀相と思ったのか医療キットをIDWの前に置いて立ち去る
IDW「屈辱だにゃ、敵に情けを掛けられたにゃ……」
彼女は吹き出す血液を止血しようと医療キットを使う
ウルフ達は大通り銃撃戦をしてベア達が戻るのを待っていた、しばらくしてベア達が来て合流して路地の方に停めてあるワゴン車に乗り込み、走り去る
車内にてシャークがベアに聞いていた
シャーク「ベアあの子に医療キットを渡してくれたか?」
ベア「渡しては無いが、目の前に置いた」
シャーク「そうか、すまねぇな」
ベア「いいさ」
ウルフ「何かあったのか?」
シャーク「後でセーフハウスで話す」
ウルフ「分かった」
そのままワゴン車は走って行くのであった
夏の気分を台無しにさせていくウルフ達がいいですねぇ
次回もお楽しみに