ギャング達は今日も強盗を起こす   作:爽やかなマスク

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めちゃくちゃお待たせしまい本当に申し訳無いです

色々と度重なる仕事に四苦八苦です(笑)

それではどうぞ


シャークの過去

ウルフ達はクラブハウスと404小隊の追跡を振り切りセーフハウスにいた

ウルフ達はヘリを隠した後に全員で2階に上がり各々ソファや椅子に腰を掛けたり壁に寄りかかったりとシャークの話を聞く

 

シャーク「俺はUMP45を憎んでいる」

 

開口一番にシャークは言うとウルフが聞く

 

ウルフ「そいつに金でも取られたのか?」

 

シャーク「そうではない、奴は45は俺の大事な者を殺した」

 

ウルフ「大事な者?」

 

シャーク「これから話をする」

 

〜シャークの回想〜

シャークはメンテナンスルームにて人形の足や腕戦闘で傷ついた人形もベッドに寝かせて修理作業をしていた、シャークは腕に付いている装置のキーボードを打ち、そして機材にも同様にキーボードを打つ、両方見ながら操作していた

そして、傷ついた人形は目を覚ましてシャークに聞く

 

傷ついた人形「どう?あたいの腕?」

 

シャーク「動けるさ、まだまだ君は活躍出来る」

 

傷ついた人形「良かった、あの子に心配されちゃったから」

 

シャーク「以前に君が言っていた妹分か?」

 

傷ついた人形「そうだよ、そういえば紹介してなかったね、今度紹介してあげるよ!」

 

シャーク「楽しみにしてる」

 

シャークは傷ついた人形の修理が完了し少女に動作チェックを行う

 

シャーク「腕は動かせそうか?」

 

少女「うん、問題無いみたい」

 

シャーク「そうか、じゃあ気をつけろよ」

 

少女「うん!じゃあね!」

 

少女はベッドから降りてシャークに手を振りながら駆け出して行きメンテナンスルームから退室する

シャークも手を振り返して機材の片付けに取り掛かる

 

月日が流れシャークは故障した人形のパーツを修理していた、機械では直せない繊細な箇所や配線の一部を丁寧に整えながら修理していた、メンテナンスルームに一人で黙々と作業している時にメンテナンスルームの扉が開く音がして振り向くとそこには以前に腕の修理をした少女が立っておりシャークは異変に気付き近づく、すると少女はシャークに襲い掛かる

少女は無表情でシャークに右ストレートを放つ、シャークは受け流して少女の背中に回り込む

シャークは少女に首締めを行い、少女は振りほどこうともがいて抵抗するが次第に弱まり気絶をする、シャークは少女をベッドに寝かせ拘束具で縛り目を覚ますのを待つ

そして少女は目を覚ましてシャークに話す

 

少女「あれ?あたいってまたここにいるの?」

 

シャーク「ああ、またな」

 

少女「そうなんだ、あたいまた迷惑を掛けたんだね」

 

シャーク「迷惑では無い、それにそう思うなって何度も言ってるだろ?」

 

少女「そうだったね」

 

少女は笑顔でシャークに話し、シャークは拘束具を外して機材の準備をする

そして、シャークは機材の起動をして少女に言う

 

シャーク「さて、UMP40俺はお前のメンテナンスをしなきゃいけない、眠って貰っても?」

 

UMP40「うん!お願いね」

 

UMP40は瞼を閉じて眠り、シャークは機材からケーブルを出して頭部と腕に繋げる

シャークはUMP40の中にある謎のプログラムを削除したり書き換えたりと作業をする、ある程度進んだ段階でシャークはUMP40の中のプログラムやメンタルモデルを確認すると謎のプログラムのダウンロードが進んでいるのが分かり、シャークは手早く自身の腕に付いている装置を起動してキーボードを打ち込んでいき、機材も操作をする、そしてそのプログラムのダウンロードの進行を止める事に成功する

そして、UMP40のプログラムやメンタルモデルの状況を確認して作業していく

シャークは腕を直していた時を思い出しながら作業を進める

 

シャーク(あの時よりひどいな、腕を破壊して何とか防いだがなかなか骨が折れそうだ)

 

シャークは謎のプログラムやインストールをした物をデータとして集めて解析をしていたが何なのかが分からず途方に暮れていた

そして、UMP40の修復作業が終了して集められるだけデータを集めて別の機材に保存をする

そしてUMP40に繋いでいたケーブルを取り外しUMP40を起こす

 

シャーク「おーい起きろ、眠り姫さん」

 

その一声に瞼を開けてシャークを見る、UMP40が口を開く

 

UMP40「ごめんなさい、あたいのメンテナンスをして貰って」

 

シャーク「良いんだ、仕事だからな、……UMP40単刀直入に聞こう、何のプログラム何だ?」

 

シャークはUMP40を見つめるが濁らせる

 

UMP40「あたいにだって分からない、でもあなたが直してくれる事を信じてるよ」

 

シャーク「そうかい」

 

シャークは機材の片付けをしようとした時にUMP40が呟く

 

UMP40「いつもありがとう

 

シャーク「ん?何か言ったか?」

 

UMP40「何でも無いよ!」

 

UMP40は元気よくベッドから飛び起きてメンテナンスルームを出て行こうとした時にUMP40は振り返り大きく手を振ってシャークに言う

 

UMP40「また来るよ!」

 

シャーク「おう、気をつけろよ」

 

UMP40は勢いよく出て行く、シャークはUMP40から出てきた謎のデータを解析する

 

シャーク「さて、何の物なのか見るか」

 

シャークは端末機器を起動させて1つ1つ解析していく

そして、シャークは解析した物の中から見たことが無いデータが出てくる

 

シャーク「これは…なるほど」

 

シャークは何かを納得した様に頷き端末機器を打ち込んでいく

しばらくして数日が経ちシャークはUMP40の為に作った試作のプログラムが完成間近に迫った時にメンテナンスルームの扉が開きシャークは振り向く

そこには鉄血の人形が3体がおりその内の1体が言葉を発する

 

???「人間……コロス…」

 

発したと同時にシャーク目掛けて3体がメンテナンスルームへ入ってくる、シャークは護身用の拳銃を引き抜き3体の人形に向けて発砲する、その内の1体は頭部に命中して崩れるがその人形を盾に2体ともシャークに突っ込む

シャークは発砲するが盾にされた人形に全て命中し盾にした人形がシャーク目掛けて投げる

シャークは投げ飛ばされた人形を防御して仰け反り再度銃を構え直すがシャークは腕を捕まれ銃を叩き落とされそのまま殴られてシャークはもろに顔面を受ける、あまりに強烈だった為に軽く脳震盪が起こりふらつく

追撃と言わんばかりに2体の人形が殴り掛かる

シャークはふらつきながらも避けようとするが思った様に体が動かず2体の人形に殴り飛ばされシャークは倒れる、それと同時に2体の人形は蹴りや踏みつけを行いシャークに攻撃する

シャークはされるがままに攻撃を受ける、そして2体の人形はシャークが動かなくなったのを確認してメンテナンスルームから出て行こうとする

シャークは全身血だらけの状態でゆっくりと立ち上がりベッドの下に隠していたマチェットを取り出す

そして2体の人形は気づく事なくメンテナンスルームから出ようとする、その背後をシャークはマチェットで攻撃して2体の人形の首を切断する

2体の人形は崩れ落ちて動かなくなる、シャークは壁を背にして端末機器を起動して完成間近の試作プログラムを作り完成させる

それと同時に施設内に警報音が鳴り響く、シャークはため息と悪態をつきながらゆっくり立ち上がる

 

シャーク「クソが、次から次へと」

 

シャークは片足を引きずりながら医療箱を取り出して片足や腕などの治療をする、全身は包帯が半分以上占めていたがシャークは自身の応急処置を終えて端末機器を起動する

そしてUMP40の居場所を突き止めてその場所に向かう、シャークはマチェットと護身用の銃を拾いあげてリロードをし端末機器とケーブルを持ってUMP40に向かう

道中は警報音と銃声に悲鳴がそこかしこから出ておりシャークは足音や気配をなるべく出さずにゆっくりと向かう、シャークは通路に出ると左手にガラスで下の階が見えるようになっておりそこには鉄血の人形とエリート人形が従業員を集め液体を掛けて焼き殺したり1人の従業員を吊るしてその場で解体したり等地獄の様な様子でありシャークは舌打ちをして小言をする

 

シャーク「チッ、俺も捕まったらあんな感じにされるのか、早く彼女の元に向かわないとな」

 

シャークはその通路を出ると壁には血の後がそこらじゅうにあり、その中に警備スタッフの死体が壁を背に横たわっておりシャークは警備スタッフが持っている装備を持って行く

そして、まだ息があるスタッフがおりシャークはそのスタッフの手当をしようとするがスタッフはシャークに突き放して言う

 

警備スタッフ「さっさと逃げろ、殺されるぞ」

 

シャーク「……そうかい、手遅れの様だな」

 

その警備スタッフは腹部をめった刺しにされており血はどんどん出ていた

そしてその警備スタッフは息絶えたのか、動かなくなりシャークはそのまま進む

そして進んだ先の部屋から白い髪のロングヘアに両手には見たことが無い武器を持った女性が出てくる、シャークはその場で警備スタッフの死体と紛れて死んだフリをして遠ざかるのを待つ

その女性はゆっくりとシャークが通った道を進むと途中で立ち止まり警備スタッフにトドメと言わんばかりに片っ端から刺して行く、そしてその女性は何かを探す様に呟く

 

女性「ん?おかしいな、この辺りにまだ息がある玩具がいたんだが死んだのか?」

 

その女性が言う玩具とは先程シャークが手当をしようとした警備スタッフの事を言っておりシャークは固唾を飲んでその様子を見守ると別の通路から鉄血人形が現れてその女性に言う

 

鉄血人形「アルケミスト様、メンテナンスルームに向かった人形達との連絡が取れません」

 

アルケミスト「そうかい、じゃあそっちに向かうとしよう生かして捕えて拷問だな」

 

アルケミストはその場を去る時に一度振り返り死体を見渡しシャークの目の前まで来るが一言呟いて去って行く

 

アルケミスト「気のせいか」

 

アルケミストは立ち去りシャークはしばらく死体のフリをして起き上がり死体の血を浴びるがシャークは気にせず通路を進む

途中で止まり端末機器を操作してUMP40がいる場所を確認して再び歩を進める、進んだ先に格納庫でありそこには警備隊と鉄血が銃撃戦の真っ最中であった、シャークは手前にある障害物に屈んで格納庫の先の通路を目指す

警備スタッフ達は明らかに劣勢であった、鉄血は数の暴力で攻めており警備スタッフは質でこそ勝っても数で押し切られていた、シャークは警備スタッフの援護として自身が持つ端末機器を持って防衛兵器の起動を試みる、すると警備スタッフの1人がシャークに近づき言う

 

警備スタッフ「そいつを起動できるか?」

 

シャーク「今やってる、少し待ってろ」

 

警備スタッフ「ありがたい、援護する」

 

警備スタッフはシャークに近づく鉄血兵へ攻撃し注意を引きつける、そして防衛兵器の起動が成功して防衛兵器は鉄血兵へ攻撃する、鉄血兵は防衛兵器が起動した事により近づく事が無くなったがそれでも数で押して来る

警備スタッフはシャークを引き連れて格納庫の扉を開けるよう促す

シャークは格納庫の扉へハッキングをして扉を開かせる事に成功する、警備隊と従業員の一部が格納庫の外へ出ていく

 

警備スタッフ「ありがとう、これで脱出できる」

 

シャーク「いいさ、早く行け」

 

警備スタッフ「お前は脱出しないのか?」

 

シャーク「俺はUMP40に用があるんでな」

 

警備スタッフ「……俺も行こう」

 

そう言うと別の警備スタッフ達が言う

 

警備スタッフA「隊長!我々も」

 

警備隊長「副隊長、君達は来なくていい」

 

警備副隊長「しかし!」

 

警備隊長「この事を本社に知らせる義務がある筈だ!」

 

警備副隊長「……了解しました」

 

シャーク「話は纏まったか?」

 

警備隊長「ああ、すまない、行こう」

 

シャークと警備隊長は格納庫の奥の通路へ進む

格納庫の通路から出て工場の搬入ゲートへ来た時に搬入ゲートは既に鉄血兵が占領しており辺りは血だらけであったそしてそこには大量の死体が山のようになっており積み上がっており鉄血兵は死体をその山に投げ捨てていた、シャークと警備隊長はその残虐性に吐き気が出るも何とか堪えて搬入ゲートを通り抜ける、幸い鉄血兵はその山の近くにしかおらず搬入ゲートの警備はしていなかった為、搬入ゲートを抜ける

搬入ゲートを抜けた先にUMP45 が別方向へ逃げるのを確認してシャークは嫌な予感をしていた、急いでUMP40がいる方に向かうと彼女が横たわっているのを見てシャークは駆け寄り抱き寄せる

UMP40は額に銃跡があり人工血液が流れていた、シャークは彼女を抱きしめながらすすり泣く、警備隊長は周囲を警戒して落ち着いたのを見計らってシャークに聞く

 

警備隊長「おい、しっかりしろ、君は彼女とどういう関係だ?」

 

シャーク「俺にとって彼女は娘だ」

 

警備隊長「娘?」

 

シャーク「ああ、俺はあの戦争のせいで家族を失って以来喪失感と虚無感に襲われて俺は生きる屍だった……だがこの娘と出会いそして約束をしたんだ」

 

警備隊長は黙った状態で周囲を警戒して銃を構えていた

 

シャーク「この娘の中にあるネットワークの排除、それが約束だった…………だがそれが果たされぬまま出来なかった……」

 

シャークは再びすすり泣きUMP40を抱きしめる、魔の悪い事に鉄血兵が現れたがシャーク達に気づいていなくそのまま別の方向に歩き通り過ぎる

警備隊長はホッとしたが警戒は続けていた、シャークは落ち着き続きを言う

 

シャーク「この娘を殺した奴を復讐してやる、絶対に楽には死なせない」

 

シャークは自身の左腕にある端末機器を起動してUMP40へケーブルを繋げる

そして、キーボードを打ってすぐにケーブルを引き抜き警備隊長へ言う

 

シャーク「……すまない警備隊長、取り乱した、脱出しよう」

 

警備隊長「了解した」

 

シャーク達は元の道へ戻り格納庫の扉までたどり着きあと一息という所でアルケミストが現れる

防衛兵器は既に破壊されて突破されており鉄血兵が雪崩込んでいた、そしてアルケミストは警備隊長とシャークを見つけてテレポートしてやって来る、警備隊長はすかさず武器を構えてアルケミストを見据える

アルケミストはニヤニヤしながら映像の端末機器を取り出して警備隊長へ見せる

 

アルケミスト「よぉ、お前が警備隊長だな、今からとっておきの物を見せてやるよ」

 

アルケミストは映像を再生するとそこには脱出した筈の隊員と一部の従業員が射殺されていく映像であった

 

警備隊長「……貴様よくも仲間を」

 

警備隊長は怒り引き金に指をかける、そして発砲しかけた時に映像がまだ再生しており副隊長を拷問してる映像が出て警備隊長は絶句していた、副隊長は殺してくれと大声を発しながら映像は止まる、アルケミストはケタケタと笑いながら警備隊長へ見据える

 

アルケミスト「お前らは既に包囲されてるんだよ、諦めて殺されろ」

 

アルケミストはテレポートして警備隊長へ攻撃をする、警備隊長はテレポート先に現れたアルケミストを攻撃しアルケミスト自身が驚き銃弾を喰らう、喰らったのは右肩であり痛みよりもどうして移動先を予知出来たのかという表情であった

 

アルケミスト「……お前、なかなかやるな」

 

警備隊長「てめぇは楽に殺さねぇ、絶対にな」

 

警備隊長は射撃してアルケミストを狙うがアルケミストはテレポートを多用して回避していた、シャークは警備隊長との攻防戦に参加しようとした時に警備隊長が言う

 

警備隊長「邪魔だ!お前はさっさと扉を閉めて脱出しろ!」

 

シャークは言われた通りに格納庫の扉へ駆け込むと鉄血兵がシャークに向けて発砲をする、シャークは遮蔽物へ身を隠し足止めされるが鉄血兵の攻撃が止む、警備隊長が鉄血兵に向けて射撃しておりシャークは一気に駆け出して格納庫の扉へ辿り着き警備隊長を見るとアルケミストと戦闘をしていた、格納庫の扉を閉める様に端末機器を使い格納庫の扉が閉まって行く鉄血兵は閉まっていく扉の隙間から射撃してシャークに発砲していた

シャークはすかさず扉から離れて脱出する

 

 

〜シャークの回想終了〜

 

ウルフ「彼女のデータを取ったのか?」

 

シャーク「ああ、こいつに入れてある、最後に残っていたデータしか無いが音声は無しの彼女視点だ」

 

シャークは端末機器を起動してウルフ達に見せるとノイズが酷いのか映像は乱れてUMP45 が彼女の額へ向けて発砲するシーンで途絶える

シャークは握りこぶしを作りながら言う

 

シャーク「ウルフ奴との決着をつけたい、俺にやらせてくれないか?」

 

ウルフ「駄目だ、それは許さない」

 

シャーク「何故だ?」

 

ウルフ「お前は優秀な人材だ、それも替えが効かない」

 

シャーク「俺がここに入ったのは奴に復讐する為に入った、やらせてくれ」

 

ウルフ「……良いだろう、ただし死ぬなよ」

 

シャーク「すまねぇな、ただでは死なないさ」

 

ベア「じゃあさっさと寝て仕事が来るまで休もうぜ」

 

ベアの一声に皆立ち上がり下の階に移動して各々休みにいく、シャークは1人ソファに座ったまま背もたれに預けて目を瞑るのであった




いかがだったでしょうか?

まだまだ終わらないと思いますのでまた暖かくお待ち頂けたら幸いです

次話もお楽しみに

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