転生したのに死ぬ前提?最高だね(`・ω・´)   作:吉田

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S―すんごい
S―サプライズ

リュウ・ヴォル「なに言ってんだ、お前?」

え?w


第三十二話B:SSにしちゃ、こんなの聞いたことないね

コンコン、2度ノックし、失礼しますと言ってドアを開く。

 

「あ、リュウ! もう聞いてきたの?」

 

中に入ると、真っ先にニーナが出迎えてくれた。

 

「すみません、先輩......あんま役に立ちそうな情報はなかったっす......」

 

「そう......困ったわね......――とりあえず好きなところに座ってて。今飲み物持っていくから」

 

「あ、はい」

 

そのままの流れで俺は適当なソファに腰掛け、ニーナはポットを手に姿を消す。

 

「リュウ、あなたって紅茶は何派?」

 

「え、俺ですか? うーん......ミルク、かな」

 

そう言うと彼女は

 

「わかったわ」

 

と言ってポットの中に水を入れだした。

今から作るらしい。

 

(「人を、殺したんだ」)

 

ニーナが来るまで退屈だからか、俺は先ほど交わした雷真、フレイそして夜々らとの会話を思い返していた。

 

(「人を......?」

 

 「あぁ......さっき聞いたろ? トランスとなにが違うって」

 

 「あ、あぁ」

 

 「リュウの言ってたトランスに、すごく似てたの......」

 

 「トランスに......? ち、ちなみにそれがどんな感じとか、わかるか?」

 

 「見た感じでは、背中に翼ではなく噴出口のようなものがありました」)

 

(背中に噴出口、か......やっぱどう考えても完全にドラゴナイズド・フォームだよなぁ......)

 

俺のトランスはブレスオブファイア4のリュウが変身した姿をイメージした姿だが、ドラクォのリュウが変身した姿は4の翼が退化して噴出口に似たなにかが背中にある姿だ。

あとは4と5の変化といえば尻尾があるかないかだが、他に違う点なんてないに等しいもんだ。

となれば雷真達が見た姿は間違いなくドラゴナイズド・フォームだろう。

 

(にしてもなんでD-ダイブなんだ......? さっぱりわかんねぇんだけど......)

 

「どうしたの? ぼーっとしちゃって」

 

いつの間にか紅茶が出来上がっていたらしい、気付けばニーナが対面するように座っていた。

俺はちょっとどもりながらも首を振る。

 

「え? あ、あぁ。なんでもないですよ」

 

「そう? ――さて、と......これからどうしたものかしらね......」

 

言いながら彼女は件の資料を机に広げ、顎に手を添えてじっと考え始める。

俺的には、もう直接歩き回って探すぐらいしか考え付かないので完全に時間を持て余していた。

 

「......ちなみに、彼はなんて言ってたの?」

 

「雷真の奴ですか? 確か、モヤ......んん゛! フェリクスのやつがボロを出して、そのままなし崩し的に解決したって」

 

「そう......確かに役に立ちそうにないわね」

 

くすっと苦笑いするニーナに釣られて俺も同じような笑いがこぼれる。

 

「でも、そうね......原作も言われてみればなし崩しって感じだったし、頼る相手間違えたかしら?」

 

(......ん?!)

 

はぁ......とため息をつきながら呟いた彼女の言葉に俺は耳を疑った。

 

(い、今原作って言わなかった? 原作って......この世界がなんかの作品だってことか?!)

 

「せ、先輩......? げ、原作って......」

 

すると彼女はへ?と顔をこちらに向け、慌てて手を振った。

 

「う、ううん、なんでもないの! あは、あはは......私たまーに変なこと口走るのよ」

 

「先輩も、転生者だったりするんですか......?」

 

原作、という単語から連想出来るのは間違いなく転生。

そして、その意味である元の作品......つまりここが既存の世界だということ。

 

「も、っていうことは......リュウも?」

 

どうやら俺の予想は間違っていなかったらしい。

 

 

「機巧少女は傷つかないと」

 

「ブレスオブファイア5ドラゴンクォーターとのクロスオーバー......」

 

互いが知ってる作品を口にして、俺らは苦笑いを浮かべる。

 

「合わねぇ......」

 

「合わないね......」

 

「それにしても、まさかリュウが転生者だったなんて」

 

「それは俺も同じですよ。先輩、というか同じ世界に仲間がいたなんて普通思いませんもん」

 

俺の場合前世の罪を後世で償うために記憶を保持、加えてその特性からということでデメリットがつく転生だったがニーナは王道転生ルートを通ったらしい。

つまるところ、神の凡ミスでぽっくり逝ってしまった彼女が望む世界へと転生させると同時に特典をいくつかもらうというアレだ。

ちなみに『機巧少女は傷つかない』という作品についてある程度教えてもらった。

 

魔術回路を搭載した機械人形、自動人形(オートマトン)を扱う人形使いを集めた英国ヴァルプルギス王立機巧学院。ここでは四年に一度、人形使いのトップを決めるための戦い「夜会」が開催される――――。

 

というのがお決まりで、ここからあらすじが展開していくらしい。

そしてこの作品の主人公は、なんとあの雷真と夜々。

あの2人が主人公とか絶対に勤まらない気がする俺はなにも間違っていないはずだ。

時系列的にはちょうど2巻と3巻の辺りなのだという。

残念ながら神からの条件により、未来のことは話してはいけないらしいので俺が知れるのはここまでだった。

 

「そういえば先輩が言ってた、サンドイッチにどうたらこうたらって話。あれに似たようなことがさっきあったんですけど、もしかして原作の内容ですか?」

 

件の話で集まったはずなのにすっかり逸れて別の話で盛り上がっちゃってるが、こんな日が一日くらいあったっていいだろ、うん。

 

「まぁ、そんなところかしら」

 

「へぇ......あ、じゃあ先輩。先輩的に、もしそんなことやられたらどうします?」

 

「え、私? うーん......我慢する、かな」

 

「......マジですか?」

 

「うん。だって、せっかく作ってくれたのにそれを無碍になんて出来ないじゃない?」

 

「でも、それは悪意がない話に限りません? フレイのは明らかに悪意しか見当たらないですよ」

 

なんて、俺らはサンドイッチの話から前世での話など夕暮れ時になるまで話し込んだ。

 

「それじゃあ、明日は時計塔の前に集合ね」

 

「へ......?」

 

突然の言葉に、俺はついぼーっとしてしまう。

 

「ちょっと、しっかりしてよ。明々後日には記念式典があるって教えたじゃない」

 

「あ、そっか! 準備!!」

 

瞬間、一昨日にした件の話以外にも別の頼まれ事があったことを思い出し声を上げてしまう。

そう、あのとき呼び止められたのはこの頼み事のことだったのだ。

 

「勘弁してよね......」

 

「すみません......」

 

「でも、ちゃんと確認しておいてよかったわ」

 

「あ、はい。えっと、時計塔の前ですね?」

 

「えぇ。じゃあまた明日」

 

「はい」

 

そうして俺は執務室を後にした。

 

 

講堂前、正装したニーナが辺りを見回しながら待ち人をしているのを見つけ俺は駆け寄った。

最近はずっとレンジャースーツを着ていたせいで、正装が動きにくい。

「先輩!」

「あ、リュウ! 遅いわよ! 急いで!」

ニーナは俺に気付くと、俺がまだ追い付いていないにも関わらず走り出してしまった。

「すみません、寝坊しちゃって!」

俺は言い訳をしながら彼女に追い付き、並行して走った。

「こんな大事な日に寝坊なんてしないでよ! もう!」

「すんません......」

申し訳なさを覚えつつも目的地である時計塔の前に辿り着くと、すでに他の風紀委員達は最後の準備をしていた。

「ニーナ、遅い! なにしてたのよ」

そのうちの一人がニーナを見つけるなり非難の声をあげる。

「ごめんね、エミリア。リュウが寝坊しちゃったみたいで」

「うっ......」

その言葉に、ニーナにエミリアと呼ばれた風紀委員の一人が俺に視線を向ける。

「へぇ、君がニーナの心を奪ったっていう子? ーー案外可愛い顔してるじゃない」

「なっ、ちょっと、エミリア!」

「えっとぉ......?」

どうすればいいかわからず、二人を見回しているとエミリアが笑いながらパンパンと手拍子を打った。

「ほらほら、仕事仕事」

その言葉に不承不承ニーナが動き出す。

それに倣って俺も出された指示に従っていく。

そうして準備が終わった頃、こういう式典にはお決まりの学院長が護衛を伴ってやってきた。

学院長の長ったらしい式辞から始まって、閉めの楽隊の演奏が始まる。

特に大した乱入もなく式典は滞りなく進められ、正直護衛とかいらなくね? と思ったときだった。

「っ!」

不意になにかの視線を感じ、式典中にも関わらず俺は辺りを見回してしまう。

「ちょっと、リュウ!」

「す、すんません......」

声量は下げてあるもののニーナに窘められてしまい、仕方なく目の前の式典に集中する。

そのときだった。

「なんだ......?!」

突然ブワッと強風が吹き、俺は風の発生源と見られる方向を見る。

「なっーーシャル?! あいつなにやって......!!」

その先にはモンハンに出てきそうな防具を装備した、巨大化しているシグムントに跨がるシャルがいた。

シグムントがシャルの指示を受けてか体を大きく反り、口内に高エネルギーを凝縮させる。

ラスターカノンを放つ気だ、そう思ったときにはすでに遅く、それは放たれた。

どーんっ、という凄まじい轟音と共にラスターカノンが時計塔に直撃する。

ズンッと地響きがしたと思えば華やかに飾り付けられた時計塔がゆっくりと......しかしそれは段々と勢いを増して傾いていった。

あまりにも突然過ぎる出来事に一瞬にして辺りがパニックに陥り、避難すら出来ない状況へと変わってしまう。

ニーナやエミリア、その他風紀委員は困惑している様子であるもののその責務を真っ当すべく混乱する式典参加者を誘導する。

「......」

俺はただなにも言えず、動けず、その場に突っ立ってるしか出来なかった。

と、

「リュウ!」

アジーンが唐突に俺の名を呼び、俺はそちらを振り向こうとする。

「うん、わかってる!」

(?!)

が、俺の体は思ってもないことを口走り、いきなり走り出してこの場を後にした。

「あの子......いったいなにを考えてるんだ......!」

明らかに俺とは違う、知らない口調。

(なにがどうなってやがんだ......?! ーーあぐっ......)

現状を理解する前に、理解しようとする前に覚えたことのない頭痛が襲い、意識が急速に遠のいていく。

「リュウ?! どこに行くの!」

(先輩......)

後ろからニーナの声が聞こえてくるが、俺の体は止まる気配すら見せなかった。

ふっ、と騒然とする辺りの音が遮断され、驚くほど静かな空間の中。

名前を呼ばれながら体を揺さぶられている感覚がして、俺はそちらを見てみると

「ボッシュ......?」

そこにはドラクォで出てくる、リュウの相棒でありラスボスでもあるボッシュがいた。

 




リュウ・ヴォル「おい、なに検索してんだ」

いやぁ、たまたま見つけた診断メーカーが面白くて

リュウ・ヴォル「そうじゃねぇ。今日からテストだろうが?! 昨日......もっと言えば4日前から教材触ってねぇよな?! 追試で更新が遅くなったらどうすんだ!!」

大丈夫、そんなことにはならない! たとえ追試になっても私は通常通り更新していくよ!!

リュウ・ヴォル「んなこと宣言してどーする!!」



|ω・)チラッ

これだけ、貼っとく!
キャラ名を入力すると、D値と職業がわかる日替わり診断メーカーでやってみたやつだよ!

・雷真=1/16、廃物廃棄抗のアリさんです。新しいディクを製作中です。
・シャル=1/8192、トリニティ・ピットの1STレンジャーです。お役所仕事に向いています。
・リュウ=1/16、最下層区の道具屋です。俺、人間やーめた!
・ロキ=1/4、メインゲートのオリジンです。どこにでもあらわれるプロの商売人です。
・フレイ=1/2048、メインゲートのメガネ研究員です。配給を期待しないでおきましょう。
・ルーク=1/256、メインゲートの統治者です。あんまり女の子のお尻をおいかけてはいけませんよ
・キンバリー=1/4096、ジオエレベータ・ターミナルの適格者です。どこにでもあらわれるプロの商売人です。
・アンリ=1/4、下層区リフトのメガネ研究員です。実は全ての黒幕です。

さらばっ|〃サッ
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