転生したのに死ぬ前提?最高だね(`・ω・´)   作:吉田

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先日投稿しようとしてメモ帳からコピペしてるときのこと。
いつもならコピー→貼り付けの手順なのにうっかりカット→貼り付けの手順にしてしまい、
まぁタブ消したり前のページに戻らなければいいよね
ということでそのまま作業を続けていたところ。
後書きに載せる予定の顔文字を新たにコピーしたところでタブが消えてしまい、投稿するはずのネタが消滅いたしましたorz
iPhoneのバックアップがあったからなんとかなったものの、今まで書いてきた小説全部がUSBのデータ損傷によって消滅するし......
昨日は発狂するかと思いましたね、はい。
長々と失礼致しやした(´・∀・`)

*本文の訂正(3/15)


第四話:適格者

それから6年後の冬。

俺は家族と事故に遭った。

運転席の後ろに座っていた俺は運良く腕の骨折程度で済んだものの、母さんと父さんは意識不明の重体、病院に到着する前に息を引き取ってしまった。

この歳になってもずっと罪を償おうとしなかった罰が当たったのかもしれない。

 

「父さん......母さん......」

 

制服に身を包み、正座で二人の遺影を前に俺は呟く。

 

「人とはいつかは死に至るものだ。男であるお前がそう泣くな」

 

「ッ?!」

 

不意に背後からそんな声が聞こえて、俺は慌てて立ち上がり振り向く。

 

「アジーン......?」

 

そこにあった......否、そこにいたのは最早物置にしまっていた竜の置物もといアジーンだった。

 

「でも、なんで......俺は適格者じゃないはずだろ?!」

 

「刻が満ちたのだ、リュウ」

 

そう言って、アジーンは翼をグルーミングし始める。

あまりにものんびりとした感じになんだか気が抜けそうになるが、『刻が満ちた』だけで済ませられるような話なんかじゃない。

適格者とはすなわち、将来的にアジーンの一部となり世界を壊す者のことだからだ。

ブレスオブファイア5ドラゴンクォーターの主人公、リュウの場合閉ざされた(世界)を開くことだったけど、今自分に当てはまるのがそうだというわけじゃない。

第一、空はリュウが開いたままで閉ざされてるわけじゃない。

 

「なんだよ、それ.......ーー誰か......嘘だって言ってくれよ......父さん......」

 

いつ覚醒し、死へのタイムリミットが始まるのわからない状態に陥ったと頭の中が理解したとき、俺はどうしたらいいかわからなくなった。

 

(「とても......怖かった......自分が、人ではなくなっていくみたいで」)

 

なんでもやり通せるリュウがカッコよくて、そんな風になれたらってずっと思っていたけれど覚醒したときのリュウもこんな気持ちだったのかな......。

 

 

「ヴァルプルギス王立機巧学園......?」

 

担任の先生から放たれた聞きなれない単語に、思わずそっくりそのまま復唱してしまう。

 

「あぁ。その学園ならそこの自動人形について詳しく学べるはずだ。お前なら成績優秀だし、学校からの推薦があれば無償で通えるはずだろうしな」

 

先生曰く、そのヴァルプルギス王立機巧学園というところは自動人形について学べる他に自動人形と共に機巧魔術で戦うトーナメントのようなものがあるらしい。

その名を夜会と言うそうなのだが、そこで1位ー魔王とかいうらしいーになれれば『なんでもアリ』なんだとか。

どうしてこんな話になったのかというと、俺がアジーンとリンクしたあの日、お悔やみの言葉を述べに来た先生(どうやら父さんと面識があったらしい)がアジーンを目撃したからだった。

昔、父さんが理由はわからないけれどアジーンは自動人形として残っているとも言ってたし、どうせこれからずっとアジーンと一緒になるんだったら少しは知っておいたほうがいいかということで今その説明をしてもらっていた。

 

「どうする? 推薦出すか?」

 

「......はい。でも、3日待ってもらえませんか?」

 

俺は少し溜めて答える。

もし、俺がそのヴァルプルギス王立機巧学園に行けば爺ちゃんや婆ちゃんがこちらに2人だけで残ることになるからだ。

言い忘れたが、ヴァルプルギス王立機巧学園は寮生のみとなっているらしい。

そこが悩む1番の点だった。

 

「わかった。決まったら、また俺のところに来なさい」

 

「はい」

 

そう言って、担任の先生は放課後の誰もいない教室から出て行く。

一人になった俺は帰りの支度を始めた。

 

「行くのか、そのヴァルプルギス王立機巧学園とか言うところに」

 

ふとアジーンの声が聞こえてきて、俺は振り返らずに応える。

 

「ん? んー......迷ってはいるかな。爺ちゃんと婆ちゃんのことがなかったら、たぶん即答してたんだろうけど」

 

「何故祖父母のことを気にする」

 

「バカ、そういうのは心配するもんなんだ。どんな理由にせよ、身内が爺ちゃんと婆ちゃんだけだったら気になるんだよ」

 

「......相変わらず人間というのは理解が出来んな」

 

「ま、そのうちわかんじゃねーの?」

 

ようやく帰りの支度が出来たところで、俺は教室を出る。

その後をアジーンがパタパタと追いかけ、俺は人気のない廊下を歩いた。

 

 

「なぁ、爺ちゃん」

 

夕食時。

ご飯を口へ運ぼうとしている爺ちゃんに俺は昼のことを話そうと呼び掛けた。

 

「どうした、リュウ?」

 

「今日、学校で父さんの知り合いだって言う担任の先生からヴァルプルギス王立なんとかって学校を勧められたんだ」

 

俺の言葉に、爺ちゃんの手が止まる。

が、それはほんの一瞬だったようですぐに爺ちゃんは箸を動かした。

 

「リュウはどうしてもそこに行きたい理由があるのかい?」

 

婆ちゃんが爺ちゃんの代わりをするかのように口を開く。

 

「うんーーあることを学びたくて」

 

俺はあえてアジーンのことを避けて言う。

爺ちゃんは確実にアジーンのことを知っているとしてもそれを婆ちゃんが知ってるとは限らないし、話すとしたら爺ちゃんと二人きりのほうがいいと思ったからだ。

 

「リュウ、寝る前に私の部屋に寄りなさい」

 

「......うん」

 

俺は小さく頷いて、いつの間にか止めてしまっていた食事を開始する。

重くなった空気が俺にのし掛かり、自分から出した話だというのにご飯が喉を通らなかった。

 

 

「爺ちゃん? 入るよ?」

 

コンコンとノックをして、俺はそう言いながら扉を開く。

と、爺ちゃんが窓際に設置されている事務机の前に座って待っているのが見えた。

 

「来たか、リュウ」

 

くるりと椅子ごとこちらに振り向き、爺ちゃんが口を開く。

 

「うん」

 

俺は爺ちゃんと婆ちゃんがいつも眠っているベッドに腰掛けて神妙な顔付きで頷いた。

 

「リュウ......率直に尋ねる。お前はこのことをどこまで知ってるんだ?」

 

「......全部だよ。爺ちゃんが父さんに話したっていうこと全部ね」

 

首を小さく振りながら、俺は答える。

 

「そうか......それで、その、アジーンは......」

 

「久しいな、リアム」

 

恐る恐る尋ねてきた爺ちゃんに、アジーンがパタパタと羽ばたきながら俺の頭へと着地する。

 

「アジーン......やはり起動していたか......」

 

「相変わらずだな、最後に会ったときとなにも変わっちゃいない」

 

その言葉に、爺ちゃんの眉間にシワがよる。

......シリアスな展開をぶち壊したくはないけど、そろそろ文句言ってもいいよね?

 

「なぁ、アジーン」

 

「ん?」

 

「いい加減俺の頭に乗るのやめてくんない?」

 

「だが断る」

 

「いやいや、断んなよ! お前地味に重いんだって! このまんまだと俺、首周りの筋肉だけ無駄にゴツい人になっちゃうからね?! ーーいでででで!!」

 

アジーンの首を引っ掴み、俺の頭から引き剥がそうとするとアジーンは俺の頭にしがみついてしまい、俺が引っ張るたびにアジーンの爪が俺の顔を引っ掻いていった。

 

「別に首がゴツくてもいいではないか! 私はここがいいんだ!」

 

「よくないし、そんなの知るかってんだ!!」

 

「んん゛!」

 

『あ......』

 

不意に爺ちゃんの咳払いが聞こえてきて、俺とアジーンは同時にそちらを見る。

爺ちゃんの呆れたような顔がこちらを見ていた。

 

☆閑話休題☆

 

「それで、リュウはもうリンクしてしまったのか......?」

 

「まぁ......」

 

俺自身、正確にわかっておらず助けを求めようとアジーンのほうへ視線を動かす。

あのあとなんとか引き剥がすことに成功したものの、ホントに俺の頭の上が気に入っていたらしく今は拗ねているのか床に丸まって目を閉じていた。

 

「そうだ。今更隠したところでなにも変わらんしな」

 

うわー......ちょー不機嫌......。

 

「そうか......」

 

「ん? そういえばアジーン。父さんと母さんの葬式の日、お前言ってたよな? 刻が満ちたとかなんとか。あれってどう意味だよ?」

 

ふと頭の中に浮かんできた疑問をぶつけてみると、アジーンはわずかに目を開き、むくりと起き上がった。

 

「私とお前が初めて触れたとき、お前はすでに適格者だった。だが器が小さく、故に私がリンクすることもなかった......それだけだ」

 

「ふぅん、そういうこと」

 

「はぁ......」

 

当然聞こえてきた爺ちゃんのため息に、俺とアジーンは爺ちゃんを見る。

 

「もうリンクしてしまったものをどうこう言っても仕方がないか......」

 

「じゃ、じゃあ!」

 

「あぁ......行ってこい」

 

「おっしゃ!」

 

思いも寄らない言葉に、俺はついガッツポーズを取る。

絶対に断られるような気がしていたのだ。

俺はまだ見たことがないけれど、おそらく父さんの遺書に書かれているかなんかで。

 

「幸い、父さんや母さんが残してくれた保険金もあるし、金には困らなーー」

 

「あ、そのことなんだけどさ」

 

爺ちゃんの言葉を遮った意味がわからないのか、アジーンが「ん?」と首を傾げる。

 

「俺、頭良いから学校が推薦出してくれれば無償で行けるみたいなんだ( ・´ー・`)」

 

俺は満面ドヤ顔で爺ちゃんに言ってのける。

言ってのけたはずだが。

 

「そうなのか? まぁ父さんからよくお前の自慢話は聞いていたしなぁ」

 

「......どやぁ(´・∀・`)」

 

再度挑戦。

 

「まさか無償にしてくれるまで頭が良いとは......久しぶりに孫自慢が出来そうで嬉しいのぅ」

 

・・・・・・嘘だろおいorz

 

(「プッ......」)

 

アジーンの笑いを堪えるような声が頭の中(わざとにしか思えん)に聞こえてきたが、気のせいだろう、うん。

 




削ったり付け足したり......ラジバンダリ!o(>ω<*)o 
......はい、ごめんなさい、許してください(´・ω・`)
まだ納得の行かない部分があるので、またそのうち訂正を加えるかもしれませんね(´・∀・`)


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