転生したのに死ぬ前提?最高だね(`・ω・´)   作:吉田

44 / 50
とりあえず原作の3巻、4巻、5巻を借りてきたけど、
第四章をオリジナルで締めくくろうか
4巻をやってから第五章をオリジナルで締めようか
悩み中なんだよねー(´・Д・)」

別に4巻の内容あってもなくても終われるっちゃあ終われるから、最早気分の問題なのだよ

一応、ってことで4巻をやったほうがいいのかやらないほうがいいのか、活動報告にて意見? アンケート? 待ってやす
出来れば早めがいいので、1週間くらい? かな
お願いしあーっす!

あ、あと今回短いです(約3500文字)
さーせん(´・∀・`)

P.S.
感想とかで意見待ってたらマズイ......んだよね?
注意事項の意味が理解出来ないから、とりあえず活動報告で待ってればいいのかな......?


第四十三話:大富豪は俺だ!

よし、4日は乗り切った。

あと1週間と3日......グダグダするにしても、そろそろ精神が逝きそうだ。

今だにお見舞いに来てくれる人はいない......みんな忙しいんだろうが、ちょっとくらいは顔を覗かせてくれてもいいじゃないかというより刺激が欲しい。

え? どうやって4日間もベッドの上で過ごしたかって?

嫌だなぁ、もちろん抜け出したに決まってるじゃないか(ゲス顏)。

8割はすでに回復しているのだから、安静にして完治するのを待たなきゃダメなのはわかっているのだが、ずっと寝るとかさすがにムリ。

抜け出すのは昼なので、寮に帰っても雷真はいない......てことでどこに行ってもボッチなわけだが、寮に帰ればいろんなものがあるのでそれをコッソリ病室に持ち込み遊んだり、クルーエルに強請って画用紙とペンと定規を強奪......もとい貸してもらい、お手製トランプを使って医学部にいる女学生らと大富豪しまくったりして時間を潰した。

やっぱ初心者は強いね、役がなにかわかってない分、天然でこっちの困るような数字ばかり出して来るんだから......。

あ、そんなこと聞いてない?

ごめんなさい。

 

「あーぁ、暇だなぁ」

 

欠伸を噛み締めながら、天井をぼーっと眺める。

アジーンは俺が目を覚ました日から姿を消し、それ以降は見ていない。

どこの家出少女だっつーの、大人しく俺と同じ目に合えってんだバーカ。

 

「ん?」

 

コンコンと2度ノックが聞こえ、俺はそちらに視線を向ける。

クルーエルか、大富豪仲間の女学生かと思っていたが

 

「よっ」

 

「こんにちは、リュウさん」

 

「雷真!! それに夜々!!」

 

ここでようやく、久しぶりな顔に会えた。

 

☆

 

「あざーっす!」

 

手持ちに残っていた2枚のカード、ハートの7を場に出し隣にいた雷真へスペードの3を手渡す。

 

「うっわ、なんでこんなの渡すんだよ!」

 

7渡しで来たカードに不満を漏らす雷真に、ニヤニヤしつつも口元はしっかり抑えて言う。

 

「はっ、そういうゲームなんだから、諦めろ♪ それに、バックが来たら最強なんだから、むしろありがたく思え♪」

 

「バ......ッカ、なにサラッとヒントになること言ってんだ!」

 

「うふふ♡ この勝負、夜々がもらいました!」

 

「くそ、負けてられるか!」

 

さて、ただいまはお察しの通り、大富豪中です。

雷真らと大富豪するのはこれで2回目なため役はうる覚えだったが、役が一覧にしてある紙(医学部の女学生達と遊ぶためにわざわざ書いた)を渡して無理やり参加させた。

あ、1回目はレンジャースーツが実家から届いた日な。

というわけで雷真ともに夜々はバリバリの初心者なんだが、雷真だけは全力で嫌がらせしてやった。

5スキップしたり、7渡しの革命したり.etc......。

初心者? なにそれ美味いの?

並にフルボッコしてやった。

楽し過ぎる。

 

「上がりです!」

 

「あぁ〜っ!! 負けた! ちくしょう!」

 

「いぇーい!」

 

俺は言いながら夜々にハイタッチを求め、彼女もそれに応えてハイタッチしてくれる。

 

「いぇーい、です!」

 

「卑怯だぞ、2対1とか!」

 

「雷真だから気にしない!」

 

「理不尽だ!」

 

などと他愛もない会話をしながら、率先してカードを集めまた切り直す。

が、

 

「さすがに大富豪ばっかり飽きてきたな......」

 

この5日、ずっと大富豪していたせいかそろそろ別の刺激が欲しくなりつつあった。

確かに大富豪は楽しいが、続けてやっていれば興味が薄れるのも仕方ない。

う〜ん、と雷真(バカ)でもわかりやすそうなトランプゲームを考えていると、ふと話し掛けられた。

 

「なぁ、リュウ」

 

「あ? んだよ?」

 

「お前、1週間前に寮で話してたときと口調が違わなくないか?」

 

「は? なに言ってんだ、急に? ーーあぁ、そうか。お前、ついに頭イカれて......」

 

ドンマイ的な視線を送ると、大声で叫ばれた。

 

「断じて違う!! 一体なにがどうしてそうなったんだよ!!」

 

「雷真......安心してください、私が看病してあげますね!」

 

「お前が担当になったら余計に怪我するから大人しくしててくれ!」

 

「そんな、雷真......うわあぁぁぁん」

 

よほど来たのか、本当に涙を流し出す夜々。

いや......こいつの場合は嘘泣き、なのか?

 

「うわっ、女の子泣かしたな」

 

どちらにしても、煽るのは忘れない。

 

「いや、これは何時ものことだからな? 気にすることないからな?」

 

「で、ホントにどうしたんだよ?」

 

「お前が話を逸らしたんだろ!!」

 

はぁ......と大きくため息を吐きながら、雷真が“いや”と切り出す。

 

「1週間前、お前言ってただろ。向こうの自動人形は俺が相手するから、巻き添え食らわないようにシャル達と避難しとけって。それだけじゃないが、なんか喋り方自体が敬語っぽかったんだ」

 

「......ふぅん」

 

サラッと流しつつも、俺の脳裏にはしっかりとリュウの顔が思い浮かんでいた。

 

(リュウだーー)

 

ついこの間、俺の中でご本人様と会ったこともあり、そう決めるのに時間はいらなかった。

 

「気のせいじゃね?」

 

だが、とりあえずリュウのことを言う気はない。

俺が転生者であることも、この先世界を滅ぼすだろう破壊者になることも、言わない。

説明し始めたら絶対に面倒臭そうなのが8割だけど、残りの2割は迷惑を掛けたくないから。

雷真だったらいくらでも足引っ張れとか言い出しそうだけど、それはなんかイヤだし。

今ならまだいくらでも対処は出来るし、それに自分で抱えた爆弾を相手に押し付けるなんて真似は絶対にしたくない。

 

「あれを気のせいで済ませるとかお前どんだけ?!」

 

「雷真の頭がイカれてんだから、そんな幻聴も聞こえるって訳よ」

 

「お前、俺をバカにするのもいい加減にしろよ?!」

 

「そうです、リュウさん! 雷真をそれ以上悪く言うようでしたら、私が許しません!」

 

横からいきなり熱苦しい台詞が飛び、雷真が便乗する。

 

「そうだ、夜々、もっと言ってやれ!」

 

「確かに雷真は夜々という女がいながら他の女を言葉巧みに陥れようとする垂らしですが」

 

ガクッと雷真が視界から消えた。

 

「もっと酷いこと言われてないか、俺?!」

 

「夜々のことはなにがあっても絶対に覚えていてくれるし、いつも他の女には負けないようなアプローチだってしてくれるんです! 夜々こそ、雷真に相応しいお嫁さんです!!」

 

「いや、それ趣旨がズレてるからな」

 

「アプローチなんかいつした?! リュウ、鵜呑みになんかするなよ?!」

 

雷真が、夜々の爆弾発言?に慌てていると、病室の扉が一気に開いた。

 

「てめぇら、うるせーぞ! そんなに騒ぐならとっとと出て行け!」

 

『ごめんなさい......』

 

クルーエルの怒鳴り声に、一気に静かになり、雷真と夜々が立ち上がる。

 

「さて、と。そろそろ行くわ」

 

「はい」

 

「もう行くのか?」

 

配り出したトランプの手を止め、思わず聞いてしまう。

 

「まぁな。いつ退院なんだ?」

 

「あと1週間と2日......3日? まぁその辺だな。8割回復してるが、念のためだと」

 

「へぇ、個室で1週間は長いな」

 

「だろ? 暇で仕方ないんだよ」

 

「あはは、まぁ頑張れ」

 

「他人事だからって!」

 

「うるさいとまたクルーエルに叱られるぞ」

 

「こんにゃろ!」

 

「いてっ」

 

咄嗟に近くにあった消しゴムを投げつけ、雷真が痛がるフリをする。

 

「痛くねぇだろ?」

 

「いや、地味に痛かったーーほらよ」

 

床に転がった消しゴムを山なりに投げてもらい、回収する。

 

「どうも。じゃあまたな」

 

「おう。夜々、行くぞ」

 

「はい♡」

 

そうして病室を出て行くとき、なんとなくだが2人で何か頷きあった気がした。

 

「ま、いっか」

 

そう呟き、俺は布団の中に潜り込んだ。

 

「ん? てか、シャル達と避難しとけってどういうことだ? そもそもシャル達って......あぁ、アンリのことか。確かシャルの妹だって、自分で言ってたしな」

 

ふと雷真の言葉を思い出し、頭の中にハテナがいっぱい浮かび上がるが

 

「えー......絶対になんかめんどくさいことに巻き込まれてるよなぁ......まぁいっか」

 

結局、そう締めくくり寝る態勢に入るのだった。

 

☆

 

「リュウのやつ、なにか隠してたな」

 

「はい......」

 

病室を出ながら、雷真は夜々に頷きかける。

夜々も頷き返してくれるも、やはりその顔はどこか暗かった。

 

「あいつから話してくれたら、俺も手を貸してやれるんだがな......」

 

「そうですね......リュウさんは、なにを隠すことがあるのでしょうか? あまりリュウさんが悪いことをしているところは見ませんし......」

 

「そうなんだよなぁ......全然見当がつかないんだよ」

 

そんな風に話しながら医学部を出ると、2人は1人の影と1匹の影に気付いた。

 

「やっと見つけた!」

 

「やっと見つけたって......どうしたんだよ、シャル?」

 

「キンバリー教授が呼んでいた」

 

シグムントの言葉に雷真は“あっ!”と声を上げた。

 

「な、なによ......?」

 

思わず引き気味になって尋ねるシャルを置いていき、雷真は走り出す。

 

「悪い、シャル!! 忘れ物だ!!」

 

「あ、雷真! 待ってくださいです〜!!」

 

その後を夜々が慌てて追いかけ、どういうこと?とシャルは首を傾げる。

 

「彼のことだ、補修でもサボったのではないか?」

 

シグムントも中々に酷なことを言う。

だが、それで納得してしまうのも、それが今の雷真なのだから仕方が無いのかもしれない。

 

「なぁんだ、いつものことね」

 

そう納得したような表情を浮かべ、シャル自身もその場から離れた。

 




リュウ「リュウ君、大富豪強いねー」

リュウ・ヴォル「だろ(ドヤ顔)」

初心者相手に勝って喜ぶな

リュウ・ヴォル「いてっ、叩く必要ないだろ!」

だってなんかバカみたいだもん。あ、元からバカか

リュウ「あはは......」

リュウ・ヴォル「酷ぇな! いっつも放課後にやる大富豪は負けてるくせに!」

あれはみんなが強いんだから仕方ないんだよ!!

リュウ「はいはい、2人とも強いから、もうやめよう?」

嫌だ!

リュウ・ヴォル「嫌だ!」

〈一瞬お互いに視線を合わすも、バチバチッと火花が散る〉

よーし、こうなったらスピードで勝負だ!

リュウ・ヴォル「はっ、負けて後悔しても知らねーからな!」

そっちこそ!

☆

うちの家にあるトランプはプラスチック製で、遊ぶと人を殺めたのかとツッコミが来るほど手が真っ赤になります。
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