書いてて面白くなかった!ww
ということでどうぞー(´・∀・`)
後書きの訂正(3/13)
本文の訂正(4/3)
「えっと......なになに? 一般的に
「ぐはっ!」
視界の端でうろちょろとしていたアジーンを叩き落とし、ふんっと鼻を鳴らす。
俺の一発にアジーンは抗うことなく見事に落下し、机の上に叩きつけられていた。
やった俺が言うのもなんだが......もう少し抵抗したらどうなんだよ......。
「っぁ......い、痛いぞ、リュウ......今のは効いた......」
「だろうな......全力で叩き落としたもん、俺......」
「いくらなんでも全力はないだろ......」
アジーンが唸りながら起き上がる。どうやら翼を強打したらしく、必死にペロペロと痛みを和らげようとしていた。
「そんなこと言われたって俺の勉強の邪魔するからだろ......あーもーやりたくねぇ!」
シャーペンを放り投げ、グッと背筋を伸ばす。
「やめてしまえばよいだろう」
「そりゃ俺だってこんなの今すぐやめてーよ......だけど入試があと2週間に迫ってて、しかも習ったことのない分野が範囲なんだぜ? これが勉強しないでいられるかっての。幸い先生が学院の卒業生だったからなんとかなりそうだけどさ」
俺はげんなりとしてアジーンに訴える。
今から2日前......無事に爺ちゃんから許可を得た俺は早速先生に推薦の申し出をすると、謝罪と共にある事実を知らされた。
なにを隠すことがあろうか、ヴァルプルギス王立機巧学院には入試があったのだ。
おまけにその試験範囲は主に
まぁ、そりゃ推薦制度はあっても入試がないなんてことはさすがにないよな、と納得してしまいたいところだったが考えてみろ、俺。
今までなにを学校で学んできた?
現文、古典、数学、生物、物理、地理、世界史......
自動人形系とは全く無縁のものばかりを覚えてきたじゃないか。
詰まる所、「え? 機巧魔術? なにそれ美味しいの?」の状態だったり。
それを最初に聞いたとき、習ったことのない分野が入試ってどんな鬼畜だよ!っと思わず叫んでしまったが。
入試に含まれる技術試験(簡単に言うと試験監督との戦闘だ)というものに全部を掛けるのも悪くないが、最近アジーンとリンクした俺にアジーンがどんな技を使えるかなんてわかるわけないし、そもそも魔力の練り方すらわからない状態でどうやって戦えばいいんだよ......と、完全に八方塞がりだった。
アジーンにも言った通り、たまたま先生が学院の卒業生だったのがホント救いだった。
「そういえばアジーンってどんな技が使えるわけ?」
ふとそんなことが頭の中を過ぎり、俺は尋ねる。
「もしかして『ヴィールヒ』とか『ウラガーン』が使えたりするわけ?」
「どうしてリュウがそのことを?」
「え?」
俺の言葉にアジーンが訝しむ。
その様子を見て俺は気付いた。
「あ、いや......た、たまたまだよ! そう、たまたま......」
(バカ......なにやってんだよ、俺......)
心の中で嘆息しながら、慌てて取り繕う。
が、俺自身だんだんと言葉が濁っていくのを感じていたし、アジーンもそれを感じたのか思いっきりこちらを怪しんで見ていた。
(うっ......)
アジーンの鋭い瞳に、思わず引き気味になる。
......転生したことは誰にも言わないつもりだったけど、嘘を付くのが苦手な俺がこれ以上誤魔化したところで下手に出るだけだろうし......はぁ、アジーンになら別に言っても構わないよね?
「......なぁ、アジーン」
「ん?」
「誰にも言わないって約束出来る?」
「? 構わんが......どうした?」
「実は俺ーー」
そうして俺は別世界から転生してきた人間であるということ、この世界は俺が前世で大好きだったドラクォから何十年後の世界かもしれないこと、ドラクォというものはどんなものなのかなどなど、全てのことをアジーンに打ち明けた。
昔から起承転結に話が出来ない俺的に頑張ったつもりだが、かなりの長話になってしまった。
アジーン、すまん......。
「だからヴィールヒやウラガーンのことを......」
「うん。頼むから誰にも言わないでくれよ? いや、信用してないってわけじゃないんだけど言ったら面倒臭くなるから......」
「確かにここまで長いと面倒臭いかもしれんな」
「おいっ!」
「事実なのだから仕方あるまい?」
「そりゃ確かにそうだけど、本人の目の前で肯定することないだろ......」
腕をだらしなく下ろし、しょんぼりとしながら言う。
「ふんっ、叩き落とした仕返しだ」
えぇぇぇ、根に持ちすぎだろ......。
「まぁ......あれはお互い様ってことで......」
苦笑いを浮かべながら、俺はアジーンを取り鎮める。
「どちらにしろ、ヴィールヒやウラガーンはお前が覚醒した際にしか使えない技だぞ?」
「え? じゃあ結局のところアジーンってなにも使えないってこと......?」
「まぁ......そういうことになるな」
わずかに視線を逸らしながら、アジーンがボソボソと呟く。
が、俺は聞き逃さなかった。
聞き逃せなかった。
「じゃあ技術試験どうするんだよ!! 学力試験だけでなんとかするとか絶対無理だからね?!」
「そんなことを言われても私にはどうすることも出来ん。このようなことなど一度もなかったのだから」
「うっそだぁ......」
アジーンの突き放すような言葉に机に突っ伏し、思わず頭をガンガンと打ち付けてしまう。
「技術試験、どうすりゃいいんだよ......はぁ......」
重い溜息を零しながら、俺は机に突っ伏したまま首を横に傾ける。
と、その先にはいつでも連絡が付くようにと先生の連絡先が書かれた紙が置いてあった。
「明日、ダメ元で試してみるっきゃないか......」
俺は先のことでいっぱいいっぱいになった頭を抑えつつ、ベッドにダイブした。
「もう寝るのか?」
「うん......なんか今日はもう考えたくない、いろいろと」
「そうか......」
そう呟いてアジーンが俺の側に来て体を丸める。
俺が腕を差し出してやるとそれに気付いたアジーンは頭を腕に乗せ、そのまま寝息を立て始めた。
「こうやってると猫みたいだな」
完全に腕枕状態で眠るアジーンがなんだか微笑ましくなり、俺はアジーンの重さを感じながら静かに瞼を閉じた。
☆
「アジーン! ちょっと付き合え!」
俺は机の上に置いてあった先生の連絡先が書かれている紙を掴み、そう言いながら部屋を飛び出した。
「どこに行く?」
「学校!」
「学校? このあいだ卒業したばかりではないか」
「魔力の練り方を先生に聞くんだ。役立たずは役立たずでも、俺が魔力さえ練れるようになればいくらでも技なんて開発できるだろ? 先生がくれた自動人形の教科書に、自動人形は人形使いの魔力で動くって書いてあったし」
当然と言われれば当然の質問に、俺は靴を履きながらさらりと答える。
「役立たずって言われた......役立たずって......」
「事実なんだから仕方があるまい、だったっけ?」
してやったりとドヤ顔を浮かべながら、俺は家の扉を開ける。
「ほら、行こうぜアジーン」
アジーンはがっくりと項垂れつつも、ちゃっかりと俺に付いてきてくれた。
☆
「あ」
学校前、公衆電話の受話器を手に先生の応答を待っていると不意にブツリと音がして、雑音が流れ込む。
「もしもし、先生?」
俺はすぐにそう相手に呼び掛けると、数秒遅れて返事が来た。
『リュウ、か? どうした、なにかわからないことでもあったか?』
「すみません、先生。今日のお昼って時間空いてますか?」
『今日か? 別に構わないが......』
「ホントですか? あの、魔力の練り方を教えてもらいたいんですけど」
『魔力の練り方、な。わかった。なら今日の13時に学校の正門前に来なさい』
「ありがとうございます」
『技術試験のことだろ?』
「バレた?!」
『それくらい簡単にわかるって』
クスクスと電話口で先生が笑っている。
俺は苦笑を浮かべることしか出来なかった。
『それじゃあまたあとで』
「はいーーアジーン、電話終わったよーって、いい加減立ち直れよ......」
そうして電話を切った俺は体をくるりと回すと、未だにいじけているアジーンが正門の隅で一人ポツンといた。
「あー、分かったから。もう分かったから機嫌直せって。あとでおやつあげるかーー」
「ホントか!」
「うおっ!」
不意にキラキラした目でこちらに飛んできたアジーンに、俺は思わずよろめいた。
「近い! 近いから!」
グイグイと押し返し、体勢を戻したところで俺はため息を吐く。
「すまん......つい取り乱した」
「ホントだよ、びっくりしたわ」
苦笑しながら、俺は歩き出す。
「ほら、帰ろうぜ。今日は13時からまたここに来るんだから」
「約束を取り付けたのか?」
「あぁ。入試までに間に合うよう頑張んないとな」
「そうだな」
アジーンもその後をついて来て、俺らは帰路に着いた。
テキトーに思い付いた設定が混ざってまーす
まだ一巻しか読んだことないので、今回の話でこんなシステムあるよ?なんてのがあったら教えて欲しいです(´・∀・`)
*最初のリュウの台詞はウィキ先生から引っ張って台詞っぽく繋げただけです*