ダンジョンに異世界のアイテムを持ち込むのは間違っているだろうか(本編完結)   作:にゃはっふー

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スピカ「ベルが団長を倒したし、要塞も破壊したし、残りは撤収するよ急いで」

リリ「この数を隠せるとお思いですか!? 諦めてください」

スピカ「嫌だ嫌だ、せっかく作って自爆から助かった子は再利用して門番とかにするんだ」

リリ「我が儘を言わないで、大人しくお縄に付きなさい!!」

カサンドラ「ダフネちゃん大丈夫……私は怖かった………」

ベル「この大きな樹、動くし流れる水は回復薬みたいだ」

スピカ「このおかげで死者はゼロだぜ!」

のちに聖女様が本格的にヒーラーになるように言い寄られるが、彼女は好みでは無かったためスルーされる。


戦争遊戯・後編

 爆発作戦はエグドラシルが流す清水のおかげで死者は出ていない。殺すつもりは無かったスピカは、勝負が付いたので話を進めた。

 

 ヘスティア側の勝利の場合、アポロン・ファミリアは何でも聞くと言ってしまい、何でも後付けでできる。アポロンは以下の事を承諾させられた。

 

 ・アポロン・ファミリアの所持している土地、資金、物資など全てヘスティア・ファミリアに譲渡する。

 

 ・団員に脱退権限を与え、脱退する者をしっかりと送り出す。資金も出してあげる事(資金は払う前に捻出する事)

 

 ・今後ヘスティア・ファミリアへ無条件で味方する事。

 

 ・アポロン・ファミリアはヘスティア・ファミリアの傘下に下り、オラリオの治安維持に尽力する事、ガネーシャ・ファミリアと仲良くする事。

 

 ・今後、アポロンは相手の了承無く、下界の人類(子供)たちに手を出してはいけない。

 

 これらを破った場合、アポロンは天界へ送還される。そう言うルールに驚きはしたものの、アポロンはオラリオから追放されずにすんでホッとする。団員は減ったが、その分、眷属(子供)たちの愛は深まった気がするアポロン。住む場所もヘスティア・ファミリアが最低限用意した場所に引っ越した。

 

 一応ヘスティア・ファミリアの奴隷と言われても仕方ないが、戦争遊戯(ウォーゲーム)の傷も治してくれたし、文句は言わずに過ごす。

 

「少し甘くないかドチビ?」

 

「向こう何年もボクの派閥の命令聞くんだ、スピカ君がいなくてもね」

 

「………まあ長い目で見れば十分か」

 

 スピカはいない。いまの地位を維持できなくてもアポロンはヘスティアに付いて行くしかない。それなら良いかとロキも納得する。スピカの技術はスピカだから用意できるのだ。この先、どうなるか分からない以上、保険はいくつあっても足りない。

 

 そして新しいホームだが、スピカが一から立て直している。

 

「一日で半分以上終わっとる………」

 

「まあこの感じだから、ホームの事は安心してくれ」

 

 ロキを始めとした、スピカの味方の神々は元アポロンホームを平地にして、新たにヘスティア・ファミリアのホームが建つ様子に少し驚く。工房もしっかり作り、ニューホームはすぐそこである。

 

「ベル君もボクのために勝利してくれたし、今回は満足だよ」

 

「そうねヘスティア、絶賛スピカが着こんでいる物の出どころが聞きたいわね」

 

「へ、ヘファイストス怖いよお………」

 

 こうして色々な事が過ぎていく。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 半分完成したニューホームで寝泊まりするヘスティア・ファミリア。今後について確認する。

 

「ついに命竜シリーズもバレてしまい、もうここまで来ると隠す物が無いんじゃねえ的になってきました」

 

「けどまだあるんでしょう」

 

「ありますねえいっぱい」

 

 ベルと命がええっ!?と驚き、ヴェルフはやっぱりかと言う顔をする。ヘスティアも知っているのか、あまり驚かない。

 

「まあまあ、実は成功率低いのは心に来るけど、一日一回チャレンジして、第一級冒険者並みの装備がいくつかあるんだよ」

 

「三年間こつこつチャレンジしてました」

 

 それもいま拡張された隠し場所、秘密の地下室に安置されている。ヴェルフはそれも報告するのかと頭を痛め、ベルはへえと感心する。

 

「命はウチにいる間は【命竜刀】は自分の物と思いなさい、持ち帰りたい場合、この値段分働いてくださいね」

 

「わっ、分かりました」

 

 命もタダでもらえたりするより、こうしてくれた方が助かるので嬉しい話だ。なかなかに高いが、スピカ製作での最高品にしては安い方だ。一年後、タケミカヅチ・ファミリアに戻る時、必ず持ち帰ると心に決める。

 

「これから先、数々のシリーズが日の目を見ることになりそうですが、今はさておき、どうしましょうかね」

 

 庭には一面の鋼の軍隊と石の軍隊がある。実はガネーシャ・ファミリア、団長が険しい顔で見ていたのだが開き直っておこう。

 

「とりあえず防衛機能として働いてもらいましょう。キラー系は畑を耕す機能もありますし、役に立ちます」

 

「多様でございますね………」

 

「あの~、あの大きな木のような物はどうしたんですか?」

 

「エグドラシルは都市外で畑背負ってますから、問題ありません。あれ自体が自然の要塞として機能するように育てました」

 

「お前のスキルおかしすぎるだろ」

 

 ヴェルフが呆れる中、エグドラシルは都市外のどこかで移動しながら畑を守っているらしい。

 

「次にせっかく広々としたホームが手に入ったので、団員を集めたいと思いますが、正直やめた方が良い気がしますね」

 

「あーうん………」

 

「えっ、どうしてですか!?」

 

「纏めると面倒なだけですから」

 

 他派閥に隠しているあれやこれやの有無。ハイエルフであるスピカの存在。大量に披露した【魔道武具(マジックウェポン)】と言う存在。

 

「一番最後が問題ですね、勝たなきゃいけない勝負なので、普段のルール。【魔道武具(マジックウェポン)】は自腹を撤回しましたからね」

 

「スピカ様もしっかり使用した分は払うんですが、今回は撤回しましたからね。適当な理由を付けては、タダで【魔道武具(マジックウェポン)】など使用しようとする団員が流れ込むでしょう」

 

「命君みたいに、特製シリーズの武器をちゃっかりもらおうとする子も出るだろうね」

 

「ヘスティア・ナイフが特別扱いとか言われそうですね」

 

 ヘスティア・ナイフは飛躍するベルに合わせて、ヘスティアの独断でヘファイストスに依頼した武器だ。もう即金で払い終えているので問題ないが、そう言う事を狙う団員が流れ込む事を危惧する古株たち。ヴェルフとベル、命は何も言えずに話を聞いた。

 

「もしも団員を入れるなら、その辺りの線引きができる人ですね。ホーム新装もタダでしている訳では無いので、しばらく俺は【ブルーメタル】製造です」

 

「リリは【ブルーメタル】を卸すので、ベル様とヴェルフ様、命様はナーサリー様と段蔵様と共にダンジョンアタックを。ヘスティア様は全体の資金の管理をしていただきます」

 

 頷き合う仲間たち。後日、元アポロン・ファミリアのカサンドラとダフネが入るのだが、それは後のお楽しみ。

 

「ついでにいままで団員数から取りかからなかった問題、エンブレムですけど、火に星をあしらった物にします。もういい加減にエンブレムぐらい作らないとね」

 

 こうしてファミリアとして大きくなるヘスティア・ファミリア。これから新たな問題に差し掛かったり、カジノで色々あったりするのだが、それは別の物語。

 

「サーアスカラマタコウセキツクルゾー」

 

「お願いですから鉱石だけにしてください。フリではありません、まともな物を作ってくださいね」

 

「スピカ君、罰則(ペナルティ)の罰金を忘れないでくれ。あれで派閥のお金は半減してるから」

 

「あの時のギルド組織長の顔は忘れんぞ」

 

 大金を奪い取れて嬉しそうにするエルフの豚にヘイトを貯めて、しばらくは大人しく働くスピカである。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

「それじゃ、なんか無いかくまなく探してなー」

 

「ふざけるなロキっ!! なんで新居完成したら強制捜査入るんだいっ!?」

 

 ロキ、ヘファイストス・ファミリアの団員がゴブニュ、ガネーシャ・ファミリアと連携して、完成したヘスティア・ファミリアホームの捜索が始まった。ちなみに野次馬に神々などが外から見ている。

 

「だってスピカたん、見た事も無いもん着てるとかはええんやけど、あないやばいもん作られてるんやもん。せめて把握させてくれへんと、こっちもフォローできへん。一から建てたホームなら隠し部屋の一つ二つ作りそうやもん」

 

「地下拡張などの情報を、ギルドから念入りに聞いているのは裏付けは取れた。ちなみに俺はガネーシャだっ!!」

 

「黙秘します!!」

 

 こうしてヘスティア・ファミリアの新たな門出は拓かれ、フィルヴィスとリューの隠し撮り写真が大量を発掘され、スピカはNOッ!!と叫び声を上げる。

 

 カメラがオラリオに広まるのも時間の問題であった。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 そしてとある場所でロキとスピカが密会していた。

 

「なんでリューさんたちの写真見つけてるんですか!? そこは計画にありませんでしたよね?!」

 

「いっや~アイズさんの天然センサーに反応したからしゃーないやん。ともかくキラーマシン? とかの所持はガネーシャたちに納得させられたし、本当にやばいもんは見つけてないんやろ?」

 

「ええ、今回はやばいことしましたからね。わざと家探しさせて、他の神々にはもう無いと思わせる。必要なことでしたが犠牲が大きい」

 

 ですが噂を聞いたフィルヴィスさんとリューさんの顔は見てみたいものです。

 

「自分、妙なこと考えてへん? ともかくこれでアホウな神は遠巻きで見るにとどめるやろう。あのまま家探しなしにすると、忍び込もうとする奴出てたはずやし」

 

「これから先はどうなるか、ベルもLv3になるし、このままじゃ追い抜かれるからLv4にならないと」

 

「これ以上進化したらスピカたん、なにになるんやろう?」

 

 こうしてガネーシャたちを欺き、スピカは本当に隠している隠し部屋で好きな物を作れることになる。

 

 ちなみにカメラをロキに渡して、アイズの写真を撮れるようにした。水に濡れると壊れる仕様なので盗撮には使われ無いはずだ。

 

 隠し部屋にはキラーマシンの上位種など収めていて、最悪な事態になると発進する仕組みにしてある。こんなものを隠し持つのがバレれれば面倒だが、これでバレることはないだろう。

 

 スピカはこうして自由な時間を手に入れて、最終的にキラーマジンガを作るのであった。




アポロンはヘスティア・ファミリアの下につかせました。主にガネーシャの下で働かせます。

今回の探索は外にいる神々に変な物は無いとアピールする為、ロキたちと裏で組みしました。今回はインパクトあり過ぎて、忍び込もうとする奴が現れるだろうと考えたからですが、アイズさんが天然センサー使い、余計な物を見つけました。

思いつく限り、スピカの物語はここまでです。残りは断片的しかないし、駄文が続きそうですのでここまでです。

この後のスピカはウィーネを拾い、ゼノスの支持者になるくらいですかね。後は邪神エニュオを倒す話ですね。やろうとするとカットと誤字の多さに、さすがに続ける気はおきませんでした。

これ以上は邪足でしょう。スピカの物語に付いてきていただき、ありがとうございます。

それではこれで

ヘスティア・ファミリア『お読みいただきありがとうございます』
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