サクラ大戦2外伝~ゆめまぼろしのごとくなり2~   作:ヤットキ 夕一

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※本編ではなく「あとがき」ですので、作者の話とかウゼー、どうでもいいわー、という方はどうぞ遠慮なく飛ばしてください。



~あとがき~

 以上で、「~ゆめまぼろしのごとくなり2~」は完結となります。読んでいただき、ありがとうございました。

 

 この『~ゆめまぼろしのごとくなり2~』は前作同様に私が20年程前にあるサイトに載せていた『其は夢のごとし2』を前作の設定でリメイクしたものでした。

 しかしこの『其は夢のごとし2』は途中で私が就職したり、多忙になった関係で未完になっていたもので、私自身、最後までの構想はあったので、いつか完結させたいと思っていたのですが、サイトのサービス終了に伴い完全に消えてしまい──完結も夢と消えたものでした。

 それがこうして、無事に完結まで書けたのは、私としてもとても感慨深いものがありますし、前作を含めて書いてきて良かったな、と思っています。

 

 さて内容ですが──今回はいろいろ反省点あったな、と思いました。

 主人公が結構な頻度で戦線離脱して、それで不在状態の時期が長すぎたのは良くなかったかな、と思ってます。

 ──ところで、本作の主人公・梅里ですが、あっちこっちにいい顔して、かといって誰かに的を絞ることもなくふらふらしている、と思われている方もいるかもしれませんが……。

 実はこれには理由がありまして、各ヒロインのルートごとに一から書くわけにはいかないので、イベントを全ヒロインまとめて網羅しているせいです。

 そのせいでこのような──ある意味全キャラ攻略のハーレムルートを爆進している、ということになっているわけで……。

 そんなわけで本作(前作もですが)は共通ルート……というか、むしろ先述通り、すべてのヒロインのイベントを経るハーレムルートを通っているものだと思ってください。(外伝扱いの『かすみ√』は彼女のルートに入ってますので違いますが)

 ちなみに、書く機会がなくてスッカリ忘れていたんですけど、前作の各ヒロインのエンディングは、多少の差異はあれど、里帰りをしのぶに勘違いされたこと、せりの母親の出産のための帰省に付き合ったこと、かずらのコンサートを聞きに行ったこと、といった程度のことは共通して起こっていることです。

 ですので今回も──陰陽寮への報告のために京都へ、せりの実家の手伝いに行く、かずらと上野公園の調査、カーシャの帰国の見送り、といったものは共通して起こっておりますので。

 

 またヒロインが増え──追加した新キャラのカーシャまでは見越していたのですが……何の気なしに鬼王からの襲撃に巻き込まれるのを椿からかすみに変更したら、いつのまにか裏ヒロインになっていたという想定外のことがありまして……完全に予想外でした。

 でも彼女の存在も、夢組という仲間の外からの視点が増えたということでもあり、結果的には良かったと思ってます。

 …………まぁ、彼女のおかげで引き続き『かすみ√』を書くわけですけどね。

 元々のヒロイン3人も、それぞれ納得する話は書けましたし、特にせりには苦労をしてもらったという感はあります。書きやすいヒロインだからこそ、あそこまで追いつめることができたと思ってますし。

 追加ヒロインのカーシャは……もう少し頑張れたかな、と自分では反省してます。とはいえ、ここまで読んだ方はご存じでしょうが、カーシャは「~2」で帝国華撃団夢組の舞台からは退場ということになってしまいますけど。

 そのほかの登場人物も、色々出したけどやっぱりスポットライトが当たるキャラ、当たらないキャラの差はどうしても出てしまい──柊に関しては、書いている本人さえその存在を多々忘れる次第でした。旧作の『其は夢のごとし2』ではヒロイン扱いだったので出したのですが、正直イマイチ生かしきれなかったと反省しております。

 ヒロイン以外のキャラで一番頑張ったのは、紅葉でしょうか。彼女は「2」で精神的に成長したのではないか、と思ってます。

 で、今作では、味方の霊子甲冑のオリジナル機体を登場させました。光武・複座試験型ですね。

 実は旧作「其は夢のごとし」シリーズは、意外とオリジナルの機体を出してました。霊子甲冑に限らず、風組の運用する光武運送用の小型潜水艇だったり、雪組が使用する除雪用蒸気噴出式ホバークラフトやら、作業用簡易人型蒸気とか。

 今シリーズでは全部お蔵入りにしたので、初めての華撃団側のオリジナル機体でしたが──最後に使う予定だったので出したわけで、それも「4」の双武につながる機体でもあるので、そのようにうまく仕上げられたかと思います。

 また悪役側ですが……“人形師”は本来はもっと救いようのない、京極と似た野望のみに生きるような、陰陽寮を追放されて歪んだ悪役にする予定だったのですが、しのぶシナリオで名前を付けてから、なんだか方向が変わってきて──あのようなキャラになりました。

 ここなので書きますが、耀山に関しては「京極によって心を歪められていった」という設定と、「実は一度死んでいて、有能なので反魂の術で蘇らせられていた」という設定の二つで迷い──結局、どっちにも決められずに誤魔化した、という裏話があります。

 今後も名言する気はないので、どちらを採用するかは、読んでいる方々が自分でしっくりくる方で解釈してください。

 

 前作の「書き直したい」に続いて、本作の「完結させたい」という夢が無事に終わりました。

 で……いよいよ次は「新たに作り直したい」という、1の“リメイク”、2の“リスタート”に続き3では“リビルド”に挑戦です。

 ──なにやら予告がすでに出ていましたが。(笑)

 

 旧シリーズの「サクラ大戦3外伝」は「ルーアンの魔女」という題名でサクラ大戦3の完結後からサクラ大戦4の間を書いたものでした。

 復活したパリシィ怪人や、新たに現れた怪人。それに黒幕としてジャンヌ=ダルクを採用して──無事に最後まで書き、完結した作品でした。

 個人的には満足していまして、本リメイクシリーズを始める際に、「3外伝は書き直す必要ないんじゃないか」と思っていたほどです。

 ただ──案の定、掲載サイトが消えたせいで、元が残ってません。

 それに加え──その当時のことを説明すると「3」発売直後で、その「3」熱に押されて「2外伝」の更新を止めて書いたほどでしたので、もちろん「4」も発売されてないころでして──まさか、のちのシリーズでああなるとは……

 そう! ラスボスに採用したジャンヌ=ダルクは後々のサクラ大戦シリーズである「~君あるがため~」という本家に敵として採用されてしまったのです。

 また主人公の能力が「伝説に語られる剣を具現化させる」という、これまた当時なかった「Fate」シリーズではお馴染みな能力だったので──いっそのこと「……最初から作り直そう」ということになり、外伝作品とはいえ、全部一から作ることになりました。

 まぁ、それでも「ルーアンの魔女」の残滓……たとえば主人公とヒロイン(白繍なずな)の根本的な設定はそのままだったり、もう一人のヒロインの設定も名前以外はほぼそのままだったり、と残ってますし、霊子甲冑もそのままにする予定だったりします。

 ただ、もちろんラスボスは変えますし、主人公の能力も少し変化させる予定です。

 タイトルは「サクラ大戦3外伝 ~絶海より愛を込めて~」の予定になっています。

 なるべく早く始めたいと思っておりますが、こればかりはどうなるか全く未定でして──来年(令和3年)の2月くらいまでには始めたいと考えています。

 

 さて、最後になりますが、本作を最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

 また前作から引き続きお付き合いいただいた方々には、本当にありがたく……感謝の言葉もございません。

 そして、できれば次回作である「サクラ大戦3外伝 ~絶海より愛を込めて~」、またさらにその後に予定している「サクラ大戦4外伝 ~ゆめまぼろしのごとくなり 最終章~」を楽しみにしていただけたら、と思う次第でして、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

 …………あと、できれば……ではありますが、お気に入りや評価、感想等をいただけると、と~っても励みになりますので、入れていただけると助かります。

 

令和2年 12月14日  ヤットキ(やつとき) 夕一(ゆういち)  




 そして……この後は一度エンディングを見た後の、2週目の話が始まりますので、よろしければどうぞ。
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