その瞳に希望を宿して   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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大変長らくお待たせしました!
12話です!
今回は主に3人視点で進みます。
こらそこ、ネタがなかっただけだろとか言わないの、その通りだから。

という訳で(?)今回もごゆっくり、見ていってください!


第12話

あれから数ヶ月後、俺は最低限の日常生活ができるまで回復し、リハビリも進んできていた。

しかし、以前のように戦闘しようとしても体がついて行かず、リハビリとしてやらせてもらった戦闘訓練の結果も散々なものだった。

 

前にドクターとやらにオペレーターとして採用されるという案を出されたが、俺以外の小隊員が次々受かる中、俺は採用試験に落ち続けていた。

これでは隊長としての威厳が丸つぶれになってしまう。

いやもう潰れてる気しかしないのだが、それでもみんなは俺の事を慕ってくれているし、俺なら受かれると言ってきてくれている。

俺はその期待に答えないといけないし、俺には全員を護れるような力をもつ義務が隊長としてある。

 

そんな俺がこんな調子だとダメだ、そう思い、俺は1人、ロドスのトレーニングルームにこもりきっていた。

それにしても、元は敵だった上にまだロドスの一員でもない俺にトレーニングルームを貸してくれている事はありがたいが、一体なぜそこまでしてくれるのだろうか。

そう思いながら筋トレをしていると、ロドスの制服を着て仮面で顔を隠している、ベージュの髪の鬼と思われる種族の男が、俺の隣のトレーニング器具を使い始めた。

 

「…あんた、ロドスのオペレーターか?」

 

「ん?ああ、重装オペレーターをやってる。お前は……ああ、もしかして前に重症で運び込まれたレユニオンの隊長か?」

 

「ああ、もう既にレユニオンでは俺たちが死んだ扱いになってるだろうがな」

 

そう短い会話を交わし、2人して黙々とトレーニングを続けていると、隣の重装オペレーターが、

 

「…そういえば何でお前はトレーニングをしてるんだ?まだ身体も万全って訳じゃないだろう」

 

「……確かに、まだ最低限の事しか出来ない、だが俺には仲間を護る義務があるんだ、早くオペレーター試験にも受からねぇと威厳もクソもない」

 

「なるほどな、なら尚更先に身体を万全にした方がいいんじゃないのか?」

 

「それを待ってる時間がないんだ、早くイツキたちを守れるようにならないと……!」

 

そう俺が言うと、隣のオペレーターははぁ…と大きなため息をつき、

 

「なぁ、そんなに焦ってどうするんだ?焦ってトレーニングしても何も変わらないぜ」

 

と、言ってきた。

 

「焦ってなんかない、ただ俺は…」

 

「…お前はなんだ?」

 

「……俺は、ただみんなを護りたいだけだ」

 

そう言うと、男ははぁとため息をついて、

 

「なら、尚更身体は万全な状態にした方がいい、そんな身体じゃオペレーターになっても誰も護れやしねぇよ」

 

そうオペレーターは言うと、トレーニングしていた手を止め、トレーニングルームに入ってきた、仮面をつけた女性に声をかけた。

そして少し会話した後、その女性と別れると、重装オペレーターの男はタオルで汗を拭きながら、

 

「悪ぃ、ドクターに製造所の仕事頼まれたから行ってくるわ」

 

と、言ってきた。

 

「…ああ、わかった。そうだ、あんた、名前は?」

 

「俺か?俺はノイルホーンだ、まあ何かあったら聞きに来い、先輩オペレーターとして色々教えてやるよ」

 

そうノイルホーンは言うと、トレーニングルームから出ていった。

 

~~~

~~

 

「えーと…このお薬がこれで…このお薬がここれ…よし、納品確認終わりました!」

 

「わ、私も納品確認終わりました!」

 

「二人ともありがとう、おかげで早く終わったよ」

 

「いえいえ、私たちに出来ることがあって何よりです」

 

「よし、早めに終わったから休憩にしようか、最近カステラをおすそ分けされてね」

 

そうサイレンスさんは言い、医務室に備え付けられている冷蔵庫から、カステラを取り出し、切り分けてくれた。

そして紅茶も淹れてくれ、私とシロはその好意に預かる事にした。

 

「…そういえば、2人はなんで医療チームの採用試験に応募しないんだい?2人はアーツ適正も医療に対する態度も優秀だけど」

 

「ありがとうございます、でも…私はまだ医療チームに入って正規のロドスメンバーとして活動する気はありません、ごめんなさい」

 

「私も、イツキさんと同じです、ごめんなさい」

 

「そうか、理由を聞いても?」

 

「私は…お兄ちゃんより先に、採用される訳にはいかないんです。お兄ちゃん、ああ見えてプライドが傷つくのを人一倍気にしますから」

 

「私は…1人だけで採用されたら、上手くやっていけるかわからなくて…イツキさんと一緒に採用されるならされたいんです」

 

「なるほど、それなら仕方ないね……」

 

そうサイレンスさんは言うと、そのままうつらうつらとし始め、そのまま眠ってしまった。

 

「あちゃ…また寝ちゃった」

 

「種族的にも昼間の活動は苦手な上にオリパシーが加わって眠気が凄いって言ってましたもんね…」

 

「うん…そう考えると私たちはあまりそういうの無いから良かったよね」

 

「ですね、でもアイラさんはその……オリパシーの被害らしきものが……」

 

「あぁ…戦闘中のアレね……」

 

そんな会話をしていると、外から何やら楽しそうな話し声が聞こえてきた。

気になって外へ出てみると、アイラさんと、ベージュ色のショートカットの、ヴィーヴル族の女性が、なにやらアイラさんのオリジムシを見ながらなにやら楽しそうに話していた。

 

「…何してるんだろう?」

 

「さぁ……?」

 

そうこっそり見ていると、2人はオリジムシの歩くペースに合わせた速度で、どこかへと楽しそうに会話しながら行ってしまった。

 

「……何だったんだろう、あれ」

 

「なんだったんでしょうね……?」

 

「確かにアイラさんところのオリジムシはたまに可愛いと思う時あったけど…慣れたからそう思ってきてただけだろうしなぁ…」

 

「まさかロドスにオリジムシが好きな人がいるわけないですもんね……」

 

そんな会話をしていると、サイレンスさんが起きてきたので、私たちは休憩を終わり、引き続きお手伝いをすることにした。

 

~~~

~~

 

「ドクター?外はこんないい天気なんだし、ちょっと休憩して休もうよぉ〜…」

 

「そうしたいのは山々だが、アーミヤに頼まれた書類がまだまだあってね…これだけは終わらせておかないと怒られるんだ」

 

「そっかぁ…じゃあ私は寝て待っとくねぇ…」

 

「いや…可能な範囲でいいから手伝って欲しいんだが…」

 

「えぇ?嫌だよそんなのぉ…自分でやってよぉ……」

 

「はぁ……仕方ないか」

 

そう言い、私は黙々と作業を続けていた。

しばらくすると、気持ちよさそうなクルースの寝息が、私の執務室のソファから聞こえ始め、微笑ましくなっていた。

その後またしばらくして書類を作り終え、私は自由な時間を手に入れた。

とは言ってもやりたいことは特にないし、今日の分の研究はもう終わってしまっている。

今から少し研究を進めたところで、気がついたら夜中になってしまっているのがオチだろう。

アーミヤからはしっかりとした時間に寝るようにと厳しく言われたので、たまにはその言いつけを守ってやらねばアーミヤが可哀想だ。

 

なら少し読書でもしようと思い、執務室にある蔵書を少し引っ張り出して読むことにした。

読みふけっているとすぐに食事の時間になり、私はクルースを起こして、食堂へ向かった。

 

時間も時間とあってか、食堂には沢山のロドスに関わっている人々で溢れかえっていた。

ロドスの戦闘オペレーターや非戦闘員のオペレーターに感染者の患者たち、ロドスのオペレーターでなくとも様々な業務を行ってくれている人々や、ロドスの研究者たち。

このたくさんの人々が支え合って、このロドスができている。

ロドスは色々な人々に色々なことをやらせているブラック企業だと言う人もいるが、各々の能力よりも高い物事はやらせてはいない。

子供ならば折り紙を折ってオペレーターに渡したりすることでも、オペレーターやロドスにとってメリットになるなら、それをしてくれるだけでも構わない。

そんな事がはっきりと疑問や不信感から確信や安心へと変えてくれるのがこの食堂だ。

 

「さて…何を食べようか」

 

そう言いながら、私は今日のメニューの書かれたモニターを見ていた。

様々な出身地や食の趣向に合わせた料理が並んでいる中、私はウルサス風ビーフストロガノフのセットを注文し、カウンターで渡されるのを待っていた。

そこに注文を終えたクルースが合流し、私たちは雑談しながら待つことにした。

 

「ドクターはぁ、晩御飯なににしたの?」

 

「ウルサス風ビーフストロガノフのセットだ、クルースは?」

 

「私はぁ、サラダのセットにしたんだぁ、ちょっと高かったけど、デザートにリンゴスムージーつけたのぉ〜」

 

「ほう、そんなのもあったのか…私もつければ良かったかな」

 

「そんなこと言ってもぉ、私のはあげないからねぇ〜♪」

 

そんな会話を交わしていると、注文した料理を、食堂の料理人が持ってきてくれた。

 

「あ!ドクター!グムの料理、注文してくれてありがとう!」

 

「やっぱり、グムの担当だったか。注文して良かったよ、美味しくいただくとしよう」

 

「えへへ、ありがとう、じゃあグム、まだ仕事残ってるから戻るね!」

 

「ああ、頑張ってくれ、無理のないようにな」

 

「うん!」

 

そうグムは満面の笑みで厨房へと戻り、再度料理を再開した。

 

「さて…頂くとしよう」

 

そう席に座り、周りのオペレーターと楽しく会話しながら、私は晩御飯の一時を過ごした。




リアルも忙しくネタも出ないという状況で投稿が遅れました…
本当に申し訳ない…
脳死で書ける身内ネタ盛りだくさんの方は更新したりしたのですが、やはり脳死とちゃんと考えてるのではやはり書きやすさが違いますね…

あとケオベちゃん可愛いですね…
最初は興味なかったんですけど運営がBGMの投稿をしてケオベに興味を持ち、CVが可愛ければ引こうと思って聞いたらとても可愛くて…
友達に引いてもらったら☆4たくさん☆5が2人、そしてケオベちゃんという神引きをしてくれました。
本当に感謝。

とまあ後書きはここまでにして、また次回、お会いしましょう!

小説の流れ(物語の内容)について

  • もっとフランクにしてもいい
  • もっとはっちゃけでもいい
  • 下手なことしないならいい
  • もっとネタに走ってもいい
  • 今まで通りがいい
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