タイトルを仮タイトルから本タイトルにしました。
タイトルからアークナイツを抜くかどうか悩んだけどまあいいや…って……
それはそうと、やっとネタとそれまでに繋がるのを思いついたので書けました。
好きなキャラたちと絡ませる方法ならまだネタが出るなぁ…って……
では今回もごゆっくり、見ていってください!
数日経ったある日、俺は休暇になり、イツキたちとロドスを歩き回る事になった。
イツキもシロもつい最近正式にオペレーターになり、訓練を受けているらしく、疲れているようなので息抜きになるかと思ったのだ。
まあ、本来ならばどこかに出かけたりするのが良いのだろうが、ロドスは1つの製薬会社の癖して移動都市が本体なのだ。
……本当に、財政力はどうなっているのだろう。
まあそんなことは置いておくが、移動都市ならば、外に出ようと思ったら停泊中にしか降りれない。
なら、艦内を適当にブラつこうという訳だ。
「…にしても、広い艦内だな、迷いそうだ」
「だねぇ……ってか、ここどこだろう……」
「ええっ!?イツキちゃん、道わかってなかったの!?」
そうシロが驚き、あわあわとし始める。
昔と違い、言動も柔らかくなり、年頃の女の子っぽくなってきてくれて嬉しいものだ。
…っていや、それはいいんだ。
「え?俺もわからないんだが……イツキ、道わからないのか?……マジで?」
「うん!全くわからないよ!」
「そっかぁ……」
そう明るく返事してくる妹のポジティブさに感心しつつ、俺はガックリと肩を落とした。
にしても、道がわからないとなると、まずはここがどこなのか把握する必要があるという事だ。
近くになにか目印や地図のようなものはないだろうか…そう思いながら歩いていると、唐突に後ろから誰かに話しかけられた。
『そこの御三方、すみません!シーンお嬢様を見ませんでしたか?』
そう声がした方向を向いてみるが、そこには誰もいない。
いやでも声はしたよな…?
でも足音ってしたっけ……?
そう思っていると、
『レンズはここです!こーこー!見下げてくださーい!』
「へ?」
そう言われるがままに見下げてみると、元気?に動く、6輪の小さなロボットがいた。
「うわぁぁぁ!?喋ったぁぁぁぁ!?」
『ええっ!?今頃ですかぁ!?ってか、その反応は心外ですぅ!』
そう言って荒ぶるロボットに軽く謝ってから、俺たちは何をしているのかを聞いてみた。
『ああっ!そうでした!シーンお嬢様を見ませんでしたか?』
「いや…誰も見てないけど…どんな人なんだ?」
『えーっとですね、白い髪の毛で…常におっとりとしていてカメラを持っていて……あとかわいいです!』
「お、おう」
そう迫真で言ってくるロボット―――レンズと言ったか―――に苦笑いしつつ、俺は記憶の中で当てはまる人があるかを思い出す。
……そう言えば、最近見た風景写真の撮影者がそんな名前だった気がする。
その人だろうか。
まあとりあえず、困っているなら助けた方がいいだろう、そう思い、俺は手伝う事にした。
「…よし、探すのを手伝おう。どこへ行ったか心当たりはあるのか?」
『本当ですか!?ありがとうございます!そうですねぇ…シーンお嬢様なら、写真を撮るために景色のいい場所によく行きますが…動きがゆっくりなのであまり遠くへは行っていないはずなのです』
「なるほど…なあイツキ、ロドスで景色のいい所ってどこだ?」
「うーん……屋上の甲板とか?シロちゃんはなにか心当たりある?」
「え?私もそこしか思いつかないよ……?」
「だよねぇ、じゃあそこ行ってみる?」
『わかりました!……ところでここから甲板へ、どういくのでしょう?』
「え?道わかって……?」
『整備が終わってすぐ爆走してきたので覚えてないです!』
「そっかぁ……」
そういい、結局俺たちは迷子の状態からわかる道へと出なければどこへも行けない状況から抜け出す手を考え始める。
こうなったら誰か道がわかる人を探そう、そう思い、誰かを探しつつ地図があることを祈って歩き始めた。
しばらく進むと、曲がり角の先の部屋のドアが開く音がし、誰かいると認知することが出来た。
そしてその人がこちらの方へと来て目の前を……
『あ、レンズさんこんにちは、シーンさんは今日はいらっしゃらないのですか?』
そう可愛らしい声でその白くて丸いナニカは言い、目線?をこちらへと向けてきた。
『あ、初めましてですね、私はLancet-2と言います。"かわいいクロージャお姉様"に改造された医療プラットフォームです。』
「は、はぁ…よろしく」
どこからツッコめばいいのかわからず困惑してしまうが、どうやらロドスにおいてロボットはいい声で喋るものらしい。
……まあ、人間ではないが誰かに出逢えただけよしとしよう。
「そうだLancet-2、シーンをみなかったか?」
『シーンさんですか?すみません、私は見ておりません…』
「そうか……ところで、ここから甲板へ行こうと思ったらどう行けばいい?」
そう尋ねると、どこかLancet-2が笑顔になった…気がした。
そして、
『もしかして迷子ですか?…まあ、ロドスは広いですからね。甲板へならそこの角にあるエレベーターから行けますよ、良ければお送り致しましょうか?』
「ああ、出来たら頼みたい……」
『わかりました!お任せ下さい!』
そうLancet-2は言うと、『着いてきてください!』と言って、俺たちの前を進み始めた。
それについて行き、エレベーターを待ち、エレベーターのドアが開く。
すると、その中から茶色の角張ったロボットと、なんか光ってるロボットが降りてきた。
『おや、ここにいましたかLancet-2、ドクター様が発電所を我々に担当して欲しいそうです。一緒に行きませんか?』
『わかりました、Castle-3さん。ではこの方々を甲板まで送り届けてからでもよろしいでしょうか?』
『もちろん構いませんよ、急ぎではないですからね』
『わたくしはこの熱く滾る熱エネルギーを早く活かしたいところですが…まあ困っている人は見過ごしておけませんな。ところでそこの鬼のお方、貴方から素晴らしいエネルギーを感じます、どうですか?わたくしとともに熱エネルギーの素晴らしさについて語るというのは!?熱エネルギーとは素晴らしく熱く、何よりも輝く。そう。未来を見すえて頑張る人々に通じるものがあるのです!さあ、皆さんも共にパワーを、そして熱エネルギーを称e
『Thermal-EX、その辺にしておいて下さい、皆さんドン引いてらっしゃいます』
ンンンッ、これは失礼、少々熱くなりすぎました。しかしこれだけは知っていてもらいたい、熱エネルギーとは素晴らしく、とても神々しいものなのだということを!』
「「「は、はぁ……」」」
なんだかこのロボットがいるだけでその場所の温度が上がりそうだなと思いながら、俺たち3人とロボット4人?でエレベーターに乗り、甲板までやってきた。
その途中でLancet-2から聞いたが、シーンはいなくなったと思ったら、自分の部屋に帰ってくるまで居場所がわからなくなることが多々あるらしい。
いつもならそこにレンズがいるのでわかる時があるそうだが、今回はいない…となると、探すのが大変になるだろうとの事だった。
3ロボに別れと礼を告げ、甲板を歩き始めると、レンズが爆走をし始めた。
俺はそれを追いかけると、そこには3脚にカメラを乗せ、広がる荒野の写真を撮っている女の子の姿があった。
『シーンお嬢様ぁぁぁぁ!もう!レンズのメンテナンス中に何も言わずにどこかへ行かないでください!』
そうレンズがその子の足元で言うと、その女の子は非常にゆっくりとした動きで、レンズへと屈むと、その頭?を撫で始めた。
そして俺に気づくと、またゆっくりとした動きで立ち上がり、カメラを持ってゆっくりとこちらへと向かってきた。
「……いちまい、どう?」
そう女の子はゆっくりと喋り、俺に向かってカメラを向けてきた。
「お願いしようかな」
そう言い、俺はポーズを取る。
…しかし、しばらく経ってもなかなかシャッター音がせず、未だにピントを合わせているようだった。
「……レンズ、もしかしてまだかかるパターン?」
『シーンお嬢様ですからね…ですが今日は調子が良いようです。あと10分もかかりませんよ。それまでご協力お願いします』
「そうか……」
少し写真を撮ってもらうことを後悔しつつも、極力動かないようにして、イツキとシロの様子を見てみる。
…2人はどうやら俺が写真を撮ってもらっているのを見たからか、遠くに沈む夕焼けを見て楽しんでいるようだ。
それからしばらくして、やっとパシャッという音と共にシャッターが切られた。
『ご協力ありがとうございます!シーンお嬢様もご協力頂いて喜んでらっしゃいます♪』
そうレンズに言われ、シーンの顔を見てみるが、先程であった時と同じ無表情のように見えた。
そう思ったことに気づいたのか、レンズは追加して、
『シーンお嬢様はピロサ族でして、感情が現れるのもゆっくりなんです。シーンお嬢様の笑顔が見たいなら、もうしばらく待つことをオススメします』
「ああ、なるほど」
そう俺は納得し、もうしばらく待つことにした。
ピロサ族ならば、個人差もあるだろうが、確かに動きもゆっくりになるだろう。
そう思っていると、撮影が終わったことに気づいたのか、イツキとシロが近づいて来た。
「お兄ちゃん、撮影終わった?そろそろ晩御飯食べに行こうよ!」
「ん?もうそんな時間か?」
そう言いながら、スマホを起動し、時計を見る。
確かに、そろそろ晩御飯の時間だった。
「お兄ちゃん、スマホの壁紙もその写真なんだ、外に出てからその人の写真好きだよね」
「ああ、なんかただ綺麗なだけじゃなくて、無慈悲だけどどこか優しい世界を表してるっていうか……なんか優しさを感じるんだ」
『ほうほう、どんな写真ですか?レンズにもお見せください!』
「ん?ああいいぞ」
そう言ってスマホの壁紙をレンズに見せると、
『ふふっ、この写真の撮影者こそ、ここにいるシーンお嬢様でございます!お目が高いですね♪』
と言ってきた。
「えあっ!?マジでか!?」
「お兄ちゃん、えあってなにえあって…」
「いやそりゃそのくらい驚くだろ!?イツキで言う好きな絵師さんが目の前にいる感じだぞ!?」
「ああ…そりゃそうなるね」
そう兄妹で会話していると、シロのお腹がぐぅ…と鳴った。
「あっ!?すみません、熱が入ってる会話の最中に……!」
「いやいいよ、イツキ、シロと先に飯行っててくれ」
「わかった、お兄ちゃんもあまり遅くならないようにね」
「ああ、わかった」
そう言って2人を見送り、ふと振り向くと、先程まで無表情だったシーンの顔に、天使のような笑顔が浮かんでいた。
「ありがとう、わたしのしゃしんがすきっていってくれて」
そうシーンは照れくさそうにゆっくりと言い、その足元でレンズが荒ぶっていた。
『シーンお嬢様が直接お礼を!?どうしましょうどうしましょう、今日はお赤飯ですかー!?』
「いや別にそこまでしなくても……」
『でもしっかりとコミュニケーションをシーンお嬢様から取ろうとする人は珍しくて…!そりゃもう数える程しかいないんですよ!』
「へぇ……なんか照れくさいな」
『こうなったらシーンお嬢様をおんぶして食堂へ向かいましょう!ご飯の時間ですよー!』
「どうしておんぶになる……」
そうやれやれと思いながらシーンの方を見てみると、シーンがだっこ。とでも言いたそうなポーズを取っていた。
レンズの言うことは一理ある…のかもしれない。
「はぁ…わかった、乗りたきゃ乗りな」
そう言って背中を向けてしゃがむと、シーンが乗ってくる。
決して大きいとは言わないが柔らかいナニカが背中に当たるが、そういうのはイツキでもう慣れてる。うん。
「よいっ…しょ、じゃあ食堂へ行くぞ……ああそうだ、俺は橘 リョウ、まあ適当に呼んでくれ」
「うん。わかった」
そうシーンは言うと、背中の上で寝てしまい、食堂についてからイツキやシロに弄られたのは言うまでもない。
最近知ったんですけど、ロドスの艦内って小さな商店街あるらしいですね…
やべぇなぁ……
それはそうとシーンちゃんが可愛くてやばいです。
なでなでしたい。
ではまた次回、お会いしましょう!
小説の流れ(物語の内容)について
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もっとフランクにしてもいい
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もっとはっちゃけでもいい
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下手なことしないならいい
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もっとネタに走ってもいい
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今まで通りがいい