その瞳に希望を宿して   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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やっと続編がかけました……本当にお待たせしました……
かなり短めですが大目に見て貰えるとありがたいです()
最近アークナイツのストーリーもほぼ読んでない弊害かネタが浮かばないんですよね……

あ、それはそうと最後にアンケートを用意しましたので、入れてもいいよ、という方はよろしくお願いします!

では今回もごゆっくり、見ていってください!


第21話

身体が動かない。

いや、正確には半身が何かに埋もれるかのように重いようだ。

 

ゆっくりと目を開け、俺は重たい身体の方へと振り向く。

すると―――

 

「ううん……おいら、もう食べられないよ……」

 

と、俺の身体を抱き枕のようにして寝ている、ケーちゃんの姿が目に入った。

 

「はぁ……びっくりした………ってえ?なんでケーちゃんがここに?」

 

そう1人で周囲を見回し、確認していると、どうやらここは自室ではなく、ヴァルカンの工房のようだった。

 

「ああ、目が覚めたか……ところで最近、寝れてるのか?」

 

「ああ……一応寝れてるぞ、3時間くらい」

 

そう俺が言うと、ヴァルカンはやはりかとでも言いたげな表情で大きなため息をつき、

 

「今日はここまでにしておこう、あとしっかり休むようにするんだ、オペレーターは身体が第1だぞ」

 

「あ、ああ、わかった」

 

そう言うと、俺は起き上がろうと身体を持ち上げ………

 

「………動けないんだが」

 

ようとしたが、ケーちゃんに未だ抱き枕にされ、動けないでいた。

それはまだいいのだが、腕になにか柔らかいものが当たっており、すごくヤバい状態だ。

中身はまだ子供なのも相まってボディタッチが多すぎるのはどうなのだろうか。

 

「………まあ、頑張れ」

 

そうヴァルカンは言うと、そのまま再び剣を鍛え始めてしまった。

 

「あの、ケーちゃん?」

 

「ううん………どうしたの、リョウお兄ちゃん?」

 

「えっと……離してくれたら嬉しいかなーって……」

 

「やだ」

 

「えぇ……」

 

いつもなら素直なケーちゃんが反抗してきた事に少しショックを受けつつ、俺は対策を練る。

というか、どうして俺はこんなところで寝てるのだろう。

そう考えていると、剣を焼入れまでし終えたヴァルカンが、こちらへと近づいてきた。

 

「どうやら、ケーちゃんが離れてくれない理由がわかってないみたいだね」

 

「あ、ああ……何でかわかるのか?」

 

「はぁ……君は今日の兵装試験前のミーティング中、意識を失って倒れたんだ……医療オペレーターに来てもらったが、疲労が溜まってるだけだから寝かせておけばいいと言われてね、ここで寝かせていたら心配したケーちゃんがくっついた、という訳さ」

 

「………なるほどな」

 

そう返し、俺はケーちゃんの方を向き、頭を撫でてやる。

 

「うにゅ……?リョウお兄ちゃん、もう大丈夫なの?」

 

「ああ、心配かけたな」

 

そう言うと、ケーちゃんはようやく離れ、起き上がって目を擦り始めた。

俺も起き上がり、何をしようかと周囲を見回していると、不意に工房のドアが開いた。

 

「あっ!お目覚めになったんですね!」

 

そうトレーを持ち運んできながら、入ってきたサルカズの少女は言った。

恐らく、この子がさっき言っていた医療オペレーターだろう。

 

「ああ……君が診察を?」

 

「はい、倒れたと聞いて飛び出してきたんです……かなり疲労が溜まっていたようで、それによるものだと思うので、しばらく安静にしなきゃダメですよ!」

 

そう注意され、ふと昔を思い出す。

……そう言えば、昔イツキにもそう怒られたっけ。

あの頃から何も変わってないんだなぁと少し凹んでいると、少女が何かを思い出したようにああっ!と言い、

 

「良ければどうぞ、私の作った健康食です!」

 

と、トレーとその上の食事らしきものを手渡してくれた。

 

「ありがとう……これは?」

 

「カフェインレスのお茶に、肉とチーズ、ピクルス、レタス抜きのハンバーガーです!あと、野菜十二種のミックスサラダもありますよ〜!」

 

そう満面の笑みで少女は手渡してくる。

肉、チーズ、ピクルスにレタス抜きハンバーガー……それってケチャップと玉ねぎとパンズしかないのではないだろうか。

流石に嬉しいのは嬉しいが、野菜しかないのは……そう思い、ふとケーちゃんの方を見る。

ケーちゃんなら少しは貰ってくれるかもしれない。

 

そう思ったが、ケーちゃんは苦笑いし、狸寝入りを始めてしまった。

 

え?あのケーちゃんですら嫌がる健康食ってなに?

 

そう思いつつ、仕方ないので出された食事を食べる。

目の前に満面の笑みの少女がいるので、変なリアクションは取れない……そう思っていたのだが………

 

「………いけなくもないなこれ」

 

見た目とは裏腹に、レユニオン時代の野菜過多生活に慣れてしまった弊害なのか、普通に食べれてしまった。

いや寧ろレユニオン時代に食べていたものにとても似ているまである。

なんならサラダにドレッシングがあるだけでこれはもう高級品なのではないだろうか。

 

気がつけばペロッと完食している自分がおり、目の前の少女はとてつもない満面の笑みを浮かべていた。

 

「どうでしたか?」

 

「ああ、美味かった……なんか懐かしさすら感じたよ」

 

「良かったです!また持ってきますね!」

 

そう少女は言うと、手早く片付け、部屋から出て行った。

 

「………大変だったんだな」

 

「…………リョウお兄ちゃん、はちみつクッキー食べる?」

 

「………変に同情しないでくれ、あとケーちゃん、わけてくれるならその心残りしかなさそうな顔をやめてくれ」

 

そんな会話をし、平和な一日が今日も過ぎていった。




いかがてしたか?
いやぁ、書くのは苦痛でもないしなんならこの世界感が好きなんですけどひとつ浮かんだネタにたどり着くまでのストーリーが思いつかず……
そして気がつけば数ヶ月経過していました()
楽しみにしてくださってる皆さんには本当に申し訳ないです()

まだ書く気ではいるので、また次回、お会いしましょう!

小説の流れ(物語の内容)について

  • もっとフランクにしてもいい
  • もっとはっちゃけでもいい
  • 下手なことしないならいい
  • もっとネタに走ってもいい
  • 今まで通りがいい
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