その瞳に希望を宿して   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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前書きのネタはないですが言わせてください……

カーディちゃん可愛いから昇進絵ください!!!!!!

はい。
行動予備隊A4はいいぞ。

では今回もごゆっくり、見ていってください。


第8話

占領した次の日、俺たちは誰かの家を使わせてもらっている事に罪悪感を抱きつつも、快適な生活を送っていた。

俺たちは合計で2つの部屋を与えられたので、男女にわかれて使っているのだが、男が8人いるのにも関わらず、あまり狭く感じない。

イツキやシロにも聞いてみたが、女子もそんな感じらしく、罪悪感はあるが快適だと言っていた。

もしこの男女比が偏りすぎていたら、多分もっとキツかったのだろう、そう思いながら、俺はベランダから周りを見渡していた。

見渡してみると、楽しそうにサッカーボールで遊んでいるレユニオンの他の小隊のメンバーや、今回の主力となった感染者の集団の一員がいたり、なんとも平和な世界が広がっていた。

 

唯一心残りなのが、元々ここに住んでいた人々の事だ。

かなりの人数が殺されてしまったが、それでも俺たちが逃がした数人以外にも、他に逃げた人々がいるはずだ。

その人々がどこへ行き、今何をしているのかと思うと、心の底から申し訳なくなってくる。

それは俺たちの小隊員全員がそう思っているらしく、先程から軽く雑談はするものの、部屋にこもって無言の状態が続いている。

 

レユニオン隊員にしてはうちの小隊員は全員非感染者に大きな怨みを持っている訳ではなく、心優しい人の集まりなのだと思うと嬉しくなるが、こんな組織に身を置かねば生きていけないという現実に嘆くしかない。

 

他にここよりいい組織があればそこに逃げ込むのだが、感染者に良くしてくれる組織など聞いたことがなく、やはりこの組織にいるしかないように思える。

しかし、食事は何とかならないものだろうか。

他の小隊に聞く限りは、毎日のように配給のマズいレーションを食べさせられ、配給内容がいい時でもカピカピに硬くなったライ麦パンと味の薄いスープだ。

パンはスープにつけて食べないと硬くて食べられたモノじゃないし、スープなんかもただ味の着いた水らしい。

ネクロが隊長をしていた時は何故あそこまでいい物が食べられていたのだろうと疑問に思うが、恐らく裏で上層部に掛け合ったか、極秘裏に周囲の村と俺みたいに協力関係を結んでいたのだろう。

 

俺たちは周りの村のお陰で小隊だけでも食材がある時は、美味しいスープや炒め物が食べれている。

俺たちは感染者ということを隠しながらだが、面と向かって話し合えば何とかなる時があるのではないだろうか。

 

そう思いながら、俺はひとつ大きなため息をつき、何か面白い事でもないかと、部屋を軽く漁ってみることにした。

さすがに金目のものをパクるのは気が引けるので盗らないが、いくつか面白いものが見つかった。

そのうちの一つに、とある事が書かれた、新聞紙があった。

そのとある事と言うのも、こことは別の場所で、感染者の集団が反乱を起こし、小さな街がひとつ乗っ取られ、それをロドス・アイランドがその町を管轄する移動都市と協力し、奪還したという新聞記事だった。

 

そこにロドスの名が出てくるとは思わず、綺麗な2度見してしまったが、本当にロドスとはどういう組織なのだろうか。

ここに書いてある限りでは、鎮圧隊により鎮圧したとあるが、この鎮圧隊は、土地を管轄する移動都市のものでロドスがバックアップについたのか、それともその逆なのか…

注釈には『ロドス・アイランドは現在、国家や組織、あるいは個人が遭遇した感染者問題に応用できる医療プランを研究しており、キャリアや感染の有無を問わず各国の有能な人材を集めている。』とあるが、ならば何故、レユニオンからは『感染者を救うとあるが感染者に武器を向ける、自身の利益しか考えない組織』として知られているのだろうか。

 

そしてもう1つ、記事にはこんな事が書かれていた。

『ウルサス帝国の都市の一つ、チェルノボーグが、感染者テロ組織、"レユニオン"によって壊滅、同時期にチェルノボーグにて天災が発生、生存者は絶望的か』

それを見た俺は、この組織がした、事の重大さを思い知らされた。

そして、世間一般的には、このレユニオンという組織はテロ組織と認知されているということも知り、俺はどうしていいのかわからなくなってしまった。

 

きっと、この組織にいても、感染者に対する対応は変わらない。

それどころか、この組織のせいで、感染者は危険だという認識を持たれる可能性だってある。

そうなってしまったら、今より感染者に対する風当たりは強くなるだろう。

そんな事はあってはならないはずだ。

だが、このレユニオンという組織は、暴力で解決する事しか考えていないように思える。

しかし、俺には何も出来ないのが現実だ。

残念だが、諦めるしかないだろう。

 

そう思いながら、俺はまた大きなため息をつき、ソファーに座って、テレビを見ることにした。

テレビを見ているとやはり、チェルノボーグの事や、俺たちが占領した、この街のことも報道されており、次第にやるせない気分になっていった。

かと言って、占領したので帰りますねと言って帰らせてくれる訳もなく、警備のためと言って残らされているのが現実だ。

 

そんな事を思っていると、インターホンが鳴り、誰かが来たことを告げた。

指揮官や他の小隊のヤツらではないだろうと思いながらドアを開けると、そこにはイツキとシロがいた。

 

「どうした?何かあったのか?」

 

「あのね…テレビ、見た?」

 

そうおずおずとイツキが言い、俺は何を言いに来たのかを悟った。

恐らく、俺が今見ていたニュースでも見てショックを受けたのだろう。

 

「ああ、チェルノボーグの件か?」

 

「うん…いっぱい死傷者が出たって…あと、私たちの事をテロ組織、って…」

 

「仕方ない、実際俺たちだってひとつの街を武力を行使して占領してるんだ、普通に考えたら立派なテロさ」

 

「それは…そうだけど……」

 

そう言い、しゅん…と、イツキは耳としっぽを下げた。

それを見て罪悪感が芽生えた俺は、何か楽しいことでもないかと考えた。

そして、先程見つけたモノを思い出し、俺は2人に待ってもらい、それを取りに行った。

 

「ほら、これでもやって気分転換しようぜ、技のやり方とかが載ってる本も見つけたから、しばらくは遊べるはずだ」

 

そう言い、俺はプラスチック製のヨーヨーを手渡した。

しばらく2人の頭の上にはハテナが浮かんでいたが、俺が指にストリングをつけて実演してみせると、本人たちも納得したようで、やってみたいと言ってきた。

 

「えーと…こう?」

 

「ああ、そのまま腕を振り下げて…ほら出来た」

 

「やりましたねイツキさん!上手ですよ!」

 

「うん!」

 

そう盛り上がる2人を見てほっとしながら、俺は2人に本を見つつ、ヨーヨーを教えてやっていた。

それをしばらく楽しんでから、俺たちは休憩がてら、その辺を散歩してみることにした。

 

居住区を抜け、作業員向けの小さなショッピングモールへと向かうと、そこは最早廃墟のように荒れ果て、数人のレユニオン隊員がたむろしていた。

中には売り物であろう食品を飲み食いしていたり、物品で遊んだりしている者も居たりして、どう見ても無法地帯そのものだった。

それを見た俺たちは、絶句しながら、その場から逃げるように立ち去った。

 

 

 

~~~~

~~〜

~~

 

ウィィンと音を立てて執務室のドアが開き、1人の少女が入ってくる。

 

「準備はできましたか?」

 

少女はそう、真剣な面持ちで、執務室の外を見ている、私へと聞いた。

 

「…ああ、龍門へと向かう前の前哨戦と行こうか、アーミヤ」

 

そう私は言うと、PRTSと書かれたホログラフウィンドウを閉じた。

 

「はい、行きましょう―――"ドクター"。」

 

そう言われ、私は軽く頷き返し、私たちは戦場へと向かった。




ヨーヨーネタを入れた理由は某元レユニオンの特殊オペレーターを加入させた時に書いたからです。
ハイパーヨーヨー再販はよ。

という訳で最後に出てきたのは一体誰なのか、カンが良くても悪くても名前でお察しでしょうがあの方々です。

ではまた次回、お会いしましょう!

小説の流れ(物語の内容)について

  • もっとフランクにしてもいい
  • もっとはっちゃけでもいい
  • 下手なことしないならいい
  • もっとネタに走ってもいい
  • 今まで通りがいい
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