運命を廻るモノ   作: 白黒魂粉

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生存ルートいくぞぉ!




No.3
謎の店


「……なんだ?あの建物」

 

紅魔館へ向かう途中、森の中に一つの建物があるのがみえた。

看板が見えるので恐らくは店を構えているのだろう…もっとも、こんな所で商売になるのか。という話だが

 

「……………。」

俺はそのまま通り過ぎてもいいかと思ったが、何故かその店に引き寄せられていった。

そうしてドアの前までやってきて、俺はドアを叩いた。

 

「あいよぉ〜。なんのようだい〜?」

中から、髭をハゲ散らかした男が姿をみせる。

どうやらただの店ではないらしい。

 

「近くを寄ったものでな、気になって来てしまった。」

 

「おぉ、そうかいそうかい。良ければ見ていくかい?」

 

「ぜひ。」

 

男2人を下ろして、俺は店の中へと入った。

中には武器やら器具やらがわんさかと並べてある。

 

「こんなものまで……?用途がないだろうに」

 

「もの好きの為のものさ〜。それよりも……おめぇさん……」

入り口前に寝かした男を指さして男はニヤリと笑った。

 

「人を売って金を稼ぐのかい?それならいいことを教えてやるよ」

 

「悪いが……そういうのではない。それに今の俺には金もないからな」

 

「ほぉ……ならどっちか売ってくれねぇかい?」

 

「理由は?」

不審にも程がある。何を企んでいるのだ?

 

「そんなに身構えなくてもいいって、おいらはその男を使ってやり事があるんだ〜」

 

「まぁ……いや、それでも…」

人を売るのも殺すのも変わらないが…なにかが俺の決断を鈍らせる。

クソ……どうすれば…?

 

「なんでぇい、問題ないだろうて。おめぉさん、高くつけるで〜?」

 

「いや、それでも金は受け取らん。その代わりと言ってはなんだが……」

俺は店の外でてそこに置いてある荷車をゆびさして

「これをしばらく貸してほしい。ひと月ほど」

と提案した。

 

男はニッと笑って

「そんなことかぁ〜!全然構わねぇぞぉ。」

と言って、荷車にひょいと片方の男を乗っけた。

 

「それじゃあ等価交換だぁ。こっちは貰うかんなぁ」

 

「あぁ。荷車感謝する」

 

「また来てくれよなぁ」

 

そう言って、俺はそこを後にした。

それにしてもおかしな所だ……血の匂いがそこら中にこびりついていた。

あそこは恐らく黒…なのだろうな。

 

これから、俺があの店を主に利用することになるのだろう……なんて予想を、俺は静かに考えるのであった。

 

 

「荷車にしてからかなり楽だ。」

身体がとても楽だ。

担いで行くよりも効率もかなり良い…それに男の状態もまだ良い…と言えるだろう。

……と、そろそろ日が暮れてしまうな。

もう少しで紅魔館にもつくだろうから、ちょっとだけ休むか…?

 

いや、それなら紅魔館に戻ってしまおう。

ケモノたちも襲ってくる気配はないのだから……

 

そう気持ちを切り替えて、俺は荷車を押し進むのであった……。

 

 

 

 

そうして…

「やっと……戻れた。」

あとはこれを吸血鬼に渡すだけ…。

 

「あ、戻ってこれたんですね!……ってその荷車は?」

 

「なんとかな。……これは貰い物だ」

 

この数日間で起きたことを簡潔に説明した。

そんな話をしている間に、咲夜が門の前まで来ていた。

 

「戻って来れたのね。お嬢様がお待ちよ」

 

「あぁ…わかった。」

荷台から男を持ち上げ、俺はドアへと向かう。

とりあえずは生き残ることが出来ただろう…………。

 

「それじゃあ、付いてきて」

 

そうして、咲夜の後ろを追うのであった……。




また次回は早い内に!!

またな!
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