「はぁ……はあ…」
あれからまた時間が経過した。
ライターの炎はもう着火出来なくなっていて、灯りとなるのは手に持っている松明が最後だった。
(こんな所で…俺は……死ぬのか……?)
さっきまでかなりの緊張状態で身体を動かしていたので気が付かなかったのだが、ケモノたちの攻撃もすこし収まっていたくらいになると、俺は極度の空腹状態に陥っていた。
「だめだ……、何も食べていないのがここで来るか…」
身体が少しずつ動かなくなってくる。
空腹の影響か、はたまた血を流しすぎたのか、俺の意識がゆっくりと消えていく…
ここで消えたらそれこそ死んでしまう……その自覚はあるのに、それでも…その消えゆく意識を抑えることができない…。
「…………く…、そ……」
そこで俺の意識が途切れた。
異様な雰囲気を感じた。それにとてつもなくいやなオーラが俺の前から
溢れてくるような……
「……ハっ!?」
目を覚ました。本当の命の危機で生存本能が働いたのか、先程までの身体の不調は感じなかった。
……おそらくは感じられないほどに目の前のナニかに俺の生命活動を危ぶまれる存在がいるのだろう…
「んーー?目覚めたのかーー?」
「はっーーー?喋っ……」
目の前にいたのはあの吸血鬼と同じ赤い目をした…金髪の女の子だった…
だが、この子はなにか違う……人ではない。
「君は……?」
俺がそう尋ねると、その少女は「私か?私はルーミアでて言うんだぞー」と笑顔で返事してくれた。
「ルーミアちゃんか…ところで君はどうしてここに?」
「んーー?それはねーーご飯がほしいなぁ……って思ってたのだー」
こんな所で食事をするのか……?
やはりこの子…どこか…………
そう思っていた矢先の事だった。
ルーミアと名乗る少女はてをゆっくりと広げて…
「ねぇ……あなたは食べてもいい人間?」
と俺に質問をして、その瞬間に俺の足が何かに掴まれたように動けなくなるーーー!
「何を…?!」
「私はお腹が減ったのだ…でも人間は全然出歩いていなかったから全く食事にありつけてなかったのだーー…だから……」
アナタをタベルノダ。
そう言われた。
頭が働かない……ダメだ…言葉すら出てこない……!
「とにかく逃げーー……」
足掻くようにして、ようやく足についた重りのようなナニかを振り払った。
そして俺は彼女と反対方向に逃げる…
なんの対策手段の持たない俺は、彼女にとって格好の獲物だろう……。
だから攻撃が緩まることは決してない。
30秒も立たないうちに俺の足は何かに拘束されていた…。
「がっ……!?」
頭からコケる俺に…ルーミアは笑顔でこう言った。
「逃げても無駄なのだー。まぁ……でも」
楽しめたから……いっか♪
「それじゃあお疲れ様ーなのだ〜」
そんなことを彼女に言われた瞬間に俺の視界が奪われる…
「なっ……?!アガ…!!?」
目を潰されて……!?
それ右肩の感覚が……?!
目を潰され、そこから俺の身体はどんどん攻撃を食われられていった…
数秒後には、俺の四肢の感覚はなく、暗闇の視界の先にいるルーミアの
ことを俺は分かりもしないが……きっとえがおで俺を捕食しているのだろう…
恐怖の中で、俺は大量出血による貧血によって…意識を落とした。
それから二度と……俺の意識は戻らなかった。
end1
暗闇の森で食べられるend。
妖怪の恐ろしさは対策の仕様がない理不尽なものがおおい所だろう。
とりあえずBAD回収しました。
次回からNo.2 ……スタートです