運命を廻るモノ   作: 白黒魂粉

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実はまだ続くんですよ(小声)Bパートスタート!!


No.2
流れる記憶


「よし、それじゃあ……ッ?!」

 

紅魔館を出発しようとするーーーその時、何かが頭の中に流れ込んで来た。

その記憶は一瞬のうちに俺の頭の中で解凍されていき……膨大な記憶の塊は、一瞬にして俺の中に浸透して行った……。

 

「…………ハッ?!」

 

なんだこれは…?誰かの記憶?

謎の現象に襲われ、俺の思考はその処理に追われた…。

 

闇の中で、赤い目をした少女によって身体を壊されていく映像……

そしてその声の主は…

 

「まさか……」

 

そこで考えるのを辞めた。

 

「どうしたの?」と尋ねる咲夜に俺は

「今日は出発しない…明日かれ決行することにする」とだけ伝えて、俺は館に戻った。

 

 

「いいんですかね?」

美鈴は傍にいた咲夜に聞いた。

「さぁ……?でも元は殺し屋だし…人を殺してくるのは早いんじゃない?」

「えぇ……?」

「まぁ別に構わないわ。それじゃあ、引き続きよろしくね」

 

しかし、咲夜は何故彼が判断を先延ばしにしたのかが気になっていた。

それも一瞬のうちに、だ。

以前の彼ならそんなことは絶対にしなかった。

必ず彼は時間通りにその依頼を決行し、その依頼を成功させてきた。

 

彼に付いていた二つ名は〈時の遂行者〉。

予告殺害をしようものなら…ターゲットにされた物はどれだけ頑丈で

安全とされた場所に身を隠して受けようとも、彼の殺害を避けることは出来なかった。

 

それ故に彼が何故……

 

分からない、と考えるのをやめて…

「彼に聞けばいいのか。」と、彼の元へと向かうのだった……。

 

 

「さて……と…」

恐らく、この記憶は…俺がこのまま集落に向かった場合の記憶なのだろう。

無数のケモノに襲われ、その後…人を喰らうカニバリスト……?に腕やら脚やらをもぎ取られてそのまま…………

 

「……酷い話だな…」

夜に森を出歩くと言うだけでこんな目に会うのか……、この幻想郷という世界は…どうやら人間に優しくできてはないらしい。

ならば…昼間に行くのではなく……朝…早朝に出発すれば恐らくは……

危険なのは変わりないだろうが、それでもあんなのに襲われることはないだろう。

 

コンコン。とドアを叩く音が聞こえた。

「入るわよ?」声の主は十六夜だった。

俺はどうぞ。と聞こえるように言ってドアの方を見やる……

 

入ってきた咲夜はトコトコと俺の方までやってきて、スっと自然な流れで俺の横に座った。

 

「それで……」聞きたいことは1つです。そう言って俺の方をじっと見つめながら…彼女は

「どうして明日に決行を後回しにしたのですか?」そう尋ねてきた。

 

「……このまま出発して、夜になって……それから…俺が殺される予感がした。」

 

まさか……と言いたげな表情で咲夜はこちらを見ていた。

話を続ける。

 

「ナイフを持っても……ダメだった。その俺を殺したやつに出会う前に……」

 

「そんな……まぁ、それなら分かったわ。」

 

咲夜は立ち上がって拳を上に突き上げて…

 

「私が貴方をエスコートしてあげる。どう?これなら安全でしょ?」

 

と…そんな提案をしてきたのであった…………。




1日空いたな!構想を考えていたということにしておいてくれ!!

それじゃあ!
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