ヴァンパイアが吸血鬼系Vtuberになってみた!   作:ねこまんま014

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10秒でわかる作者のロケハン日記~ロビカス登場まで

Vtuberの配信ではよく見たけど一応自分でもやってみるか
ヒットかぁ……ヒットは意味ないって知ってるもんね
おい! プー! なんで左右だけじゃなくて前後も動くんだよ!いらねぇだろ!
慣れてきたぞ意外といけるかもしれん

敵が強くなってきて…

敵はヒットじゃ無い!! ファールや!
いまならカットマンとしてプロでも通用するわ
猫でも勝てん
もうがまんできねぇステータスを活用するぜ
なんでいままでこいつらを敵だと思っていたんだ。ただの雑魚どもじゃねぇか!
ガハハ! 勝ったな!!

そしてやつが登場……

続く


【ゲーム実況】野球ゲームに初挑戦です!②

 可愛い動物たちと野球で遊ぶ楽しいゲーム。森の熊のホームランde showの配信が始まりました。

 

『次は象さんと一緒に野球をしていくんですね』

 

 ロバさんと野球の勝負が終わった後は象さんが投手としてマウンドに立っています。鼻でボールを保持してぶらぶらと鼻を揺らした後、そこからボールをわたくしの操作する熊さんに向けて投げ込みます。

 ボールの速度自体は先ほどまでとほとんど変わらず、難易度も変わらないように思います。

 

『はい。はい。はい。これで三球連続ホームランです!』

 

 コメント:

 何やこいつ…(戦慄)

 つよつよ吸血鬼です

 ホームラン de show界に脅威の新人現る

 なにその狭そうな世界は

 驚異じゃなくて脅威?…さてはお前RTA走者だな!?

 普通の野球ゲームよりありえんぐらい早い速度で振るうバットにアジャストしている+114514点

 

 象さんとの野球勝負は15球中5球のホームランノルマの所を13球のホームランを放ち一発クリアしました。

 

『本当に楽しいですね。このゲーム。動物さんたちも愛嬌のある顔してますし』

 

 凜ちゃんに聞いていた話とは全然違う展開に内心戸惑っていますが、もしかしたら凜ちゃんはこのゲームが楽しすぎて配信しているということを忘れてしまうから配信者力が試されるなんてわたくしに伝えたのでしょうか。

 

 次のピンクのネズミさんとの野球勝負も簡単にノルマをクリアしていよいよステージ4に進みます。

 

 相手はカンガルーさんです。

 一体どんなボールを投げるんでしょうか。わたくしの分身こと熊さんがバットを構えて待機している中、気になるカンガルーさんの第一投は──バウンドしました!?

 

 上下にバウンドする非現実的な軌道を描くボールにわたくしは思わず硬直してしまい見逃しという結果を生んでしまいました。

 

『な、なんですかこのボールは! こんなバウンドありえないです!』

 

 コメント:

 オカルト麻雀に初めて直面したインターミドル優勝者みたいなコメントしてんなこいつ

 ようやく…キタな

 キタな(キリッ とかキモw

 初めての見逃しか

 ほんとならイーオーの段階で見逃しなり空振りなりするはずなんだけどね笑

 イーオって?

 一番最初のロバの名前

 

『次はホームランを……フン! 空振りしちゃいました……』

 

 その後も思うようにタイミングが合わず、ヒットやファールを連発してしまい初めてクリアできませんでした。

 

『難しいです……』

 

 コメント:

 おめでとう!

 ようこそ森熊の世界へ

 悪魔みたいなコメントあって草

 全然ダメやんww

 さっきまでがうますぎた

 力んでるヴァンピーちゃんかわいいよ

 

『もう一度いきますね。これすごく難しいかもです』

 

 気を取り直して挑戦した二回目も失敗してしまいました。先ほどまでの好調はどこへ行ってしまったのでしょうか。

 

『もう一度やります!』

 

『次です!』

 

『うぅ……つぎぃ』

 

 何度も何度も挑戦して失敗を積み重ねていく内になぜクリアができないのか分かってきました。

 カンガルーさんが投げる上下に揺れるボール。わたくしにはボールが何重にも見えてしまっているためです。先ほどまでの真っ直ぐのボールでしたらいくら速かったとしてもわたくしの目にはハッキリと見えるほどの目の良さをわたくしは持っているのですが、今回の場合、むしろ仇となってしまっているようです。ただ上下するだけのボールの軌道。そのすべてを捉えようとするわたくしの目は本来一つしかないはずのボールが二つにも三つにもあるように見えてしまっています。ですからバットの芯にボールが当たらずに飛んでいかないという事象が起こっています。

 

 この問題の嫌なところは普段なら吸血鬼化すれば大抵の問題を解決できるのですが、今回の場合は意味がない。最悪はもっと悪化してしまうことです。吸血鬼化したとしても身体能力が向上する以上、さらにボールが多く見えてしまう可能性が濃厚です。

 

 吸血鬼化はできない、純粋にカンガルーさんとの実力勝負ですね。

 

 コメント:

 また失敗だと?

 意外だなあっさりストレートに行くと思ってたわw

 それは無理やw

 なんか他の人の失敗と比べて違和感あるんだよな

 どういうこと?

 横の動きは完璧に捉えてるけど肝心のバットを振るタイミングだけずれてる感じ?

 そんなの別に他の人もありがちやん

 いや他の人なら横だけずれたりタイミングだけずれたり両方ずれてたりするけどヴァンピーちゃんは必ずタイミングだけずれてる

 それはどういう意味があるんです?

 さぁ(゚_゚)

 分からんのかい!!

 ヴァンピーちゃんステータス上げよう

 そもそもこのクソカンガルーは球のホップこそするけど根本はただのストレートだからな。ホップの変化量が7あるってだけで

 パワワプロの変化量7とかもはや魔球なんですけど…

 じゃぁ基本的には今までと変わらない??だけどヴァンピーちゃんは突然対応できなくなった

 これまでのヴァンピーちゃんを見てればカンガルーぐらい簡単にクリアできそうなもんだけどなー

 吸血鬼にはあの球ぶれて見えるんですよ

 ブレ球?

 つまりテニヌのプリンスの菊丸君みたいに見えてるってことか!?

 ブレて見えるから一個の球なのに五個にも六個にも錯覚してる?

 だからタイミングがつかめないと…って納得できるかそんなもん!

 草

 まるで本当のヴァンパイアみたいだぁ

 

『次こそクリアしてみせます! 眷属の皆さん見ててくださいね!』

 

 ホームランの数を着実に一本ずつ増やしていき、17回目の挑戦にしてようやくあと一本でクリアまでたどり着きました。

 

 やっていく内にコツをつかみ始めたのかもしれません。ぶれて見えるボールの内、一番手前に見えるボールが本物のボールだということに気づいてからどんどんと上達していきました。

 

『眷属の皆さん。あと一本です。まだ失敗しても三球残っていますが──ホッ! ホームラン!! これで終わりです!』

 

 ようやく、ようやく終わりました。コメントでも皆さんがわたくしと一緒に喜んでくれています。

 

 コメント:

 おー

 終わった!

 888888888

 お疲れ様!感動した!

 なんか終わったみたいな感じになってるけどまだまだあるぞw

 

『カンガルーさん強かったですね。一度休憩しましょうか。眷属の皆さんもお水飲んだりお手洗いに行ったりしてくださいね』

 

 強敵カンガルーさんとの対決が終わり一息つくことにしたわたくしは次の一戦に向けて英気を養うことにしました。次はどんな動物さんと遊べるのでしょうか。楽しみなような不安なような、このゲームを始めたときの気持ちとは違う気持ちが少しずつ芽生えてきました。

 




次回更新は作者多忙のため未定です。なるべく早く書くので待っててね。

誤字脱字報告いつも助かっております。ありがとうございます<m(__)m>

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