どこにでもあるよくある話です.

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俺は確かに生きていた

ただ、なんとなしの感情に駆られて私はこれを書くことにしました.チラシの裏にでも書けばいいものを過大な承認欲求と近くにチラシがない,そもそも私のよく見るチラシは両面刷りだ.という理由からここに書く.

 

 

私は異常なのだろうか.

 

そういう素質はもともと持っていた,自身は泣き虫の弱虫だ.自己主張も弱く,美術の時間なんかは自分の書きたいものがなくて困っていた.ごみのような人間だ.

 

父と母は優秀な人間だ.だからこそ,私自身がこうであることを哀れに思う.もっと賢く,勤勉で社交性のある人間に私はなるべきだった.私は真逆である.おまけに要領も悪い.

 

だから,俺は八方美人になろうとした.数年前のことだ.狭いコミュニティで俺は必死だった.

誰かに何か嫌なことがあればどんな言葉を尽くしてでも慰めた.まるでホストのように.どんな奴にだろうといいところをえぐりだしてでもほめた.

 

「好きだ」と言い続けると,相手が自分に好意を持つという心理を知っているだろうか.私は中学時代その辺こじらせていたので知っていた.だから俺は積極的に人に「好きだ」と言っていた,あいさつのようなものの気分だった.

さらに追加して自分の嫌いなものの話を極力しないように,したとしてもポジティブな印象を持たせるように,できるだけくだらない内容にとどめた.

自己満足的な行動だったが,それは俺の自尊心を大いに慰めた.

だって!全くネガティブじゃない!とっても俺はやさしいだろ!

俺は俺に酔っていた.内心他人を見下ろしていた.

 

だから,罰が当たったのだ.

 

 

俺は自分が作り上げた(と思い込んでいる)城を安心だと考えた.とにかく承認欲求の塊であった俺はここなら俺の愚痴を言っても構わない,とネガティブで弱虫な私自身を認めてくれると謎の自信を持っていた.

 

結果は単純だった.

誰だって,人の話を聞きたくはない.

ここら辺はあまりよくない方面に話が回ってしまうだろうからやめる.

 

ただ,俺がどうしようもなく人格を嘘で固めたら,自分を出せなくなっただけの話である.

 

そう,ただそれだけなのだ.

そして俺は不器用でもあったために誰かが不安そうなら“慰めなければならない”.”私は俺でいなければならない”

と思い込んでしまった.

それが最大の敗因だ.俺は俺が作った穴に落ちてしまった.

 

私はその時のことを忘れようと努めているためあまり多くは思い出せない.ただ,初めは突然訪れた.確か家庭科の時間だった.

ただ突然うずくまりたくなり,動けず,声を出したくなくなった.少しの物音でも神経に障るし,なぜ自分が消えていないのかわからなかった.

ぐちゃぐちゃの情緒のままよくわからず,なんとか授業を乗り切った.人生で一度も言ったことなかった医務室に向かった.なぜだか涙腺が緩み,わからないがすごく悲しい.仕方がなく持参したペンで頑張って”しゃべれません そうたいしたいです”と書いた。一瞬でも早くここを離れなければ,そうしなければならなかった.

 

しかし,そう簡単に帰すわけにもいかない.僕は医務室の奥に連れていかれた.俺がわけもわからず泣き続けているすぐ横のグラウンドでは体育の授業が進んでいた.天気は晴れだった.

永遠にも思える時間のあと,(担任はたまたまいなかったので)女教師が来た.女教師は俺にいくつか質問をした.

”何がつらいの”とか,”気圧のせい?”とかいろいろ.

正直俺は耳をふさいで今すぐここを飛び出してしまいたかったが,俺はまだダイジョウブだったのでおとなしく話を聞くことにした.ここで暴れたらもっと帰れなくなると思ったから.

僕はよくわからなかったので首を振った.唯、涙だけが止まらなかった.

女はいくつか俺にストレスの解消法を言った.そのくらい,俺は詳しい.全部俺には合わなかった.他人は信用できないし,大声は出さない.最後に女は俺が話すのに使っていた紙を新しいものにして,”私は見ないからそこにいやなことを書き出してうわぁっと破ってみて”といった。

俺は首を振った.

女は”分かった今日はもう帰るように,ただ一人では返せないから親を呼ぶ”と言って去っていった.

俺はただ沈みながら,先に呼んでおけと思った.

 

結局俺が帰るころには昼休憩に入っていた.

保険医は母に何か耳打ちした.それが何だったかはわからないけどきっとよくないことだ.

 

帰りの車のなか俺は相変わらず口を開けないままだった.

母はきっとオレに根気強く話しかけたけど,俺は喋れなかった.少し,情緒は安定して涙は止まり始めていた.

 

それから,僕は家に帰って,音を立てず,静かに過ごした.スマホのチカチカとしたライトでさえまぶしかった.

 

学校に行きたくなくなった.原因はそこにはないのに.

 

次の症状は笑いだった.俺は面白くもないのに笑った.アは母はああははああははは

最高だ完璧だ素晴らしい

あああはははははは

全部乾いて聞こえた.誰に向かって話しているかもわからない.ただ誰もいない部屋で一人あはははは.

全部嘘だ.何も面白くない.自分の笑い声を聞けば聞くほど自分が嫌いになった.完璧な俺がどんどん完璧じゃなくなる気がして嫌だった.

 

俺は学校に行っても誰とも話せず,いやに人目が気になり昼ご飯を食べれなくなった.俺は俺の居場所をうまく取れなかった.どんどん自分がみじめで仕方がなくなった.

 

好きなものが全部嫌いになった.

 

だんだん症状は悪化していき,目の前にカッターがあったから,やろうとして,やめた.だんだんと俺の入っている暗い箱に赤黒い水がどんどん入っていく.水は俺の喉元まで来る.俺は息苦しさにまた,涙を流した.

 

俺はやらなかった.だって俺は精神病ではなかったから.

俺は正直,こんなことを言ったら怒られるのは知ってる.だけど俺は精神病患者になりたかった.

そうすれば許される気がした.

もちろんそんなことはないのだが.

 

紆余曲折,感情の爆発,周囲への多大なる迷惑,好意を無下にし,俺はすがるのをやめた.

俺はそこと縁を切ることにした.

今思うと,俺は静かに波風を立てず消えるべきだった.

俺は俺に無駄な命令を課すべきじゃなかった.

俺は自分のことしか考えられないくずであった.もっとも今もあまり変わらないが.

 

そこで俺は終わらなかった.俺はイメージをすることにした.小さな箱に水を詰められ窒息寸前の俺を箱の外から見下ろすことにした.

そしてその箱を踏みつぶした.叩きつけ,俺を完全にないものにしようとした.

私の手で俺を殺すのはずいぶん気分が良かった.俺は最後まで泣き叫んでいた.俺は私のためには何もしてくれないらしい.

 

そして私は小さくなった俺をどこかに放り込んだ.

 

それで一件落着だ.以上が詰まらない話である.

ここまで読んだ君は後悔したはずだ.かわいそうに

 

さらに俺の両親もかわいそうだ.どうして私はこうなってしまったんだろう.

 

 

 

俺の今の悩みは独り言が止まらないことだ.

正直新しくできた悪癖なのでさっさと訂正することにします.

 

 

お付き合いありがとうございました.

 


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