アイドルになるためのチート貰ったのに劣等生の世界だった   作:シルバーは吸血鬼の弱点なんやで

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第16話

 

 

 

 

 

5日目、新人戦2日目。

 

この日はユリカ、雫、エイミィの3人がアイス・ピラーズ・ブレイク女子新人戦に出場する。

 

アイス・ピラーズ・ブレイクのエンジニアは中条あずさが担当していた。

 

「藤堂さん、調整はどうですか?」

「そうね…ま、悪くないということもなくもないです」

「ええっと…?」

「良いって言ってるんだよね?」

「まぁそういうことよ」

 

雫のフォローに目線を逸らしつつ、肯定する。

 

「北山さんもどうですか?」

「大丈夫です」

「そうですか!司波君から起動式を貰った時はびっくりしましたけど、大丈夫そうですね!」

 

 

雫とエイミィは達也から戦術と魔法の起動式を貰っていた。それを調整したのは担当のあずさだ。

 

「ちなみにエイミィ、なんか顔色悪くない?」

「え?問題ないよ!」

「そう?ならいいけど」

 

エイミィと雫は作業車から降りていった。

 

 

作業車の中では、残ったユリカとあずさが話していた。

ユリカは特化型の競技用CADを左手に乗せると、魔法を発動手前まで動かす。

 

「でも本当にたったひとつの魔法でいいんですか?」

「ええ。中条先輩も調整したならわかってますね?」

「それは…まぁ…でも」

「この起動式は本物(オリジナル)ですから、漏らさないでくださいね?」

 

ユリカは意外にも中条あずさという人物に敬意を払っていたし、()()()()()()()()を調整させるほどには信用もしていたし、四葉に招きたいとも思っていた。

……いや、()の趣味では無い。いや、ロリコンじゃない。本当に。(ユリカ曰く)

 

くじ運の良いことに、予選の初戦で三高の有力選手である十七夜栞とぶつかるのだ。彼女以外にこの魔法を躱すことは不可能であり、彼女でさえ初見では防御も何も出来ないだろう。

 

「問題ないですよ。この魔法は、私の演算速度と干渉力を前提にですが、防御は不可能です。十文字家の…いえ、十文字克人のファランクスでさえ、私の()()を防ぐのは不可能ですから」

 

断言したユリカに、あずさは息を飲む。

 

「それに、中条先輩の調整で負けられないでしょ?」

「藤堂さん…!」

 

感極まった様な顔をするあずさだが、多分ユリカが四葉真夜の娘だと言うことを忘れているだろう。

 

「じゃあ行ってきます、中条先輩」

「はい!武運を祈っています!」

 

ユリカは作業車から降りて、アイス・ピラーズ・ブレイク女子新人戦の会場付近に宛てがわれた控え室に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

女子アイス・ピラーズ・ブレイク新人戦予選、第一回戦第二試合。

 

早くも運が良いのか悪いのか、ぶつかった強豪同士。

四葉という触れざる者たち(アンタッチャブル)の極東の魔王の娘、藤堂ユリカ。

高い演算能力で有名で、達也の作戦で雫には負けたが第三高校のエースの1人、十七夜栞。

 

その2人が向かい合う。

 

十七夜栞はリーブルエペーのユニフォーム。彼女の闘志を伺わせる姿である。

対するユリカはかの世界ではLoli GoThiCのプレミアムレアドレスと位置づけられる「ゴスマジック コーデ」である。かの世界でユリカが初めて手に入れたプレミアムレアドレスである。

 

十七夜栞はCADを構えるが、ユリカは特化型CADを下ろしている。カウントのブザーが鳴る中、集中を高める。

 

開始のブザーと同時に、CADのボタンが押される。

 

十七夜栞は決定的に悪癖がある。それは、金沢魔法理学研究所の訓練の影響で完璧な計算を求めてしまう癖が、「待ち受け」という選択肢を選んでしまうのだ。そして、それはユリカに対しては致命的だ。

 

魔弾流星群(ミーティア・ライン・ブレイド)。複数の射撃面から流星群を撃ち込む魔法。対エリア殲滅魔法として作られたため、一定エリアで編み込んだ様に見える様から、ブレイド…英語でblaidという単語が当てられた。

 

残存氷柱数、0-12。藤堂ユリカの勝利である。

 

 

 

 

 

 

【第2回】次にユリカが行く世界 ※やるかどうかはまだ分からないのと、参考にするだけなのはご了承ください

  • 幼女戦記
  • ハイスクール・フリート(はいふり)
  • ストライク・ウィッチーズ(501)
  • 咲-Saki-(清澄高校)
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