シージ:ライオン系のギャングのお姉さん。巨乳。
スカジ:いつもは騎士の格好をしているお姉さん。ロドスに来る前は賞金稼ぎみたいなことをしていた。巨乳。
グラニ:騎馬警官の少女。ぐう聖人。アークナイツでも例を見ないほどの善人。主人公が卑屈になるので多分でない。
インドラ:シージのギャング仲間。作者は持ってないので暫くは出ない。
エンカク:戦闘狂。マガツは目を付けられたことがある。
トレーニングルーム:ロドスには訓練室があり、筋トレとかできる。
麦茶うめー。やっぱり運動後は麦茶だよねー。コーヒーとかありえなーい。きもーい。(運動後だと)飲みにくーい。コーヒーが許されるのは小学生までだよね~。俺小学生でいいや。
「歌え」
「面倒だな」
おっぱいが舞っている。
トレーニングルームでリハビリがてら筋トレしたり、ルームランナーで走ったりしてちょっと休憩しているときのことだった。
シージとスカジが手合わせを始めた。
シージはブロンドヘアのアスランの女性でまるで獅子――いやどこぞの騎士……よりは大きいので獅子王ほどの凛とした佇まいと覇気を備える。グラスゴーのストリートギャングをまとめ上げていただけはある。そのカリスマ性はロドスに来てからも健在だし、何よりもギャングたちをねじ伏せていた腕っぷしが彼女らしさともいえるだろう。
そしておっぱいがでかい。
灰銀の艶やかな髪を腰より長く伸ばすスカジはかつてバウンティハンターとして生きており、今はロドスに所属しているオペレーターである。ロドスに来る前グラニなどを巻き込んで一悶着起こしていたが(原因はレユニオンの離反者にあるので彼女に非があるわけじゃない)、ロドスは彼女の戦闘能力の高さを評価して勧誘した。スカジはあまり人とつるまない方で強すぎるゆえに他のオペレーターとも組むことは滅多にない。孤高というか孤独というか。まあ、ロドスを嫌っていないようなのでそのうちほだされてくるんじゃないのだろうか。
やっぱりおっぱいがでかい。
トレーニングルームには武道場のようなスペースがあり、武器の鍛錬とか組み手とかもできるようになっている。壁や床に武器を叩きつけても穴は開かない程度頑丈にできていて、存分に長物も振るえるというわけだ。
「すげぇ」
デカァァァァァいッ説明不要!!
揺れる揺れる。
トレーニング用の運動着を着ているからか体のラインがしっかりと見える。
エフイーターにしろ手合わせをする二人にしろロドスにいる女性方はこうも見せつけるような衣装ばかり着ているのか。傭兵の女性だってもう少し男性の目を憚るのに。ガヴィルだって太ももと尻尾以外はしっかり隠す。
……戦場で露出って怖くねえのかなあ?ちょっとした怪我で化膿するのが嫌だからできるだけ肌を隠すようにしてるんだけどなあ。
医療系アーツがあるからと言って変な病気にかかりたくないけどなあ。
ガギン、とスカジの剣(鞘付き)とシージのウォーピックがぶつかり鈍い金属音を響かせる。
若干風圧が離れている俺のところまで届き前髪に風が当たる。
スカジとシージはロドスきっての武闘派で、近接戦闘での実力はロドス内で1、2を争うほど。
――と聞いたことがある。
インドラを始めとしたシージの取り巻きたちが勝手にスカジとシージを比べていたのを聞いただけだが。
さて、なぜこのようにして二人が組み手をしているかというと大した理由はない。
シージが筋トレしているところにスカジがトレーニングルームに入ってきて、シージがそれをみて『やるか』と一言呟くと、スカジは『分かった』とだけ答えて二人して武器を手に取り、少しして手合わせを始めた。
――つまり、俺に分かるような理由は何一つなかった。
「ここまでか」
「ふむ」
何度目かの鍔迫り合いの後、距離をとり合いシージが呟いて武器を降ろすとそれを見たスカジも同じく臨戦態勢を解いた。何かを確認するようにシージが手を開いたり握ったりしている。
「もう一回、やるの?」
「いいや、止めておこう。これ以上は手合わせの域を超える。訓練で怪我をしたくはないからな」
どうやら手合わせは終わったらしい。よくわからんが決着がついたのだろう。
俺は戦闘経験こそ積んでいるが武術を習ったことはないし、観察眼が鋭いわけでもない。
なのでどちらが勝者かなんてわからない。どっちが優勢だったかもよく分からない。
シージやスカジは強い。
人を見る目があるわけではないが強いか弱いかぐらいはわかる。なんとなく。
シージとスカジどっちが強いのかはわからん。
ウォーピックなどという重量のある長物を軽々しく扱いながら軽い身のこなしで敵を翻弄しながら殲滅するシージの方が強いのか。
自身の身長ほどもある長剣を振り回し一太刀のもと敵を両断していく豪快で人外じみた戦い方をするスカジの方が強いのか。
一つ言えることはどちらも仲間なので彼女らと命の取り合いをしなくて済むということだ。エンカクみたいなくそったれじゃなければ仲間と命の取り合いをしてくるようなことはしないだろう。
アイツほんとに許さねえからな。
「……ねえ、マガツ。暇をしているなら私とやらない?」
「え?」
ぼおっとおっぱいを見ているとスカジから声を掛けられた。
やる?
何を?
ナニですか?
「そうか、なら私は見学しているとしよう」
シージはそう言ってトレーニングルームの壁にもたれかかる。
スカジは剣を構える。
あ、これ俺が戦う流れか。
別に断る理由も特にない。
熱が入ったからって殺しに来ることもないだろう。
トレーニングルームに立てかけてある模擬戦用の適当な武器をとる。
剣でいいかな。
誰かにならったわけではないし、武器は重すぎなければいい。
「病み上がりなんだ、手加減してくれよ」
「うん、善処する」
善処という言葉に一抹の不安を覚えるのは前世のせいか。
そもそもスカジが手加減できるような器用な奴に見えないからか。
いずれにせよ自分が怪我をしないように気を付けなければなるまい。
スカジの方が年下な気はするが、ここは胸を借りるような気持ちで挑ませてもらおう。
いや、エロい意味じゃないよ。
いざスカジの前で構えてみると彼女の隙の無さがよくわかる。
どこから斬りかかっても返されそうだ。
「……へえ、あなたとこうして向かい合うのことは初めてだけど、ただ逃げ回ってきたわけじゃないってのはよく分かるわ。一切遊びがない、死地を何度も潜り抜けてきたかのような荒々しいけど堂に入った構え。武術を習ったわけじゃないんでしょ?」
「スラムで生きる術はならったけどね」
「ただ生きているだけじゃそうはならない。……ずっと戦ってきたのね」
「人を戦闘狂みたいに言わないでくれ。男には戦わなきゃいけないときがあるんだ。鉱石病を発症してからはその頻度が増えたしね」
「……ごめんなさい。別に貶すつもりはなかったのよ。あなたがよく誰かを庇って怪我をしているということはドクターから聞いていたわ。いつも怪我ばっかりしているって、心配していたのよ」
「……へえ、ドクターがねえ」
中身は優しい女の子だからなあ。
年齢知らないけど。
「ボロボロになる前にフラグを立てて攻略してやるとも言ってたわ。よく意味が分からなかったけれど」
「残念ながら俺のルートは用意されていませんとドクターに言っておいてくれ」
「童貞は必ず奪うって言ってたわ」
「ど、童貞ちゃうわ!?」
「えっ?」
「えっ?」
「え?」
なんでみんな驚くんですかねえ?
いや、別に童貞捨ててもおかしくないでしょ?
ほら、スラム育ちだからそういう機会があったってことで。
戦場暮らしもしていたし、多少はね?
「それは、本当なのか?」
何故かシージが尋ねてくる。
何故か動揺しながら。
「……昔色々あったし」
「……そうか、そういうこともあるか」
何故か気落ちしたようにシージは答え、何かを考えるように顎に手を当て視線を床に落とす。
どうしたんだろう。
「……そうね、別におかしなことじゃないわね。あなたの経歴からすればよくあることね」
スカジはそれだけ言うと、しっかりと剣を構える。
それは先ほどまでとは違い如何にも攻めに特化したような鋭い構えだった。
「いくわ――」
言葉を言うや否や、スカジの姿が消えた。
いや、消えたのではない、もの凄く速く踏み込んできただけだ。
ヤバいと本能的に理解して、模擬戦用の剣を直感で盾にするように構える。
ガツン、と鈍い音が聞こえ俺はトレーニングルームの壁に叩きつけられた。
やっぱり手加減できねーじゃねーか……がくっ。
意味のない用語解説
許されるのは小学生までだよね~:元ネタはR18なので調べるときは注意。
獅子王:中の人繋がり。この世界に聖剣なんてものがあるのかは知らない。
マガツ:童貞かどうかは分からない。真相は藪の中。
【第二回】出して欲しいオペレーターは?
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BSW
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イェラグ
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龍門近衛
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ペンギン急便
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ライン生命