※お試し感覚で書いてみたものです。続きを書く、書かないか悩んでいる途中です。ブラボは2、3周ほどしかしていないにわかです。
20XX年 東京銀座
「いやああああああああ!」
「助けて!?」
ガアアアアアアア!
逃げ惑う人々、それを襲う異形の怪物たち、血飛沫が上がり、町は死体で埋め尽くされる。そんな光景が繰り広げられている。
そんな状況の中、高校生くらいの女の子が必死に逃げていた。追いかけてくるのは騎士のような恰好をした男たち。女の子は運が悪かった。逃げている途中に瓦礫に躓き、倒れこむ。そのとき、鞄から小さな鐘が落ちてしまった。その鐘は女の子にとってとても大事なもの、急いで鐘を回収し、安堵したが追ってきていた男たちに捕まってしまう。
男たちは捕まえた女の子を引き摺り、どこかに連れて行こうとしている。
女の子は抵抗し、服をつかんでいる男の手に噛み付く。男は手を離すが、代わりに腰に差していた剣を抜き、女の子を斬り付ける。背中を深く斬り付けられた彼女は痛みに呻く。
そのとき、女の子はある言葉を思い出す。
【本当に危ないと感じたとき、この鐘を鳴らしなさい。】
その言葉は鐘を女の子に渡した祖母の言葉だった。女の子は必死に這いずる。その間、男たちは何度も女の子を斬る、刺すを繰り返していた。死ぬ寸前の彼女は鐘を手に取り、最後の力を振り絞る。
リンリン リンリン
鐘を鳴らすことができた。
「き、れい…」
鐘の音を聞いた彼女はそのまま息を引き取った。だが、
「どういった状況なのかはわからないが、貴様たちが外道ということはわかる。そのようなものはもう人ではない。獣だ。…さぁ獣狩りを始めよう。」
突如現れた女性に男たちは驚きつつもその美貌に下卑な笑みを浮かべ近付いてくる。
しかし、女は気にするそぶりも見せず、どこからともなく柄の上下に刃が付いた武器を取り出す。そして、柄を引っ張ると二振りの剣になった。
男たちはその様子を見て、警戒する。だが、
「弱い。」
男たちの視線がいきなり宙に浮いた。目線を下に向けると、頭のない自分たちの体があった。認識した瞬間、男たちは思った。
あの女を追いかけなければよかった、と、
「ふむ、状況からして戦争でも起こっているのか?それにしても、見たことのない妙な建物が多いな。騒ぎが大きいのはあちら側だな。」
ここがどこかはわからない。だが、獣がいるのであればそれを狩ることこそ狩人のやるべきこと。
女はそう思い、次の場所へと移動を開始した。
鐘の音はある女性を誘った。
死んだはずの彼女は何の因果かこの世界にやってきた。
彼女の名はマリア
ある場所ではこう呼ばれている
時計塔のマリア と