ONE FOR ALL9代目はボンゴレX世 作:鉄血のブリュンヒルデ
「はぁ……」
今日もかっちゃん達にいじめられた。
もう慣れたけど、やっぱり痛いのは嫌だな。
「ただいま」
僕が家に帰り着くと、母さんが笑顔で出迎えてくれた。
「おかえり出久」
母さんは僕がいじめられてる事を知らない。
気付いてるかも知れないけど、先生も加担してるから、学校に言ったって意味が無いかもしれない。
「今朝の話、覚えてる?」
「うん。家庭教師の先生が来るんでしょ」
一体どんな人なんだろう。
変な人じゃないといいんだけど。
「実はもう来てて、出久の部屋にいるのよ」
「そっか。じゃあ挨拶してるくね」
とりあえず、失礼が無い様にしないと……。
僕はドアを開いて中に入る。
「初めまして!緑谷出久です!」
とにかく大きな声で挨拶をしてみた。
けど、僕の目の前には誰もいなかった。
「あ、あれ?」
「ちゃおっす」
「へあ?」
つい、変な声を出してしまった。
何処にも見当たらなかったはずの人の声が、どこから?!
「お前がデクか」
「え?!なんで、僕の呼ばれ方知ってるの?!」
その呼び方は、学校の皆しか知らない筈なのに……。
ていうか、この声って下から?
少し視線を下にずらすと、そこにはスーツを着てハットを被った赤ちゃんがいた。
「って赤ちゃん?!」
「今日から俺が面倒見てやるぞ」
面倒見るって事はもしかして………。
「もしかして君が家庭教師の先生?!」
「察しがいいな。その通りだ」
こんな、僕よりも子供そうな子が僕の家庭教師?
「あら、出久も驚いたの?
私も最初ビックリしたんだけど、どうもそういう"個性"らしいのよ」
個性………。なるほど、体が小さいまま成長しない個性とかなのかな?それとも体のサイズを自由に操る、又は自由に小さくする個性なのか?それをヒーローに置き換えると潜入や奇襲とかに使えて……
ブツブツブツブツブツ……
「うるせぇ」
「どわっ?!」
いきなり顔面を蹴られた?!
ていうか今のパワー何?!
「それじゃあ授業を始めるから、二人にしてくれ」
「そうね。じゃあ頑張ってね出久」
「う、うん……」
ガチャッ バタンッ
「さて、それじゃあ本題に入るぞ」
振り返った赤ちゃん(この呼び方失礼かな?)はこちらを射抜く様な目で見ていた。
「俺は、イタリアのマフィアである"ボンゴレファミリー"のボス、ボンゴレ9世の依頼で、お前を立派なマフィアのボスに教育する為に来た、家庭教師のリボーンだ」
マフィア?!ボス?!僕が?!
「訳が分からないよ!何言ってるの?!」
僕が驚いていると、赤ちゃん……リボーンが懐から一枚の紙を取り出した。
「ボンゴレファミリーの初代ボスは、引退して日本に渡ったんだ。
それが、デクの曾曾曾祖父さんだ。
つまり、お前はボンゴレファミリーの血を受け継ぐれっきとしたボス候補なんだぞ」
僕が飲み込めずにいると、リボーンはいつの間にか服を着替えていた。
「そんな話聞いた事無いよ!」
「心配すんな。俺が立派なマフィアのボスに教育してやる」
「何を勝手な事を……」
そもそも僕がマフィアのボス候補なんて話も信じられないのに……。
ていうか!
「それ僕のベッド!」
「おやすみタイムだ。また明日な」
「ちょっと!……って、何仕掛けてるの?!」
なんか、僕のベッドの周りにワイヤーとか手榴弾とかが……。
「言い忘れてたが、俺の眠りを妨げると、ブービートラップが爆発するぞ。
スピー……スピー……」
「目を開けたまま眠ってる……ていうかまだ夕方だし、何も教わって無いんだけど?!」
そんなこんなで、僕とリボーンの出会いの日は幕を閉じた。
次回予告!
出久「どうしよう。今日来た家庭教師のリボーン、めちゃくちゃ変な人だったよ」
リボーン「一々うるせぇ。ドタマぶち抜くぞ」
出久「うわっ?!その銃何処から出てきたの?!」
リボーン「とにかく、次回は今日以上にやべぇ奴が出てくるみてぇだぞ」
出久「えぇ?!リボーン以上にやばい人?!」
リボーン「今は明日に備えて寝るとするか。スピー スピー…」
出久「って、だからそれ僕のベッド!
ってあぁ、時間が無い!
次回!『
更に向こうへ!Plus ultra!!」