弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
2日目になってから山岳地帯に着き、山を登る。メイプルは辛そうだった為に私が背負って登っている。
「鈴仙、なんかごめんね」
「大丈夫よ。こんなのへでもないわ」
出てくるモンスターはサリーが全て撃退する。山岳の頂上に着くとメイプルを下ろす。雪があるが一切冷たくない。
目線の先にボス部屋に入る為の魔法陣を見つけた。
魔法陣に乗ろうと思うと、プレイヤーの気配を感じた為、ルナティックガンを構え、サリーも双剣を構える。
「あっ!…クロムさん!」
イズさんの店で会った事のあるクロムさんでした。
「おっ?……メイプルと鈴仙か…ここで会うとは思わなかったな……ああ、俺達に戦闘の意思は無い。勝てるとも思わないしな」
クロムさんは知らない人達とパーティを組んでいるが戦う意志は無いらしく、警戒を解く。
メイプルは見つけた転移の魔法陣をクロムさんに譲ることにしたようだ。私は隅で完全に人見知りでしゃがみ込んでいたんだけどね。
クロムさん達が魔法陣で転移してから、メイプル達とどこに向かうか相談しているとクロムさん達が入った魔法陣が復活した。メイプルは何故なのか分からず聞いてきた。それにサリーと共に私が答える。
「え!?なんで1パーティしか入れないんじゃ無いの?」
「恐らくは探索系ですぐにメダルをゲット出来たか」
「もしくは、とてつもない強敵になす術もなくやられたか」
全員の意見の一致で準備をしてから魔法陣に乗って転移した。
転移した場所は氷に囲まれた部屋で、空は吹き抜けになっている。すると突然鋭く尖った氷が飛んでくるがメイプルが自らのVITでそれを受ける。
飛んできた方向を見るとそこには雪のような白の翼を持った怪鳥が急降下してくる。
ギラついた目に鋭い嘴と爪、強者の持つ風格をその身に纏い怪鳥は広間に降り立った。
「強敵みたいだね。メイプル、鈴仙、行くよ!」
「【カバームーブ】」
怪鳥は魔法陣から氷の礫を飛ばしてくるがメイプルが大盾を下ろして全てを受ける。しかしメイプルにはダメージは通ってない。
怪鳥が爪でサリーを攻撃するがメイプルの大盾に塞がれ、片足を【悪食】で吸収する。
「私もやらないとね!スペルカード発動!【波符『
弾幕を怪鳥を襲って、その後にメイプルの毒竜が襲い掛かるが、冷気で毒竜は凍りつき破壊される。
怪鳥のHPは一割四分程度しか削れていない。HPが高すぎる。
怪鳥は氷のトゲを放ちメイプルにダメージを与えている。サリーと私はメイプルの後ろに隠れて、サリーはメイプルのHPを回復する。
三十秒程度で攻撃が収まったおかげでサリーと私は、【超加速】で怪鳥に近づき、サリーは【ファイアボール】や【ウィングカッター】【ダブルスラッシュ】で、私は通常弾幕二割割増でダメージを少しずつ削っていく。メイプルも毒竜でダメージを与えていく。
怪鳥のHPが半分を切ると真っ黒なオーラに包まれて巨大な魔法陣を展開してきた。私達は嫌な予感を感じる。
「【カバームーブ】【カバー】!」
魔法陣から白銀の極太のビームが3人の視界を真っ白に染めた。