弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
オーブを集めつつ、森の中を移動していると迷彩のような服を着た男と部下と思われるのプレイヤー数人が一緒にいた。迷彩の男は第一回イベント二位、『集う聖剣』のメンバーのドレッドだった。
近くを通る為に少し待機していると迷彩の男が持っていたオーブを部下のプレイヤーにこう言う。
「お前ら、予定変更だ。オーブを持って全員帰れ。急げ」
他のプレイヤーは戸惑っていたがオーブを持って拠点へと急いで向かった。
「そこにいるんだろ。第一回イベント四位で『楓の木』のメンバーの鈴仙さんよ」
どうやらバレていたようだ。仕方なく茂みから出てルナティックガンを構える。
「お前は強いな。四位なだけある。めんどくさいがここで潰しておかないとな!」
ドレッドは双剣を構えて切り掛かってくるが難なく避けて離れる。そのままルナティックガンから弾幕を放って近づくことを牽制する。
「遠距離タイプかよ。めんどくせー。【超加速】!」
「【超加速】!」
ドレッドの速さについていくように【超加速】を発動して逃げる。ここで戦って手の内をあまり晒したくない。ドレッドの目を見ているとあちら側から攻めてくる。
「【神速】!」
ドレッドは二つ名の『神速』の文字通り【超加速】より早い攻撃が行われ、自分の横っ腹を切り裂かれる。
しかしドレッドには切った手応えがおかしかった。まるで硬い木を切ったような感じだった。
切ったはずの自分の姿が歪み、木になる。
その隙に自分は逃げる。波長を操って幻覚を見せていた。
ドレッドはこのことをペインに報告する事にして、拠点へと戻った。
そのあと自分はオーブを二個手に入れて拠点へ戻った。
その頃、カスミとクロムとイズは小規模ギルドへとオーブを撮りに来ていた。
カスミとクロムがイズを守りつつオーブのある洞窟に近づく。
「準備完了よ!【空中魚雷】!」
イズの緑色のリュックから大きさが70センチはある魚雷十本が洞窟へと発射される。中から悲鳴が聞こえると同時に三人でギルドへと入っていく。
中は突然の襲撃で阿鼻叫喚になっており、そこにクロムの鎌や、カスミの弾幕が襲い掛かる。
弱そうなイズに攻撃をしようにもクロムがイズとの距離を操り、一瞬で移動して防御する為攻撃が通らない。
イズも大型爆弾などで攻撃して手助けをする。ギルドの中にいたプレイヤーを全て殲滅し終わる。
「やっぱりもう全員がメイプル色に染まってしまったな」
「そうね」「そうだな」
クロムの言葉にカスミとイズも納得する。
そんなことを話しながらカスミはオーブを回収して三人で着実にオーブを集めていた。
それぞれがアクシデントが起こらないように努めたのである。