弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました   作:お〜い粗茶

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弓使いと炎帝の国

メイプル達とオーブを集めていると2日目の昼くらいになっていた。

ほとんどのギルドを全滅させつつオーブを奪ってきた。巨大化したシロップが目立っているけれど誰も奪いにこない。

 

「えっと、次に狙うオーブは何処だっけ?」

 

「炎帝の国ですよ、メイプルさん」

 

メイプルの質問にマイちゃんが返答する。とりあえず炎帝の国が前に見えてきたのでシロップから地面に降りる。メイプルは【身捧ぐ慈愛】を発動してダメージは全員受けない。

 

すると向こう側に二人の男女のプレイヤーがいる。男のプレイヤーは白と黒のローブをかぶっており、女のプレイヤーは教会のシスターのような服装だ。

ローブの男が【トラッパー】マルクス、シスターが【聖女】ミザリー。

どちらも『炎帝の国』の凄腕プレイヤーだ。

 

今いる廃墟の道にはマルクスによってトラップが仕掛けられているが自分達はメイプルによってダメージを一切受けない。

蔦などが伸びてきてメイプルの動きを封じてもマイちゃんユイちゃんがそれをぶっ叩いて破壊する。

 

貫通効果のある魔法は自分の放つ弾幕で相殺する。

マルクスが遠隔でトラップを仕掛ける為クナイのようなものを投げるがそれすら弾幕で破壊する。

 

「嘘でしょ・・・。トラップを仕掛ける前に破壊するなんて・・・」

 

メイプルと相手の距離が十分毒竜の範囲内に入った時、メイプルは短刀を構えて

 

「【毒竜】!」

 

短刀から毒竜が飛び出してマルクス達を襲うがミザリーは少し離れていた為届かない。

マルクスには直撃するが、ミザリーの【リザレクト】で蘇生される。そこへ、高火力の爆炎が飛んできてノックバックによりメイプルが後ろに下げられる。

目の前には赤髪で赤いマントを羽織った『炎帝の国』のギルドマスター【炎帝】のミィだった。

 

そのあとメイプルと一緒に前に進もうとするが、ミィの【爆炎】にはノックバック効果があり、一切近づけない。弾幕でも打ち消すことが出来ない火力である。そんな火力でもメイプルには一切のダメージも入っていない。するとメイプルがシロップを指輪から【覚醒】して巨大化させる。

 

「ユイちゃんマイちゃん、鈴仙はシロップに乗って上空で待機してて。三人とも切り札なんだから」

 

それに従い、シロップに三人で乗り上空へと浮かぶ。

そのあとメイプルは前に進もうとするが【爆炎】で一切進めない。

するとミィがこんな風に叫ぶ。

 

「マルクス、ミザリー、あれを使う!時間稼ぎを頼む!」

 

ミィは詠唱を始めた為、メイプルはチャンスとばかりに近づこうとするがマルクスのトラップの岩壁で塞がれる。その直後ミィの詠唱が終わり

 

「【火炎牢】!」

 

それと同時にメイプルが炎で出来た牢に閉じ込められる。継続ダメージのようでメイプルのHPが少しずつ減っていく。それを危険と感じた私はどうしようか考え込んでいるメイプルにメッセージを送る。

 

『あれを使って!』

 

メイプルはそのメッセージを見てすぐにカードを1枚取り出して唱える。

 

「ラストワード!【リターン・オブ・ハピネス】」

 

ラストワードとは使用すると三時間の間全ての【スペルカード】が使用不可能になる強力なスペルカードである。

 

メイプルのいる【火炎牢】に弾幕が降り注ぎ、火炎牢を粉々にして破壊する。その直後、メイプルは攻撃が限られている為仕方がなく【機械神】を発動する。

 

「【全武装展開 砲撃開始】!」

 

レーザーなどが放たれると同時にイズさんがてにいれた【エンジニア】により機械神も更に改造が施されている。メイプルの背中から四角い金属の箱が四つ展開され、その箱が開くとそこには一箱に九本のミサイルが格納されている。そのミサイルも同時にミィ達を襲う。

 

煙が晴れるとそこには誰も居なかったが、メイプルの背後にミィが回り込んでいた。マルクスとミザリーは吹き飛んだようだ。

 

「ミザリーに助けてもらったこの命、無駄にはしない!せめて道連れにしてやろう!【自壊】!」

 

ミィは自らを犠牲に強力な魔法を放つ。巨大な爆発が起きて煙が晴れるとクレーターが出来ていてその中心には傷一つないメイプルがいた。

 

シロップに乗っていた私達も地面に降りる。メイプルと一緒にオーブの場所に向かうがオーブはなかった。どうやら持って逃げたようだ。そんなわけで周りにあるギルドのオーブを奪って帰ることになった。




今回のスペルカード【リターン・オブ・ハピネス】は東方ロストワードのメディスンのラストワードから持ってきました。

あと、【機械神】がイズさんによって強化されましたw
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