弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
二日目も日が落ちた頃、【楓の木】のメンバーは全員が拠点にいた。
「【炎帝ノ国】はメイプルが罠の殆どを踏み壊したし立て直すのには少しは時間がかかると思うけど……やっぱりオーブを持って逃げられたのは痛いね」
【楓の木】の目標は十位以内だが、一位から十位は同じ景品の為この目標だ。現在、【楓の木】は六位だ。
しかし、大規模ギルドばかりがランクインしている中で小規模ギルドが一つだけ混じっているから一番目立っている。
そして全員で話し合い、イズさんとカナデ、そして私がギルドに残り、他が全員夜の戦場へ向かう事になった。
チームはサリー、マイちゃん、ユイちゃんの三人。
もう片方はメイプル、カスミ、クロムさんだ。私はバランス良くする為ギルドに残る事になった。
カナデとイズさんと私はギルドで三人暇を持て余していた。自分は最初の時に使っていた弓を手入れしていた。これも弾幕に使えないかな?
「この辺りのギルドはもう諦めて近づいてこないし……暇ね」
「僕達のことを知らないギルドが遠出してくるかもしれない……おっと」
噂をすればなんとやら、入り口からぞろぞろとプレイヤーが入ってくる。
プレイヤーは二十人程度いる。こちらを遠目でみて、生産職と後衛だと分かると
「行けるぞ!前衛無しだ!」
プレイヤー達が武器を構えて襲ってくる。防衛は私達三人で十分だった為全員戦場に出向いたのだ。
「スペルカード発動!【水符『ジェリーフィッシュプリンセス』】」
私達三人をカナデのスペルカードから出た泡が包み込む。相手のプレイヤーの攻撃を全て泡が跳ね返す。
「なんだ、この泡!?」
その隙にイズさんはリュックから魚雷を準備する。
「くらいなさい!【空中魚雷】!【のび〜るハンド】!
魚雷がプレイヤーに向かって飛んでいく。プレイヤーは慌てて逃げるが魚雷のスピードには敵わず爆発する。近くにいたプレイヤーはマジックハンドにつかまれて壁になげつけられ、その後にパンチが飛んでいく。
なんとか避けたプレイヤーはカナデが溜めていた魔導書を唱える。
「【破壊砲】!」
白い光の極太ビームがカナデから放たれる。更にカナデが追い討ちをかける。
「スペルカード発動!【木符『シルフィホルン』】!」
葉っぱ型の弾幕が舞い落ちるように打たれていく。弾幕がプレイヤーに当たるとダメージエフェクトが出る。当たりどころが悪いプレイヤーは光と消える。
そして侵入してきたプレイヤーは全員倒された。
「『集う聖剣』がくる可能性があるから強い魔導書やスペルカードは取って置かないとね」
今回はあっさり撃退したが、次もそうとは限らない。相手も死亡回数が増えてきた頃なので慎重になってくるだろう。
アニメのミィのギャップが可愛いですよね