弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました   作:お〜い粗茶

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これから何話かこのような話が続きます


番外編 回避盾と幻想郷最速

サリーside

町が本来の姿に戻ったと表示が出たけど、あんまり変わった感じは一切しない。鈴仙は何かを感じていたみたいだけど。

 

「あややや、そこのあなた」

 

「え?私?」

 

建物の影にいたNPCが話しかけてくる。着物じゃなくて薄茶色の記者のような服を着ている。

 

「そうです、あなたですよ。少し詳しくお話をお聞きしてもよろしいですか?とりあえずあそこの茶屋ででもゆっくりと」

 

サリーの目の前にクエストの表示が出る。クエストは受けていきたいのでクエストを受注する。

茶屋に入ってNPCがお茶と団子を注文する。私の分まで注文してくれた。お金は払わなくていいようだ。

 

「あ、自己紹介がまだでしたね。私は『文々。新聞』の記者の射命丸文といいます」

 

そういうと文は名刺を取り出して渡してくれる。私は丁重に受け取り、私も自己紹介をする。

 

「では、色々と質問させていただきますね」

 

そこから30分程度質問と返答を繰り返した。そうしているうちに最後の質問になった。

 

「では、最後の質問です。これは新聞に乗せる予定のない個人的な質問ですので。貴女の腰に付いている葉っぱはなんですか?」

 

サリーは腰につけてある『天狗の団扇』を指摘されて答えるか悩むが新聞に乗せないとの事なのでNPCに言っても問題ないと判断した。

 

「これですか?『天狗の団扇』といいます」

 

そういうと文は少し顔をしかめてから元に戻る。

 

「なるほどそうなんですね。サリーさん、本日はありがとうございました。それとこれを差し上げます」

 

文から謎の紋章のようなものを貰う。すると、文は団子とお茶二人分の代金を払っていた。二人で店の外に出ると、文がこんなことを言い出す。

 

「サリーさん、明日予定はありますか?」

 

自分は大丈夫なので、はいと答えると

 

「なるほど、なら明日の日中にあそこに見える山に来てもらえますか?」

 

文が指差す先には雲より高い山が見える。何故か鈴仙がすごい詳しくて、妖怪の山だったかな?

すると、文は背中から黒い翼をはやしてその山へ飛んでいってしまった。少し唖然としていたが、その日はレベル上げをして過ごした。

 

次の日。

メイプル辺りを誘おうと思っていたがみんなギルドに居なかった為ひとりで妖怪の山に向かう道を進んでいる。

 

進んでいくと山の麓に着く。山の敷地に入ってすぐに白い犬耳を生やして紅葉の模様の盾と太刀を持ったNPCに囲まれる。

頭上をみるとHPバーがあるためモンスター扱いのNPCなの?

 

「ここは妖怪の山。我々天狗の縄張りだ。侵入者は直ちに立ち去ってもらおう」

 

私はここにお呼ばれしているのにこの対応なので双剣を構える。すると遠くから何かが飛んでくる。

私と犬耳のNPCの間に着地したのは文だった。服装はこないだとは違って黒いフリルの付いたミニスカートと白いフォーマルな半袖シャツ。赤い靴は底が天狗の下駄のように高くなっているものを履いていた。

 

「この方は天魔様のお客様です!今すぐに警備に戻りなさい」

 

そういうと犬耳達はどこかへ行ってしまった。

 

「サリーさん、天魔様がお待ちですので案内しますね」

 

天魔様って誰?




次回もサリー目線です。
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