弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
カナデは最近は人里にある貸本屋『鈴奈庵』によく通っている。そこには様々な魔導書があるため楽しいのだ。店に入ると、
「あ、カナデさん。今日も新しい魔導書用意しておきましたよ!」
貸本屋の店番のNPC『本居小鈴』が迎えてくれる。飴色の髪を鈴がついた髪留めでツインテールにしている。
服は紅色と薄紅色の市松模様の着物に若草色の袴を履いている。
「ありがとう。早速こないだ借りた本を返してから読ませてもらうよ」
カナデはインベントリから借りていた本を十冊程度出して小鈴に渡す。そして店の中の椅子に座り、魔導書を読む。小鈴は本を元の場所に戻してから店の奥へいった。
しばらく『鈴奈庵』で読んでいると、小鈴から声をかけられる。
「あの〜、カナデさん。頼みがあるんですけどいいですか?」
カナデの前にクエスト発生の表示がでる。カナデはお世話になっている小鈴からのクエストを受けることにする。カナデがOKの選択をすると、小鈴からクエストの話がでる。
「ありがとうございます!こないだ紅魔館のメイドさんが来て、紅魔館の図書館の整理をした際に捨てる予定の本があるそうです。でも捨てられるのも悲しいので貰いに行くので護衛をお願い出来ますか?」
小鈴と共に人里の外にでる。小鈴は本を入れる箱を持っているため戦うことは出来ない。
モンスターが襲いかかってくるが、カナデが全て倒す。しばらく歩いていると、霧のかかった湖に着く。この湖の近くに紅魔館があるそうだ。
湖の近くを歩いていると妖精が襲ってくるがカナデはそれをあっさり撃退する。
そして紅魔館に着く。紅魔館は全てが真っ赤な屋敷だった。門の前には赤髪で中国風の服を着た女性が立ったまま寝ている。
「あれ、寝てていいの?」
「多分大丈夫ですよ・・・」
カナデと小鈴が話していると女性の額にナイフが刺さり、その近くに銀髪のメイドさんがいる。
「パチュリー様がお待ちですわ、小鈴様。そちらは?」
「僕はカナデ。小鈴の護衛だよ」
メイドさんにカナデは自己紹介をする。メイドさんは軽くお辞儀をして自己紹介してくる。
「私は紅魔館のメイド長の十六夜咲夜ですわ。以後お見知り置きを。カナデ様も護衛ならば一緒にどうぞ」
紅魔館の中に入ると、メイド妖精が掃除をしていたりしている。長い廊下や階段を歩いていくと大きな扉の前に着く。
「この先でパチュリー様がお待ちですわ」
扉を開けた先には広さが分からないぐらいの広さに本棚が所狭しと並んでいる。その隅には本が乱雑に置かれている。あれが恐らく捨てる予定の本なのだろう。
「あら、やっと来たのね」
長い紫髪の先をリボンでまとめ、紫と薄紫の縦じまが入った、ゆったりとした服を着用している。さらにその上から薄紫の服を着、ドアキャップに似た帽子を被っている。また服の各所に青と赤と黄のリボンがあり、帽子には三日月の飾りが付いている。
「そっちの貴方は?」
「僕はカナデ。小鈴の護衛だよ」
「そうなのね。私は『パチュリー・ノーレッジ』よ。貴方も面白いわね」
小鈴は既に捨てる予定の本を回収しにいっているため、二人で話している。【
パチュリーと話が終わってから小鈴のところに行くと寝転びながら本を読んでいたのでしばらく紅魔館の中を探索に向かうことにした。