弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました   作:お〜い粗茶

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番外編 侍と妖怪桜

カスミは白玉楼の中を見物している。畳やふすまなどがとても落ち着く。庭の枯山水もしっかりと管理されている。

 

屋敷の周りには桜が咲き誇っているが、一本だけ葉すら付いていない巨大な桜の木がある。それを見ていると妖夢が説明してくれる。

 

「あの桜が気になります?あれは妖怪の一種で、『西行妖』という妖怪桜なんです。人を死に誘う花を咲かすので封印されているんです」

 

「近くで見てきていいか?」

 

「はい、多分大丈夫だと思います。気をつけてくださいね」

 

カスミは枯山水の道を通って西行妖に向かっていく。近くに来ると大きさがよく分かる。カスミの30倍以上はある。近くでは霊魂がふよふよ飛んでいる。

 

「近くで見ると改めて凄いな・・・。メイプル達にも見せてやりたい光景だな」

 

カスミが西行妖に触れてみると突然カスミに何か強力な力が流れ込んでくる。

 

「な、なんだ!?」

 

しばらく耐えていると流れ込むのは止まった。するとスキル習得の通知が来る。

 

『スキル【死を操る程度の能力】を習得しました。スペルカード【桜符『完全なる墨染の桜 -封印-』】を習得しました』

 

カスミはすぐにスキルの説明を見てみる。

 

【死を操る程度の能力】

蝶の弾幕を放てるようになり、当たった相手を即死させる。

即死させる確率は相手のVIT値に反比例する。

 

カスミはそれを読んでから白玉楼に戻った。すると幽々子が扇子で口元を隠しながら微笑んでいる。

 

「あらあら、まさか西行妖の力を己の物にしてしまうとはね。もう夕方だからご飯食べていくかしら?」

 

来た時から空に違いはないが既に夕方のようだ。カスミも断るのもアレなので食べていく事にする。

幽々子とカスミが座布団に座るとすぐに妖夢が色々な料理をたくさん持ってくる。

カスミが食べてみるととても美味しい。幽々子の目の前の料理はどんどん消えていく。流石に幽々子もカスミの目の前の料理には手を出さない。

 

「美味しいな。イズの料理とも遜色ないな」

 

「ありがとうございますね」

 

妖夢も料理を運び終わってから座り料理を食べる。食べ終わってから妖夢がお茶を出してくれる。飲み終わってからカスミは立ち上がり帰ることにする。

帰りに妖夢からスペルカードを5枚貰った。冥界から出ると入った場所と同じ場所だった。

カスミは地面に降りるとHPが高いモンスターが襲ってくる。

 

「蝶弾幕!」

 

カスミが刀を振ると蝶の弾幕がゆっくりとモンスターに飛んでいく。蝶の弾幕がモンスターに当たるとモンスターは光と消える。

 

「これは凄いな・・・。これで明日からお金を稼ぐのが楽になりそうだな」

 

カスミが骨董品を買いまくるという事をやめることは無いようだ。

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