弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
イズはにとりに連れられて旧地獄へと降り立つ。その先には黒い石のような素材で出来た建物が立っていた。
「ここが核融合炉さ。妖怪の山の神様の神奈子様が作ったのさ」
イズはポカーンとしつつにとりが作業を始めたのでそれをじっくりと観察する。
イズがにとりの作業を見ていると遠くから何か黒い鳥のようなのが飛んでくる。イズはその方向を振り向くと女の子のNPCが空から降りてくる。服装は白のブラウスに緑のスカート。長い黒髪に緑の大きなリボンをつけている。
鴉らしい真っ黒な翼には、上から白いマントをかけており、そのマントの内側には宇宙空間が映し出されている。右手には棒のような物を付けて、右足には鉄が溶けたような物体、左足には何かがくるくる回っている。大きな胸の辺りには赤い瞳のような宝石が付いている。
身長もイズよりも高い。
「うにゅ?なにしてるの?」
「なにってこないだも説明したよね?点検だよ、点検」
「あ、そっか。お疲れー」
にとりが作業の手を止めないで応答する。そのNPCは今度はイズに興味を持つ。NPCはイズの周りを回って全身を見る。
「貴方は誰なの?私は『霊烏路空』だよ。お空って呼んでね」
「私は生産職のイズよ。よろしくね、お空ちゃん」
お空はイズと自己紹介をしてからにとりの作業を見ていたがお空はすぐに飽きてしまった。ちょくちょくにとりにちょっかいをして楽しんでいる。
「イズ、お空と遊んできてやってくれないか?ちょっかいされて作業にならないからさ」
「分かったわ。お空ちゃん、私とあっちで遊びましょう?」
イズはお空を連れてにとりの近くから移動する。別の場所に移動してからイズとお空はボードゲームで遊んでいた。
「うにゅ?何処に置くんだっけ?」
「お空ちゃん、ここよ、ここ」
双六で遊んでいるがお空は鳥頭の為、すぐに何処に置くのかを忘れたりしてしまう。イズはこのゲーム内で初めて胃痛を感じたそうな。
一時間後
「あー、楽しかった」
「そう、良かったわね」
お空が嬉しそうにしているのをみるとイズも嬉しくなった。メイプルの面倒を見ている時と同じ感覚だった。
「そうだ!イズにも私の力を分けてあげる!」
お空がイズに手を当てると力がイズに流れ込んでくる。お空が手を離すと同時に運営から通知がくる。
『装備『制御棒』『融合の足』『分解の足』『赤の目』を習得しました。スキル【核融合を操る程度の能力】を習得しました。スペルカード【核熱『核反応制御不能ダイブ』】【爆符『プチフレア』】を習得しました』
【核融合を操る程度の能力】
核融合を自在に操り、扱う事が出来るようになる。
『制御棒』『融合の足』『分解の足』『赤の目』全てを装備していると使用可能。スペルカードも同様。
イズが説明を読んでいると、にとりがやってくる。仕事が終わったらしく迎えに来たそうだ。お空ともお別れをしてイズとにとりは地上へと帰っていった。
その後にとりとも別れた後、イズは人里へと戻っていた。その間にモンスターと出会った為、制御棒などを装備して試してみる事にした。
「スペルカード発動!【爆符『プチフレア』】」
それと同時に高温の弾幕が放たれて、モンスターを一掃する。イズは気付いてないが、背中から真っ黒な翼が生えている。あまりの火力に放心状態だったイズは呆れる。
「もう・・・生産職って何なのかしらね?」
イズは装備をいつものに戻して、人里へと向かって行った。
はい、感想でも予想されていた通りお空でしたw
次はメイプルかな?