弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました   作:お〜い粗茶

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番外編 極振りと閉じた恋の瞳

マイとユイは勇儀達の飲みに付き合わされていた。

しかし二人は普通に鬼に混じって飲んでいる。角が生えていれば鬼と勘違いされるぐらい飲んでいる。

 

「やっぱお前らいい飲みっぷりだな!」

 

勇儀は笑いながら星熊盃を傾ける。マイとユイも負けじと飲みまくる。ユイが店の外をチラリと見ると人里でここを教えてくれたNPCが店に入ってくる。しかし店員は気付いていないようだった。ユイが席を立ってそのNPCのところへ向かう。マイや勇儀もユイの行動に対して頭にハテナが浮かんでいる。

 

「君、私達にここを教えてくれた子だよね?」

 

「え?お姉さん私が見えるの?」

 

そのNPCは驚いていると他の人にも見えるようになったらしくマイも驚いている。勇儀はなるほどねのような顔をしてそのNPCに話しかける。

 

「こいしじゃないか。久しぶりだな!」

 

「そうなのかな?私は最近ずっとここにいたからわかんないや」

 

人里で会ったNPCはこいしと言う名前だった。マイとユイもこいしに話しかける。

 

「貴方のおかげでここに来ることが出来たの。ありがとうね」

 

ユイが笑顔でお礼を言うとこいしも顔を赤くして嬉しそうになる。

 

「そうだ!お姉さん達私のお家に来ない?お姉ちゃんにも会わせたい!」

 

マイとユイは勇儀の方を向くと勇儀はすぐに立ち上がる。

 

「保護者として私もついていこう。お前らは飲んでて良いぞ」

 

勇儀が他の鬼などにここで飲んでろと言ってからマイとユイと一緒に来たときに見えた白い屋敷へと向かっていった。

 

 

屋敷の前に来ると、庭があった。そこには犬猫狐鳥などのさまざまな動物がいた。動かないハシビロコウもいる。

こいしはそこを素通りして、大きな扉を開けながら「お姉ちゃん、ただいま〜」と言う。するとすぐに屋敷の奥からやや癖のある薄紫のボブのNPCが出てくる。

服装はフリルの多くついたゆったりとした水色の服装をしており、下は膝くらいまでのピンクのセミロングスカート。

頭の赤いヘアバンドと複数のコードで繋がれている第三の目が胸元に浮いている。

 

「こいし、珍しいわね。貴方がただいまを言うなんて。それでそちらは・・、なるほど分かりました」

 

そのNPCは何かしていたがマイとユイはよく分からない。すると勇儀が説明してくれる。

 

「マイ、ユイ、あいつはこの地霊殿の主の『古明地さとり』さ。あいつは・・・」

 

「勇儀さん、自分で言うので説明は不要です。とりあえずこちらへどうぞ」

 

さとりと呼ばれたNPCは広間の奥にある、テラスへと案内してくれた。

テラスにはテーブルと椅子が人数分置かれている。

 

さとり以外全員がそこの椅子に腰掛けるとさとりが紅茶の入ったポットを持ってきて全員分の紅茶を入れる。

こいしは紅茶そっちのけで茶菓子に手をつけている。

 

さとりも席について、話し始める。

 

「ユイさん、マイさん。貴方達は私について知らないでしょう。あまり言いたくないのですが、私は心が読めるのです」

 

さとりは自らの嫌われる原因を二人に明かした。




感想でさとり様を出して欲しいという要望があったので出しました。
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