弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
今回少し薄めです。
『炎帝の国』のギルドマスターのミィは竹林の中で迷っていた。最初はマルクスやミザリーといたが気がついたらバラバラになっていた。
空を見ると竹の間から星空が見える。夜になってしまったようだ。
「仕方ないな、道が分からないからとりあえずこっちに行ってみよう」
ミィは竹林の中を進んでいくが出口に出る事がない。モンスターも出てくるがあっさりと倒される。ミィは少しずつ疲れてくる。
竹林を移動していると屋台が見える。あかりもついており営業中のようだ。
「こんな竹林の中でか?」
ミィは警戒しつつ屋台の暖簾をくぐる。そこでは割烹着のような着物を着たNPCが何かを焼いている。
「あら、いらっしゃい。とりあえずそこに座りなよ」
ミィが席に座ると隣には白く長い髪で赤と白のリボンを沢山付けたNPCが何かを食べていた。
「ここは一体何屋なんだい?見た感じウナギっぽいが・・・」
「ここは八目鰻屋よ。焼き鳥は売ってないからね」
ミィはそれを聞いてからタレのついた八目鰻と日本酒を注文する。焼かれるのを待っている間、隣のNPCが話しかけてくる。
「お前さん、名前はなんて言うんだ?私は『藤原妹紅』だ」
「妹紅か。私はミィだ」
妹紅とミィは八目鰻を食べながら話していた。ミィはカリスマがなくなり、妹紅とはカリスマブレイク状態で話している。
「もー、私はこんなキャラ演じるんじゃなかった〜」
「そうかそうか。今は私しかいないから安心するんだな」
ミィは妹紅に泣きついている。酒も入った影響で完全に妹紅に懐いていた。
そしてそのまま第四回イベントでのメイプルの話などになった。
「それで、『楓の木』は本当におかしいだろ〜?メイプルもサリーも鈴仙も〜」
妹紅は鈴仙の名前に反応したが、すぐにミィの頭を撫でる。結局そのあと屋台の閉店の時間までミィと妹紅は飲んでいた。
ミィは完全に酔い潰れており、妹紅が肩を貸して歩いていく。竹林の中を通り、人里につく。そのままミィのギルド『炎帝の国』まで送り届けると、ギルドメンバーのミザリーが迎えてくれる。妹紅は自らの妖力を何も書かれていないスキルの巻物にこめる。それをミザリーに渡してこう言う。
「昨日は楽しかった。これはそれのお礼だ。と言っておいてくれ」
そう言うと妹紅は竹林へと帰っていった。
次の日
ミィはギルドのベッドの上で目を覚ました。すると部屋にミザリーか入ってくる。
「あら、起きましたのね。ミィ」
ミザリーの手にはスキルの巻物がある。ミザリーは妹紅に頼まれたことをミィに伝える。ミィは巻物を受け取り、開く。すると、運営から通知が来る。
『スキル【死ぬことも老いることもない程度の能力】を習得しました。スペルカード【不死『火の鳥 -鳳翼天翔-』】を習得しました』
ミィはスペルカードと言うものを聞いて、『楓の木』の使っていたスキルを思い出す。手に入れたスキルを確認する。
【死ぬことも老いることもない程度の能力】
一日五回まで死亡したその場でステータスダウンなどを免除でMPを消費して復活する事が出来る。
炎系統の魔法の火力を底上げする。
自爆系のスキルには発動しない。
ミィはそのあとマルクスやミザリーと共に狩りへと出かけた。