弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました   作:お〜い粗茶

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感想お待ちしています。



それと第5回イベントをオリジナルイベントにしたいのですが案があったらコメントお願いします・・・。


番外編 トラッパーといたずら妖精

『炎帝の国』の魔法使いで、『トラッパー』の二つ名を持つマルクスはミィとミザリーと何人かのギルドメンバーを連れて狩りに来ていた。しかし竹林を移動している間にミィがはぐれてしまった。

 

「前からこの竹林はおかしいと思ってたんだよね〜」

 

マルクスがそんな風に愚痴を零しながら移動していると『楓の木』のメンバーの一人『鈴仙』と出会う。

 

「あれ?どうしたんですか?」

 

鈴仙はこちらを警戒せずに話しかけてくる。敵意は無いのでギルドメンバーに武装を解除する様に言う。鈴仙は自分たちの装備に枝や葉が付いているのを見るとなるほどと言う顔をする。

 

「もしかして、迷っていたんですか?」

 

ミザリーと鈴仙が少し会話をしているのでマルクスは近くの石に腰掛ける。するとミザリーはすぐにマルクスの元へやってくる。

 

「鈴仙さんの話によると、この竹林は『迷いの竹林』と呼ばれる場所だそうです。鈴仙さんは迷わないそうなので出口まで案内してくれるそうですよ」

 

僕ら『炎帝の国』だけでは抜けることは困難のようなので頼むことにする。鈴仙の後をついていってから10分程度で竹林から出る事ができた。

 

鈴仙にお礼を言って別れた後、人里へと帰っている途中でモンスターが現れてこちらに向かってくる。自分はトラップで足止めしようと魔力を込めたクナイを取り出そうとすると、腰には何もついておらず遠隔設置のクナイが全て無くなっていた。

自分が探している間に他のメンバーがモンスターを倒した。

 

「マルクス、どうしました?」

 

「無いんだよ!僕の遠隔設置のクナイがひとつもないんだよ!もしかして何処かで落としたのかな〜?」

 

一瞬鈴仙が犯人かと思ったが、彼女は僕に近づいてすらいなかったので犯人ではない。ミザリーや他のギルドメンバーもシロだ。ギルドに忘れたも無い。竹林に入るまでにモンスターとの戦闘で使っているからだ。

 

「ミザリー、僕ちょっとこの辺りを探してくるよ」

 

「マルクス、ならギルドメンバーを誰か連れていきなさい」

 

自分はトラップ魔法に特化しているからクナイがないと戦力にならない。とりあえず片手剣のプレイヤーを一人お供に連れて探しに向かった。

 

二人で移動している間にモンスターと戦うがお供が全て片付けてくれるので安心して探す。しばらく移動していると霧がかかった湖につく。

 

「こんな所に来てはいないからやっぱり無いかな〜?」

 

マルクスはため息をついて引き返そうとすると湖の畔の岩の上で背中に半透明の羽を持つ少女3人が何かをいじっている。

一人はオレンジのかかった金髪のセミロングで、その両側を赤いリボンで二房のツーサイドアップで括っている。

二人目はさらさらの腰まである黒髪でぱっつん。

三人目は亜麻色に近い金髪と、黒いリボンと白い帽子。

 

三人の手元をよく見るとそこには無くしたはずの自分のトラップ魔法のクナイが入ったバッグであった。

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