弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
イベントが終わってから数日後。
二層が追加されたが未だに行っていない。ひとりだとキツいと思ったから、誰かに話しかけようとしても人見知りで話しかけられない。
ふと顔を上げると、広場でメイプルが茶髪の女の子と話している。流石に初めての人がいると話しかけづらい。そんな風に思って通り過ぎようとしていたら、
「あ、鈴仙!こっちおいでよ!」
「えっ!?」
私は突然話しかけられて、ビクッとして止まる。茶髪の女の子はメイプルに対して質問をする。
「メイプル、知り合い?」
「うん、私の友達。サリーにも紹介しようと思ってたんだよね」
「あぅあぅ・・・」
緊張で言葉が出てこない。どうしよう・・・、メイプルも居るのに恥ずかしいよ・・・。
「鈴仙、私の友達のサリーだよ」
「メイプルの友達のサリーよ。よろしくね」
「あぅあぅ・・・、鈴仙です・・・」
サリーさんが握手を求めてくるので恐る恐る手を握る。まさかのパーティも組んでくれた。メイプルには感謝しかない。
この後メイプル達は地底湖に真っ白な素材を取りに行くそうだ。
「あ・・・あの、わ・・・私もついて行っていいですか・・・?」
「ん?いいよ。サリーも良いよね?」
「まぁ、メイプルがいいなら私もいいけど」
まさかのOKで少し驚いてしまった。その後メイプルはサリーさんの背中に乗り、私とサリーさんは走って向かうことになった。
道すがら、モンスターはメイプルが大盾に吸い込んでしまうので暇だった。
そのまま地底湖に着いてしまった。
地底湖に来ると私たちは釣竿で白い魚を釣り上げては倒して、白い鱗を回収していく。
しばらくするとサリーは湖に潜っていった。それから毎日、メイプルとサリーと共に地底湖に通っては釣りをやった。ずっと学校ではひとりぼっちだった為にとても楽しかった。レベルも上がるし、メイプルとサリーとも仲良くなれて嬉しかったわ。
毎日通ってから一週間後程度がたってからサリーが湖の底にダンジョンを見つけたらしく、そこをクリアしてユニークシリーズを装備して帰ってきた。
「うぁー!サリーかっこいい!」
「うん、かっこいいね」
私もメイプルもサリーの装備を褒める。青いローブや服がとてもサリーにあっている。すると、運営から通知が入った。
「なになに?第二回イベント決定ね。次のイベントは探索系みたいだね、それにパーティも組めるみたい」
「じゃあサリーと鈴仙と一緒にできるね!」
サリーの教えてくれた情報でメイプルが私をも入れてくれてる。
「わ、私なんかで良いの?」
「うん!私は鈴仙の初めての友達なんでしょ!そんな大事な人とは戦いたくないからね」
メイプルとサリーとパーティを組んでイベントやる約束をして3人ともログアウトする事にした。