弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました   作:お〜い粗茶

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弓使いと普通の魔法使い

メイプルsied

 

紅魔館の広い庭を通り過ぎてから中に入る。中は赤い絨毯や赤い壁で真っ赤な館だった。

 

「目に悪そうな館だな」

 

カスミがそんなことを呟いている。するとメイドの格好した妖精がモップなどを持って攻撃してくるが、クロムさんがカウンターを喰らわせて倒している。

しばらく館の中を歩いていると、地下へと向かう階段があった。そこを降りようとすると、後ろから声をかけられる。

そこには黒い三角帽、黒と白の服で、金髪の片方を三つ編みにして右手にはほうきを持った女の子のNPCがいた。

 

「お前たちもこの霧を止める為に来たのか?」

 

「えっと、誰?」

 

サリーが思わず聞き返す。すると、そのNPCはすぐに答える。

 

「そうだった、自己紹介が先だな。私は『霧雨魔理沙』。普通の魔法使いだ」

 

魔法使いなのに普通ってのは突っ込んでいいのかな?ゲームの中だから別にいっか。

 

「ところで魔理沙はこの霧がなんなのか知っているのか?」

 

ペインさんが魔理沙さんにそんなことを質問する。

 

「ああ、知ってるさ。あの霧はこの紅魔館の主『レミリア・スカーレット』ってやつが出してるからな」

 

あっさりと答えてくれる辺り敵では無いようだとサリーが頷いていた。

 

「この霧を止めたいんだろ?それならこの先にいるパチュリーも倒さないとこの霧は消えないぞ。私が案内してやるよ」

 

魔理沙が一人で階段を降りていく。それを見ながら全員で話し合う。

 

「こんな簡単に信じていいのか?」

 

「怪しいけど、敵ならこんなに情報教えてくれる?」

 

「とりあえず信じてみようよ!」

 

私の一声で信じて魔理沙について行ってみる事になった。階段を降りていくと大きな扉がある。魔理沙が持ち手に手をかけて開けようとすると、ガチャガチャと言うだけで開かない。

 

「今回はちゃんと閉めているんだな。仕方ない!【マスタースパーク】!」

 

魔理沙が何かを取り出して構えると極太のビームが放たれる。扉にぶち当たってビームが消えると、扉には傷が付いているだけだった。

 

「やっぱ魔法で補強してあるよな・・・。えっと、あんた達で一番パワーのある奴は居ないか?」

 

すると魔理沙以外全員が私を見てくる。私は「え?」みたいな顔になってしまう。

 

「お前、えっと名前聞いてなかったな」

 

「メイプルです」

 

「メイプルか!私の攻撃に合わせて一緒に扉に向かって攻撃してくれ」

 

そう言われたのでシロップを呼び出して巨大化させる。魔理沙の目がキラキラしている。

 

「シロップ!【ツインスパーク】!」

 

魔理沙の【マスタースパーク】と【ツインスパーク】が同時に扉にぶつかり、魔法障壁を打ち破って扉を破壊する。その向こう側にいた黒い服を着た長い赤髪の蝙蝠の翼を持ったNPCが吹き飛んでいた。

 

「よっしゃ!開いたな。あんた達いくぞ!」

 

あまりのゴリ押しに私と魔理沙以外は呆れていた。

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