弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
今回は薄いかも
メイプルsied
レミリアさん達が起こした赤い霧が晴れてから3日が経った。宴会の次の日から人里や、霧の湖でも雪がふりつづいている。
AGIが0の私は雪に足を取られるのでギルドホームに行くのも大変だった。ギルドの前ではマイちゃんユイちゃんが雪だるまを作っていた。小さくて可愛い雪だるまだった。
「メイプルさん!ここまで来るのに大変でしたよね!」
「本当だよ〜。マイちゃんユイは大丈夫なの?」
「そういえばメイプルさんはなんで空を飛んで来ないんですか?」
あ、そういえば私たちは飛べるんだった。完全に頭から抜けてたなー。そのままギルドに入るとサリー達も来ていた。クロムさんはこの3日連続の雪が気になるそうだ。
「俺が人里を見ていると木に桜の花が一つだけ咲いていたんだ。つまりもうすでに桜が咲く天気にならないのはおかしいんだ」
「でも、それはただの推測だよね?少し早めに咲く花くらいあると思うんだよね」
カスミは話し合いに参加せず壁際で少し冷や汗をかいている。サリーもそれに気づいたようで、カスミに質問してみる。
「カスミ、さっきからなに汗かいているの?」
「ああ、少し気になることがあってな」
カスミは少し躊躇していたが、話してくれた。カスミの話によると霧の湖の近くの山の近くの雲の上に大きな魔法陣が浮かんでいるそうだ。その先は死者が集まる【冥界】の【白玉楼】という屋敷があり、そこに大きな葉も一枚もない桜の木があるそうだ。
その木に春を集めるとその桜が咲くと言われているそうだ。
「もしかしたらその桜が春を集めているから春が来ないんじゃないかと私は思っているのだが・・・」
そんな風に話していると、ギルドの扉が開き誰かが入ってくる。それは白髪の黒いカチューシャをつけた緑の服のNPCだった。カスミはそのNPCを見てすぐに気がつく。サリーはそのNPCの横の白い浮いているものにビビって物陰に隠れてしまう。
「妖夢か!?なんでここに!?」
「やっといましたね、カスミさん。幽々子様が突然暴走した西行妖に乗っ取られてしまったんです!霊夢さんにも知らせたので後はカスミさんにも協力を頼まないかと!」
妖夢はカスミが西行妖の力に近いものを持っているので抵抗出来ないかと思い探したそうだ。
「分かった。今すぐに冥界へ向かおう!メイプルも良いか?」
「分かったよ、カスミ」
「俺も協力するぜ」
「今回は私も連れてってよね」
私が返事した後にクロムさんとイズさんも名乗りをあげる。サリーは死者のいる冥界には行きたがらないという理由、マイちゃんユイちゃんは相手の能力の都合上、カナデは怯えているサリーを見ていてもらう為にお留守番だ。
「じゃあ、幽々子さんを助けるために!」
「幽々子様を助けるために!」
「「冥界に向けて出発!」」
「「「「「おーっ!」」」」」