弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
メイプルsied
妖夢さんの案内で空にある結界を通って冥界へ転移する。
そこは空が暗く、長い階段が伸びている。その両脇には葉が一枚も無い木が生えている。
「もうすでにここの桜すらも吸収してしまったのですね・・・」
「ああ、これは急がないと行けなさそうだな」
妖夢さんとカスミが木を見て呟くとすぐに空を飛び階段を辿っていく。それにクロムさんと私とアリスさんと魔理沙さんも追いかける。
飛んでいると、近くの人魂から弾幕が放たれるがカスミが一閃を放ちあっさりと倒す。しかし倒しても倒しても人魂は湧いてくる。しばらく倒していると人魂が一切寄って来なくなる。
そのまま階段の先には和風の屋敷があった。どうやらここが【白玉楼】のようだ。屋敷の敷地内に第四層の全ての春がそこにある葉のついてない巨木に向かっている。
その木の前には水色の着物を着たピンク髪の女性のNPCが薄気味悪く笑っている。
「幽々子様!もうやめてください!」
妖夢さんがそのNPCに向かって叫ぶが、そのNPCから蝶の形の弾幕が大量に飛んでくる。
「皆さん幽々子様の弾幕は全て避けてください!当たったら即死してしまいます!」
防御姿勢をとっていた私は大盾をしまい、回避に徹する。クロムさんも避けるが、カスミは刀で弾幕を切り裂いている。魔理沙さんとアリスさんも避けていく。
「スペルカード発動。【桜符『完全なる墨染の桜 -春眠-』】」
幽々子様と呼ばれたNPCがスペルカードを発動して大量の弾幕が襲いかかってくる。
「スペルカード発動!【蒼符『博愛のオルレアン人形』】」
「スペルカード発動!【魔符『ミルキーウェイ』】」
魔理沙さんとアリスさんのスペルカードによって弾幕の数を減らしてくれた為なんとか避ける事が出来た。すぐさま【毒竜】を放つ。
【毒竜】はあっさりと幽々子様に命中するが、上のHPバーは一切減っていなかった。どうやら毒無効を持っているようだ。
「幽々子様は亡霊です。毒や状態異常は一切効果無いですよ」
妖夢の言葉の通りだとすると、私はほとんど戦力にならない事になってしまった。弾幕が打てるので一切戦力にならない事にはならなさそうだ。私は【機械神】を発動して一斉発射する。
「スペルカード発動。【幽曲『リポジトリ・オブ・ヒロカワ -神霊-』】」
弾幕によって機械神のレーザーとミサイルを全て相殺される。クロムさんは『白黒はっきりさせる程度の能力』の応用で攻撃を防ぐ結界を張ってくれる。結界には弾幕が大量にぶつかってくる為少しずつ耐久が無くなっていく。全員でこれからどうするか相談しているが時間がない。
「ただの人間どもが小癪ね。死になさい【桜符『完全なる墨染の桜 -開花-』】」
幽々子様から放たれた弾幕の応酬によってクロムさんの結界にヒビが入り始める。そのまま結界が砕かれ、全員が弾幕の光に包まれた。