弓使いだったのに気づいたら地上の月の兎になっていました 作:お〜い粗茶
鈴仙sied
なんか久々の私ね。ついさっきメイプル達とギルドに紫が送ってくれたから、いなかった事でも話そうと思っていたら、サリーから切り出してくれた。
「鈴仙はこれまでずっとどこにいたの?」
「やっぱり、気になるよね。さっき永遠亭で会った正邪を覚えてるでしょ?」
「確か指名手配の妖怪?だっけ?」
メイプルも話に乗ってくる。カスミやカナデ、クロムさんにイズさん、マイちゃんユイちゃんはよく分からず首を傾げている。
とりあえず、簡潔に説明しようかな?
月兎説明中
「なるほどな。大体理解できた」
クロムさんも理解出来たようだ。そんな訳で話を最初に戻す。
「正邪に迷いの竹林でばったり会ってから、手に持ってた反射の鏡?だったかな。それを向けられた直後、謎の空間にワープしちゃったんだよね。ログアウトしても、人里にも戻れなかったから出口を探してたんだ」
『楓の木』全員で話を聞いてくれる。長くなりそうだし、手早く説明していく。
「最初は何処なのか分かんなかったけど、『ドレミー・スイート』に会って夢の世界って分かったよね」
「ちょっと待って!?夢の世界って何!?」
サリーが説明をぶった斬ってくる。夢の世界は夢の世界なんだけどな。説明のしようがない。
「とりあえず、その話はまた今度。ドレミーに会ったから帰れると思ったんだけどね。月の都への道しか使えなかったんだよね」
「今度は月の都・・・。なんなんだろうな、この階層は」
クロムさんやイズさんはもう呆れたように呟いている。
「まあ、月の都へは行かなかったから夢の世界をもう少し探索することにしたんだよね」
そこで結構色々な宝箱は置いてあったり、偽物の宝箱もあったな。完全にミ○ックだったけど。
「それで、宝探しも疲れて、休憩してたら突然永遠亭に戻って来れたんだよね」
そのままインベントリから沢山の換金アイテムや装備を出していく。
「あ、このお宝はギルドの資金にするから安心してよね」
お宝を仕舞うとギルドにイベントミッションクリア報酬が届く。
中には輝夜のフィギュアだった。ギルドに飾ると、ゲーム内時間から夜の間、HPが10分で2%回復するようになるようだった。
時を同じくして、輝針城
正邪sied
「正邪!もうやめてよ!」
「うるさいですよ、姫。私がやりたいことをやるんですから」
「だからってうちに来ないでよ!やっと小槌の魔力も戻ってきて、最初のサイズに戻ったのに!」
「元々小さいのに気にすること無いじゃないか。小人は器も小さいんだな」
「正邪のバカ!私が何度も説得に来てもなんで変わらないの!もう知らない!」
そういうと、輝針城の主『少名 針妙丸』は小槌を持って飛んでいってしまう。まぁ、今回は利用する気はサラサラないから気にすることも無いな。
「コピー鈴仙は負けちまったが、わたしには最強の切り札があるんだからよ。博麗の巫女にも負けねぇよ」
私は呟きつつ反則アイテム『反射の鏡』を覗く。そこには赤い服の魔女と、全身黒の剣士が映っている。