フォーリナー、異世界へ侵攻す   作:策士なすび

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今回はフォーリナーの兵器達です。



3:フォーリナーの兵器

ガンシップ(飛行ドローン)

フォーリナーの運用する、自律型ドローン。全長7m。攻撃対象は人間で、内蔵のレーダーで索敵を行う。飛行速度は地上付近では時速150km程度で、上空では音速程度だが、真空中では実質的な最高速度は無限(光速)である。その理由は、この兵器の飛行方法にある。この兵器は内部に重力発生装置を内蔵しており、地球の3倍程の重力を発生させることが出来るため、機体を落下させるように飛行を行えるのである。空気抵抗のある地上では、いくら高い所から自由落下を行おうと、最終的な速度が決まっているが、空気抵抗の無い真空中では、無限に自由落下運動を続けられるのである。兵装は高出力レーザー速射砲を4門搭載している。レーザーの威力は高く、厚さ5センチ程度の鉄板なら一回の射撃で貫通してしまう程である。

装甲はそれほど厚くないため、一斉に攻撃すればすぐに破壊する事が出来る。

 

ヘクトル

フォーリナーの運用する、自律二足歩行兵器。全高25mで、フォーリナーとしては中型の兵器。脚部や腕部には多くの関節があり、これにより着弾時に大きく仰け反る事で、衝撃をある程度吸収出来る。関節が多い事により腕部や脚部の可動域はとても広く、機体の足元も狙う事も出来る。武装は3種類あり、粒子ガトリング砲、スパークランチャー、プラズマキャノンの3つである。3つのなかでも、特にプラズマキャノンは、半径10mの爆破半径と、数十キロ程もある射程を持った強力な兵器である。

最も近い敵を攻撃する性質があるため、囮などを使うと比較的楽に撃破する事が出来る。

 

ディロイ

フォーリナーの運用する、三足の兵器、通常、*******から投下されるが、輸送船が衛星軌道上から投下する事もある。その足にはヘクトルと同様に多数の関節があり、可動域がとても広く、場合によっては一歩で200メートル以上進む事もある。可動域が広すぎるため、基本的にこの兵器に悪路は関係なく、建造物の上でも、深い溝にも対応出来る。通常型、短足型、長足型と3タイプあり、短足型は小回りが効くため、市街地での戦闘を得意とし、通常型は汎用性が高く、長足型は700m近くある体高を活かし、巨大なビル群の中での戦闘や、海洋での戦闘を行う事が出来る。攻撃手段は頂点にある本体部分より発射するプラズマ砲と、脚にあるレーザー砲台、鋭利な脚部の先端による突き刺し攻撃である。特筆すべきはレーザー砲で、型によって数は異なるが、長足型なら20個近くの砲台が付いており、圧倒的な弾幕を張る事が出来る。ただレーザーの出力自体は飛行ドローンの物より少し上という程度なので、ある程度の厚さの遮蔽物があれば、暫くは防ぐ事が出来る。ただあまりに長く隠れていると、プラズマ砲を撃ち込まれ、障害物ごと破壊されてしまう。

脚部のレーザー砲台が最大の脅威であるため、全て破壊してしまうと著しく戦闘力が低下する。よって、高威力の攻撃で即座に本体部分を破壊するか、脚の砲台を通常の攻撃で破壊するかの2通りの倒し方がある。

 

四足歩行要塞

フォーリナーの地上兵器の中では、2番目に巨大な兵器。全長は200m、全高は150mである。あまりに巨大なため、進路上の建造物は尽く破壊され、四足歩行要塞が通った跡は全て更地になってしまう。ただ歩くだけでも脅威となるが、この兵器の最も恐ろしい所は、背中にあたる部分にある、100mもの大きさを持つプラズマキャノンである。このプラズマキャノンの威力は凄まじく、射程は数十キロ程だが、都市を一瞬で焦土にする程の破壊力を持つ。防御力も高く、その装甲の厚さと硬さの為、通常の攻撃は一切通らず、前面と側面の一部に防御スクリーンも展開されているため、遠距離からの攻撃はほとんど遮断される。

弱点はハッチだが、足元はヘクトルや飛行ドローンが守っている為、容易に近付く事はできない。

 

マザーシップ

フォーリナーの母艦。直径300mの球体で、表面には防御スクリーンが展開されている。飛行は反重力装置を使い行なっている。兵装はジェノサイド砲、パネル型のレーザー砲台とプラズマ砲台、そして10門の小型ジェノサイド砲があり、特にジェノサイド砲はマザーシップを象徴する兵器である。大気吸収口から吸収した大気をエネルギーに変換し、複数の超高熱レーザーとして発射する。レーザーはあらゆる物体を貫通し地面に着弾するが、あまりの高熱のために、触れた物体と着弾した地面を瞬時にプラズマ化させてしまい、大爆発を起こす。爆破半径はレーザー一本につき60m程もあり、それが横並びに10本以上発射されるため、一度の発射につき数キロの大地が焦土と化す。小型ジェノサイド砲も、ジェノサイド砲に劣っている訳ではなく、対人という意味ではジェノサイド砲よりも効果的な兵器となる。特に、巨大粒子砲は敵の視界を覆ってしまうほどの弾幕を張る事が出来、斉射された生物は痕跡すら残さず消し飛ぶ事になる。下部に小型の転送装置もあり、そこからほぼ無限に飛行ドローンを発艦させる事も出来る。

弱点は大気吸収口だが、それを破壊する為にはマザーシップの直下に行かなければならない。当然だが近付けば近付く程砲撃は苛烈になるため、マザーシップの破壊は容易ではない。ただ、マザーシップと防御スクリーンを纏めて貫通出来るような兵器があれば、遠距離から破壊する事はできる。




という訳で兵器達でした。
これも随時更新していきます。
全てが本編に確実に出る訳ではありません。

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