明日の23:00とか言ってましたけど、いざ書こうと思うと、アイデアが全く出ませんでした。申し訳ないです。
この話は書き直すかもしれません。
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地平線の向こうから、壁が現れる。否、それは壁ではない。地を埋め尽くすほどの軍勢だ。その数数千。調査隊のキャンプへ進軍していく。
しかし
キャンプ地はモンスターの巣窟であった。テントは踏み潰され跡形も無くなっており、人骨の一つも見つからない。
軍団長は迷う。ここから攻撃すれば、近付かれる事なく殲滅できるかもしれない。だが、万が一生存者がいた場合や、居なくとも王国の国民であった者たちの遺体を消失させ、弔う事すら出来ぬかも知れない。だが、ここで放置しては王国の滅びを招く可能性もある。
そしてついに覚悟を決める。
「赤魔法師!究極魔法を放て!」
即座に詠唱が開始され、地面に幾つもの巨大な赤色の魔法陣が描かれる。
短時間の間に魔法陣が完成し、数百人の魔法師が力を解放する。
「「ヴォルケーノ!!!」」
魔法師達の手が赤く光り、その輝きを増していく。
すると、モンスターの足元が光りだし、次の瞬間、炎が吹き上げる。
そのあまりの衝撃にモンスターの大半は宙へ浮き、地に近付く程に体が焦げていく。幾つもの炎が重なり、赤く燃え上がる様は、まさしく火山の噴火のようであった。その炎を見たほとんどの者が、敵の殲滅完了を確信した。
しかし、まだ十数匹のモンスターが全身を焦がしながらも動いており、こちらへ猛烈な速度で迫ってくる。
究極魔法は、絶大な威力を誇る代わりに魔法にもよるが所持魔力のほとんどを消費してしまう。そのため、数日に一度しか行使する事が出来ない。そのため、残りの敵は歩兵が相手をする事になる。
「突撃陣形!」
即座に数万もの兵が矢尻のような陣形を作り出す。
「突撃ィィ!」
一斉に兵達がモンスターへ一直線に駆け出す。モンスターは腹部を大きく突き出すが、何も起こらず。槍を数十も刺され、なす術なく活動を停止させられる。
しかしやられるだけのモンスターではない。今度は頭を下げ、大きな牙を開き突撃してくる。大きなモンスターはただの突進ですら脅威となる。更にそれに牙が加われば、人の身で止められるものでは無いだろう。しかし、人は群にして個、個にして群の生物である。一人で止められぬのであれば、10人でも100人ででも力を合わせれば良い。人はそうやって強者に打ち勝ってきた。
モンスターの突進を数十人もの盾兵が受け止め、モンスターを四方から数十の槍を突き刺す。モンスターは穴だらけになり、地に伏せる。数千人の部隊をこの戦法を取るためにモンスターの数だけ分担したとしても、有り余る兵力。勝ちは確実であった。
モンスターの殲滅が終了し、生存者、及び遺体の捜索が開始される。しかし生存者は見つからず、見つかるのは骨のみの遺体だけである。日が暮れ始め、捜索は終了される。遺体と調査用の出来るだけきれいなモンスターの死骸を運び、王国に持ち帰る。
王国にて
研究員がモンスターの死骸の調査を開始する。
「イヒヒ、鉄の武器をも通さないこのモンスターの外骨格、その調査を任されるとは...ヒヒヒ」
ランプ一つの灯しかない部屋に、不気味な笑い声が響く。
この研究員は王国で、魔法や兵器の研究に多くの実績があるため、今回も任されたのだが・・・性格に問題があった。
「あぁ、どこから切ろうか。足から?触覚から?いやいや頭からいっちゃう!?」
生物を解剖する事に興奮を覚え、自分の知識が高まっていく毎に興奮が高まる、俗に言う変態の一種である。ただでさえ解剖が好きなのに、未知のモンスターの解剖ともなれば、鼻血を出して倒れてしまいそうなくらいに興奮していた。
「まぁ、サンプルは沢山ある事だし、強度チェックからやっちゃいますか!」
短剣を取り出し、脚部の外骨格を切断しようとしみる。しかし、切れない。傷すら付かない。
「うひゃぁ、なんだこの硬さは!」
ハンマーで殴りつける。しかし凹まず。火で炙る。焦げ目が少し付くだけだ。
その後もあらゆる方法で破壊しようとするが、損傷らしい損傷を与えられない。
「こんだけ硬いけど、究極魔法にはやられたのか。じゃあ溶岩で焼ける程度なのかなぁ。」
「よし!最後は爆破実験だ!」
大きな平野に死骸を丸々置き、黄色魔法を詠唱する。
「そんなに強い魔法は使えないけど。
黄色の魔法陣が描かれ、死骸が爆発する。煙が辺りを包み、晴れる。
死骸は形さえ留めていたものの、甲殻が剥がれ落ち、黄色の肉が見えていた。
「おっと!
手帳に耐久性の検査結果を書き込む。
研究室に戻り、もう一つの死骸を使った実験が開始される。
「フフフ、ついに解剖だー!」
先ずは腹部の節にメスを差し込み、切り離す。
「うーん?なんだこれ。筋肉以外、何にも入ってないぞ。いや、腹部の先端に何か袋みたいな物があるな。でもそれだけか。じゃあ何で動いてたんだ?臓器もないみたいだし、ゴーレム?ってわけじゃなさそうだけど。一応袋を丁寧に取り出してみますか。」
袋を腹部の最先端ごと切り離す。袋を切り開くと、橙色の液体が入っていた。
「何だろう、これ。毒?酸?取り敢えず何か物を漬けてみるか。」
木片を漬けてみる。するとたちまち木片は煙を上げ溶けてしまう。
「おーこわ!だいぶ強い酸だね。報告では攻撃で使ってこなかったようだけど、焦げた事によって使えなくなったのかな?」
それからしばらくして、解剖が終了する。
「うーん、結局ほとんど何もわからなかったなー。」
大きなため息をつき、部屋を後にする。
しかし、この時は気付いていなかった。
地平線の向こう、遥か彼方で、モンスターの巨大な群れが動き始めていたことを。
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てことで4話でした。
遅れてしまい本当すいません!お詫びに絶対完結させるという約束をここにいたします。
そして本編の話ですが、酸の袋を開いてしまった事で、フェロモンとして遠くの巨大生物に感知されてしまったって事です。
っていうか序盤は退屈ですよね。ただでさえ戦闘描写が下手くそなので、盛り上がりの少ない序盤にショボくなるのは許してください。
次回投稿予定はもう決めない事にしました。出来たら上げる。出来なかったら上げない。このスタンスで今後行かせてもらいます。
ってか自分、気付いていなかった系の終わり方好きだな。