そんなマコトちゃんがまさか…
「ごめん、ユイ」
「マコト…ちゃん?何言ってるの?」
時は少々さかのぼり、数時間前、2人の少女がここランドソルの街を歩いていた
1人はピンク色の髪をした少女ユイ、もう1人は薄紫色の髪をした獣人の少女マコト
2人は親友であり今街で買い物をしているところであった
「おっ!こいつなんてどうだ?ユイ、ユウキのやつこれなら喜ぶんじゃねーか?」
「うん!確かにこれなら喜んでくれそう!ありがとう、マコトちゃん」
ユウキとは2人の友でありユイの思い人である男性で、現在ユウキへの日頃の感謝の気持ちを込めたプレゼントを送ろうと街で探している最中であった
マコトはユイの恋を応援しており今回の買い物も2人の距離を縮めるためになんとかならないかと考えているのだった
「あとこれなんてどうだ?」
「これは…ってこんなハートだらけのもの送れないよ!は、恥ずかしすぎるよ!」
「ははっ!でもよお、早いとこちゃんと気持ちを伝えねーと誰かに取られちまうぞ?」
「そっ、それはそうだけど…でも流石にこれは無理!恥ずかし過ぎる!」
マコトは2人の仲を縮めるために色々と画策しておりユウキとも日頃から接触し色々と好みを探ってくれているというまさに、ユイにとっての最高の親友なのだ
「も、もうマコトちゃんってばとにかく!それは買わないからね!」
「はいはい、ったく奥手じゃあ近しい誰かに取られちまうぞマジで」
ユウキはモテる、とにかくモテる
なにより注意すべきはユウキのギルドメンバーである美食殿の3人であろう
ユウキは美食殿というギルドに所属しておりそこにはユウキの他3人の少女が属しているのだがその3人がどう見てもユウキに好意を抱いているのだ
同ギルドの美少女という圧倒的なアドバンテージを得ている3人に対しユイの持つ力は少ない
ユイにあって美食殿にない力と言えば恋の応援をしてくれる親友の存在であろうか
このマコトに加えユイの所属するギルド、トゥインクルウィッシュのメンバー、ヒヨリとレイという頼もしい仲間が存在しているのであった
みなユイの恋を知り、そして応援してくれる大切な友達、いや親友であった
買い物を終え食事をとり、いつプレゼントを渡すかと話しつつ歩いている2人
ふとマコトが足を止めた
「ん?おい見てみろよユイ、占いがあるぞ」
「あ、本当だ、こんなところに占いのお店があったなんて」
「せっかくだ!お前の恋を占って貰おうぜ!私は外で待ってるからさ!」
「えっ、いいの?ありがとうマコトちゃん!私行ってくるね!」
そうして占いのテントの中に入り占ってもらうことにしたユイ
中ではいかにもというような雰囲気でありテーブルの上にドクロを置いた紫色の髪をした少女が椅子の上に座っていた
「どうぞ、そこの椅子へお掛けください」
「は、はいっあの、私恋について占ってもらいたくて」
「なるほど、分かりました、では…」
そうして少女はドクロに手を添える、すると突然ドクロから青い炎が吹き出しユイに語りかけた
「へいっ!嬢ちゃん!恋っていったな、安心しろ恋は今すぐ叶うぜ、そう俺とい「お父さん、黙って」
「シッ、シノブ!いや、違うんだこれは「何が違うの?いつも言ってるよねお客さんをナンパしないでって」
シノブと言われた少女はお父さん?と言われているドクロに鈍器を叩きつけて文句を言っていた
「ごめんなさい、父はナンパ癖があっていつもやめてと言ってはいるんですが聞いてくれなくて、さっきのは無視してください」
「あっはい」
「わ、分かった!真面目にやるからその鈍器を上から退けてくれ!頼む!シノブ」
鈍器をシノブにどけてもらったドクロ親父は真面目に占いを始めた
「こっ、これは…嬢ちゃんあんたの恋はとんでもない道のりになりそうだぜ」
「えっ、それってどういう」
「どうやら恋の道のライバルがとてつもない数存在しているようです、恋が成就する難易度はvery hardどころかextraですね」
「そ、そんなに!?」
「あともう一個占いで出てきたんだが、身近な親友に注意だってよ」
「親友?まさかっ!ありがとうございます!お金はここにっ!」
ユイは占いをお金をテーブルに置いたあと凄まじいスピードで外へと出た、そしてマコトを探すと…
「ごめん、ユイ」
「マコト…ちゃん?何言ってるの?」
ユウキに壁ドンされているマコトの姿があった
「えっ、あっ、ユイ!?は、早かったな思ってたより」
「そうだね、急いで出てきたから、それよりマコトちゃんはユウキ君と何やってるの?」
「えっ、いや、これは、その、そ、そうだよ、あれ、あれだよ!ユイを待ってたらたまたまユウキのやつと会って、それで、その、色々あって…」
「色々あってどうして壁ドンしてるの?」
「いやっ、その、それは…」
ユイには言えない、ユウキとたまたま会った時、今度ユイに壁ドンでもしてやれよーなどと言ってみたらユウキは壁ドンの事を知らず教えてみたら自分がされて思ったよりドキドキしてしまいそのまま固まってしまっていたことなんて
「あとさ、さっきのごめん、ユイって何?どうして私に謝ってるの?」
「いや、そのー、……ごめん、ユイ!!」
マコトは逃げ出した
「待てー!!説明しなさーい!!」
ユイは全力で追いかけた
本来獣人でありかつ、街の警備として日々前線で戦っているマコトに対し、ユイは後衛の魔法使いである為追いつける筈がないのだが、この時のユイのスピードはマコトに追い付かんばかりの速さであったという
そしてその場には訳の分からないユウキのみが残された
やる気があれば作り直しと続きをやる