ワンピース・サガ   作:流浪 猿人

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おしおきタイムです(無慈悲)。


溶岩>爆弾>階段>斬撃

 

 

 

ー最悪な初上陸ー 

 

 全く、散々な目に会った。

 

 この世界に来て初めて足を踏み入れた外海の島に、オーズ程では無いがおれもかなり興奮していたのだ。だというのにおれ達が港に着いた途端、この島の住人達(なんか小さい)は交易の交渉なんて出来そうにないくらいの謎の恐慌状態となっており、逃げ惑う小人達を遠目におれとオーズはただ船の上で呆然とする他なかった。

 

 一体、彼らに何があったというのか? 考えてもチンプンカンプンだったので思考を放棄し、とりあえずお互いの初上陸を祝ってオーズと酒盛りを始める事にした。まあ、ゆっくりしてたらその内、誰かがおれ達との間に交渉をもってくれるだろう。

 

 そんな淡い期待を胸に、しばらくオーズと二人でささやかな宴を楽しんでいたら、酔いが回って来たのか少しうとうととして来た。天気も良いし、未だに人の気配もして無いし、そもそもいつまでも難しいことを考えるのが面倒になって来た(巨人並の知能)ので、全てを後回しにして一眠りすることにした。

 

 目をつぶっていると少し遅れてオーズもおれにならったのか、大きなあくびをした後、その場で横になる音がした。

 

 どれだけ時間が経ったのだろう?

 

 深いまどろみの中で、何やらにわかに辺りが騒がしくなったような気がした。身動きも取りづらい気がする。

 

 気になって目を開けたら隣で寝ているオーズが、ロープでぐるぐる巻きに拘束されている所が目に入った。

 

 あれ? 良く見たらおれもか……。

 

 

 

ーおれ、オーズ。けっこうおこったー

 

 はじめて他の島に着いたのに、ちび人間達はおれ達を相手にしてくれなかった。すぐ逃げてく、何でだろう?

 

 つまんなくてちょっとガッカリ。

 

 でもアニキがごはんの準備をしてくれた。アニキと一緒、お酒好き。

 

 しばらくアニキと遊んでると、アニキが勝手に一人だけおやすみしちゃった。こういうところ、ちょっと直した方がいいと思う。

 

 でも何だかおれも、からだとあたまがポカポカして来た。

 

 眠たいから、寝る。

 

 目が覚めたら、周りにさっきのちび人間達がいっぱいいて、アニキもおれもぐるぐる巻きにされてた。こんなのすぐ千切れるけど、何だかキツキツでおもしろいから、黙ってることにした。

 

 アニキも目が覚めたみたいで、ちび人間達となんか話してる。

 

 まだ寝ぼけててあんまり聞こえないけど、おれ達をドレイ? にするとか何とか。良くわかんない。

 

 良く分かんないけど、アニキは怒ってグツグツドロドロ。縄から抜けてあばれ出した。

 

 おれはもうちょっと寝たいなあ。そう思って寝返りを打つと、血だらけになって倒れる友だちのカイジュウ達が見えた。

 

 ボカン‼︎ して縄を吹き飛ばした。力ずくでも切れるけど。

 

 ちび人間共はきっと悪い奴らだ‼︎ カイジュウ達のかたき討ちだ‼︎

 

 アニキと一緒になってあばれることにした。

 

 

 

ーある騎士の恐怖ー

 

 デカいから、強い。

 

 自然界において至極当然の論理だ。ただし例外はある、人間にはその知恵と数の力によって、古来より圧倒的な体格差を覆して生存競争に勝利して来た歴史がある。

 

 今回だってきっと、そうなる。騎士団の誰もが勝負よりも既に、後世に語られるであろう巨人討伐の英雄譚を想像して、文字通り夢中のさなかにいたのだ。

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()……。

 

 

 

 間抜けな巨人共が眠りこけている間に、我々はいとも容易く奴らのその身体をロープで拘束する事に成功した。

 

 いくら身体が大きくても変わらない、経験則だ。こうなれば、もう抜け出せない。皆が一様に勝ち誇った笑みを浮かべる。

 

 二匹の巨人の内、小さい方が目を覚ました。状況が理解できていないのだろう、辺りを見回している。

 

 我々の先頭に立つ騎士団長が、芝居がかった仕草で高らかに宣言する。

 

「捕らえたぞ‼︎ 巨人‼︎ 戦うまでも無かったな‼︎」

 

 巨人は身動き一つ取れないまま、しばし逡巡するようなそぶりを見せると、意外なことに我々と同じ言語で話し始めた。

 

「……寝起きからうるさい。もう一眠りするが、良いな?」

 

 この状況を危機とも気付いていないのか、いかにもやる気無さげといった態度の巨人に、それを誇り高き騎士への挑発と捉えた団長が怒りの声を上げる。

 

「蛮族が舐めるな‼︎ いやしくも貴様らの身柄は、偉大なる陛下がご所望の上であるぞ‼︎」

 

「陛下? 偉い人……? おれ達、欲しがってる? 商品、買ってくれるのか?」

 

(ちが)あう‼︎ 貴様ら遅れた蛮族共から、欲しい物などあるか‼︎ 貴様らは奴隷となるのだ‼︎」

 

「ふ〜ん、奴隷……。そっかあ……。

 

 ……えっ奴隷? そっちで寝てるオレのツレも?」

 

 

「当然だ‼︎ こっちの奴のがデカいから貴様より使えそうだな‼︎」

 

 

 団長の()()の一言とほぼ同時に、大地が()ぜた。

 

 

 

「おれの可愛い弟分に手ェ出すとは、死んでも文句は無えよなあ‼︎」

 

 

 

 そこからは思い出したくもない。

 

 人知の及ばない、圧倒的な暴力による蹂躙が始まった。

 

 最初はジュッというどこか間の抜けた音、()()の一番近くにいた団長の体はあまりに呆気なくこの世界から焼失した。

 

 訳が分からない。そこかしこで大地がひび割れ、その間から赤黒い溶岩が顔を覗かせたかと思うと次の瞬間、長きにおいて苦楽を共にした仲間達をいとも容易く飲み込んで、高く、高く、噴き上がった。

 

 いつの間に縄から抜け出たのか、二匹の巨人は怒りのままにその巨体を振り回す。

 

 彼らがただ殴っただけで、我々にとって落石に見舞われる不運と相違なく。彼らが踏みつけ、ときに蹴り付けるだけで、それは破城槌さながらの破壊力を持って、ヒトの原型を留めない肉塊を量産した。

 

 ()()()()が大きく振りかぶったかと思うと、渾身の一撃から膨大な溶岩の奔流が巻き起こり、生物も建造物も、正面にある全ての物体が焼失した。その驚異の一撃と共に辺りに火山弾が降り注ぎ、肺を焼くような熱気は収まるどころか、その強さを増して行く。

 

 その怪物を中心に、空は赤く、大地も赤く……。

 

 ブリングランドが焦土と化すのに、そう時間が必要だろうか?

 

 ()()()()が高く跳んだかと思うと、密集隊形をとる我々に向かって、その肉体が持つ巨大な質量を最大限にぶつけるべく、両手足を広げて胴体で町の一角を押し潰す。規格外の巨体から繰り出されたボディプレスは、肉体の()()と同時にその真の危険性を解放させる。

 

 一個の生物の、一つの攻撃が、三番街を消し飛ばした。

 

 しかし、なおも攻撃は……、(いな)()()は激しさを増すばかりであった。

 

 

 

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 物語(サーガ)の世界を知ろう‼︎その4

 

 交易:平和的な交渉の余地は……ないです。早くもウォーランドの人々の期待を大いに裏切り、隣国の破壊活動にいそしむジョージとオーズ。読者の皆には正当防衛だったと法廷で証言してあげて欲しい。

 

 騎士団:全滅。マンモスや恐竜にむやみに喧嘩を売ってはいけない。元現代日本人のジョージもハードな世界観によって、やるときはやる性格に染まってしまったようだ。これが漆黒の意思か……。かなり恐怖を感じた。全体的にワンピ世界は正規軍が弱過ぎる気がする。おっと、ツメゲリ部隊に対する悪口はそこまでだ。

 

 溶岩巨人ジョージゴーレム:人間活火山。ジョージがマグマグの実の力をフルに使った本気モード。つよい(小並感)。???「自然系(ロギア)を食った巨人を見た事があるか?」、いま見ました。

 

 味方のAC130が接近‼︎:もうおわりだあ、おしまいだあ……‼︎ んっ、よく見りゃ飛行機じゃないぞ? 立てば67メートル‼︎ 座れば尾田先生特有の貧弱な下半身が休まる‼︎ 歩く姿はジョージとの薔薇展開(大嘘)‼︎ しかしてその実態は悪魔の実ロマンスレ常連、その名もボムボム巨人オーズ‼︎ つよい(小並感)。原作で全身起爆が最強技ということは、体の体積が大きいほど威力が上がるはず。ただし世界観的に爆発は階段から落ちるより威力がない。

 

 

 




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