もしもハジメ君の性格がキツく口調が悪かったら(仮)   作:fruit侍

20 / 26
遅れてすいません。夏休みも課題やら部活やらでほとんど休めませんでした……そして休み明けにテストという……殺す気か!

だいぶ間が空いてしまったので、間違っている場所など多々あると思われます。

なんか、私の作品が盗作紛いなことされてたみたいですね(他人事)。実際その作品私も見てたんですが、コピペじゃない場所は意外とちゃんとしてたんですよね。内容は、この作品のハジメ君が私のもう一つのありふれ二次創作の主人公みたいな感じだったんですけど、普通に面白くてしおり挟んじゃったくらいですからね(自画自賛)。本人が見てるとも知らずにこれからどうなるのかなーと思ってたら突然消えちゃったので、通報されちゃったんですかね。

自分の作品が盗作されるくらい有名になったのかなぁと少し嬉しくもありましたが、盗作はこのサイトに限らず違反行為ですので、止めていただければと思います。三次創作やコラボは大歓迎なんですけどね(されるわけがない)。


第十六話

サソリモドキを倒した俺達は、サソリモドキとサイクロプスの素材やら肉やらを拠点に持ち帰った。といっても錬成で簡単に作った簡易拠点だがな。

 

その巨体と相まって物凄く苦労したのだが、そこでユエが血を飲ませろと言ってきたので試しに飲ませてみると、見事な身体強化で怪力を発揮してくれたため、二人がかりでなんとか運び込むことができた。

 

ちなみに、そのまま封印の部屋を使うという手もあったのだが、ユエが断固拒否したためその案は没となった。まあ、何年も閉じ込められていた場所など見たくもないだろうからな。消耗品の補充のためしばらく身動きが取れないことを考えても、精神衛生上、封印の部屋はさっさと出た方がいいだろう。

 

そんな訳で俺達は、消耗品を補充しながらお互いのことを話し合っていた。

 

「そういえば吸血鬼って、ずっと昔に滅んだんじゃなかったか? それでも生きてるってことは、吸血鬼ってよっぽど長生きするのか?」

 

俺の記憶では、三百年前の大規模な戦争のおり吸血鬼族は滅んだとされていたはずだ。

 

それでもユエは生きている。考えられるのは封印されていたことにより、戦争を回避することができたということ。ユエの話だと実際に300年くらい生きてるみたいだし、吸血鬼がよっぽど長生きするっていう可能性もある。

 

現に俺も、どこぞの運命を操る吸血鬼とか、ありとあらゆるものを破壊することができる500年近く生きてる吸血鬼姉妹を知ってるからな。

 

「……私が特別。〝再生〟で歳もとらない……」

 

聞けば十二歳の時、魔力の直接操作や〝自動再生〟の固有魔法に目覚めてから歳をとっていないらしい。普通の吸血鬼族も血を吸うことで他の種族より長く生きるらしいが、それでも二百年くらいが限度なのだそうだ。

 

ちなみに、人間族の平均寿命は七十、魔人族は百二十、亜人族は種族によるらしい。エルフの中には何百年も生きている者がいるとか。

 

ここの医学はかなり遅れているが、それでも人間の平均寿命が七十なのは、魔法があるからなんだろうな。

 

ユエは先祖返りで力に目覚めてから僅か数年で当時最強の一角に数えられていたそうで、十七歳の時に吸血鬼族の王位に就いたという。

 

なるほど、欲に目が眩んだ叔父が、ユエを化け物として周囲に浸透させ、大義名分のもと殺そうとしたが〝自動再生〟により殺しきれず、やむを得ずあの地下に封印したってわけか。よくある話だが聞いてて気分のいいものじゃない。

 

ユエ自身、当時は突然の裏切りにショックを受けて、碌に反撃もせず混乱したままなんらかの封印術を掛けられ、気がつけば、あの封印部屋にいたらしい。

 

その為、あのサソリモドキや封印の方法、どうやって奈落に連れられたのか分からないそうだ。もしかしたらと思ったが、現実はそう上手く行かねえよな……はぁ。

 

ユエの力についても話を聞いた。それによると、ユエは全属性に適性があるらしい。思わず、

 

「なんだ、そのチートは……」

 

と声が出ちまったよ。

 

ユエ曰く、接近戦は苦手らしく、一人だと身体強化で逃げ回りながら魔法を連射するくらいが関の山なのだそうだ。もっとも、その魔法が強力無比なのだから大したハンデになっていないのだが。

 

ちなみに、無詠唱で魔法を発動できるそうだが、癖で魔法名だけは呟いてしまうらしい。

 

〝自動再生〟については、一種の固有魔法に分類できるらしく、魔力が残存している間は、一瞬で塵にでもされない限り死なないそうだ。逆に言えば、魔力が枯渇した状態で受けた傷は治らないということ。つまり、あの時、長年の封印で魔力が枯渇していたユエは、サソリモドキの攻撃を受けていればあっさり死んでいたということだ。

 

「それで……肝心の話だが、ユエはここがどの辺りか分かるか? 他に地上への脱出の道とか」

 

「……わからない。でも……」

 

ユエにもここが迷宮のどの辺なのかはわからないらしい。申し訳なさそうにしながら、何か知っていることがあるのか話を続ける。

 

「……この迷宮は反逆者の一人が作ったと言われてる」

 

「反逆者?」

 

聞き慣れない上に、なんとも不穏な響きに思わず錬成作業を中断してユエに視線を転じる。俺の作業をジッと見ていたユエも合わせて視線を上げると、コクリと頷き続きを話し出した。

 

「反逆者……神代に神に挑んだ神の眷属のこと。……世界を滅ぼそうとしたと伝わってる」

 

ユエは言葉の少ない無表情娘なので、説明には時間がかかる。ハジメとしては、まだまだ消耗品の補充に時間がかかるし、サソリモドキとの戦いで攻撃力不足を痛感したことから新兵器の開発に乗り出しているため、作業しながらじっくり聞く構えだ。

 

ユエ曰く、神代に、神に反逆し世界を滅ぼそうと画策した七人の眷属がいたそうだ。しかし、その目論見は破られ、彼等は世界の果てに逃走した。

 

その果てというのが、現在の七大迷宮といわれているらしい。この【オルクス大迷宮】もその一つで、奈落の底の最深部には反逆者の住まう場所があると言われているのだとか。

 

「……そこなら、地上への道があるかも……」

 

「なるほど。奈落の底から迷宮を上がってくるとか、そんな非効率なことをするわけがない。神代の魔法使いなら転移系の魔法で地上とのルートを作っていてもおかしくないってことか」

 

見えてきた可能性に、思わず頬が緩む。再び、視線を手元に戻し作業に戻る。ユエの視線も俺の手元に戻る。ジーと見ている。

 

「……そんなに面白いか?」

 

口には出さずコクコクと頷くユエ。こっちからは聞くこともないので、黙々と作業していると、今度はユエが俺に質問しだした。

 

「……ハジメ、どうしてここにいる?」

 

当然の疑問だろう。ここは奈落の底。正真正銘の魔境だ。魔物以外の生き物がいていい場所ではない。

 

「さっきちょろっと言ったが、俺は仲間に裏切られた……いや、仲間なんかじゃねえな。同郷の人間にここに落とされたのさ」

 

ユエが少し驚いたような表情をすると、続けて質問してきた。

 

「ハジメ、何で魔力を操れる? それに何で固有魔法らしき魔法を沢山使える? 左手の指は? そもそも人間? ハジメが使ってる見たこともない武器は何?」

 

「待て待て落ち着け。質問は一個ずつにしろって先生に習わなかったか? ……そうだな。左手の指は、ここに落ちた直後に魔物に襲われて、何本か無くしちまった」

 

ユエが少し目を見開く。身体の欠損など、自分は味わったことがないが故の驚きだろうか。

 

「これでも人間だ。ただし魔物の肉を食っちまってからは、自分でも分からねえ」

 

「……ちょっと待って。魔物の肉は人間にとって猛毒。何で平気?」

 

「この水のおかげさ」

 

そう言って俺は水が入った石の試験管を見せる。

 

「何でか知らねえが、この水は上級回復魔法を上回るほどの治癒力を持つらしくてな。飲めばたちまち、命に関わる重傷だろうがすぐに治しちまうんだよ。ただし無くなった部位は二度と戻らねえ。せいぜい傷口を塞ぐ程度だな。俺が魔物の肉を食って生き延びれたのも、この水と一緒に魔物の肉を食ったおかげだよ」

 

説明を終えると、俺は試験管をしまって作業を再開する。

 

「魔力を直接操れるのは、魔物の肉を食ったから。固有魔法を大量に使えるのは、今までいろんな魔物の肉を食ったからだろうな。その代わり、威力と効果は本家に劣る」

 

あの熊は斬撃を三発同時に繰り出してたし、狼は周囲に放電してたからな。対して俺は、斬撃を一本しか出せないし、電気を纏うことはできても、周囲に放電することはできない。

 

最後の質問に答えるため、俺はトイフェルをユエの前に置く。

 

「そしてこれが、俺の世界で猛威を振るっていた最強格の兵器、『銃』だ」

 

「……銃?」

 

「これに圧縮した燃焼石っつう鉱石と弾を詰め込んで、燃焼石に着火して、その時に発生する強力な推進力で弾を撃ち出す。簡単に説明すればこんなところだな。そしてこれは俺限定だが、纏雷っていう固有魔法を発動して電気を流し込めば、弾が電磁加速されてレールガンっていう更に強力な武器になる」

 

「……すごい」

 

目を輝かせながら言うユエ。理解できるか不安だったが、理解できたようでよかった。

 

「もう質問は終わりか?」

 

「あと一つだけ。……ハジメ、この世界の人間じゃないよね?」

 

俺の手が止まる。

 

「……何でそう思う?」

 

「ハジメ、さっき『俺の世界』って言ってた。ということは、ハジメはここに元々住んでいた人間じゃない、違う?」

 

「……よく聞いてるな。そうさ、俺はこの世界の住人じゃねえ。身勝手なこの世界の神に、少し前に召喚されたのさ」

 

そこから俺は、自分の気が済むまで話し続けた。

 

まず最初に、故郷で9年間虐められ、弱いままでは自分を守ることができないと格闘技や人の急所について勉強し、自分を変えてしまったことから話した。

 

次に自分が世界の中心だと疑って止まない偽善だらけのヒーロー気取り野郎、相手への迷惑も考えずにただ自分の欲を満たしたいがために付きまとってくるストーカー女、偽善野郎の腰巾着で、脳を使うことが一切できない脳筋、強者に媚びへつらうことでしか人と同等になれず、集まって弱者をいたぶることでしか自分の価値を見出だせない社会の負け犬四人組、俺を目の敵にするだけで報復を恐れ、直接危害を加えられない臆病者共、そんな奴等に囲まれながら過ごしていたこと。

 

そんな奴等と共にこの世界に召喚され、無能と呼ばれていたこと、ベヒモスとの戦いで奴等の中の誰かに裏切られ奈落に落ちたこと、

そこで追い詰められた結果、俺を苦しめ続けた奴等に復讐してやろうと決意したこと。兎や熊との戦い、故郷の兵器にヒントを得て現代兵器モドキの開発を思いついたことをツラツラと話していると、いつの間にかユエの方からグスッと鼻を啜るような音が聞こえ出した。

 

「なんだ?」と再び視線を上げてユエを見ると、ハラハラと涙をこぼしている。

 

「おいおい……どうした?」

 

「……ぐす……ハジメ……つらい……それだったら、ああなるのもしょうがない……」

 

どうやら、俺のために泣いているらしい。ああなるってのは、俺があのサソリモドキを必要以上痛め付けていたことだろう。

 

「気にするなよ。例外は何人かいるが、奴等はもう誰一人生かして帰さねえって決めてるからな。あんなゴミ共が生きて帰っても、故郷で犯罪者が増えるだけだ。そして故郷に帰って、残りの余生をうんと楽しんでやるんだ。死んだあいつらに代わってな」

 

悪い笑みを浮かべながら話していると、ユエがピクリと反応する。

 

「……帰るの?」

 

「うん? 元の世界にか? そりゃあ帰るさ。帰りたいよ。……色々変わっちまったけど……故郷に……家に帰りたい……」

 

「……そう」

 

ユエは沈んだ表情で顔を俯かせる。そして、ポツリと呟いた。

 

「……私にはもう、帰る場所……ない……」

 

「……」

 

そんなユエの様子に俺はカリカリと自分の頭を掻いた。

 

俺はラノベの主人公と違って、鈍感じゃない。なので、ユエが俺に新たな居場所を見ているということも薄々察していた。新しい名前を求めたのもそういうことだろう。だからこそ、俺が元の世界に戻るということは、再び居場所を失うということだとユエは悲しんでいるのだろう。

 

(しゃあねえな)

 

俺は溜め息を吐き、ユエに言った。

 

「なんなら、お前も来いよ」

 

「え?」

 

俺の言葉に驚愕をあらわにして目を見開くユエ。涙で潤んだ紅い瞳にマジマジと見つめられ、なんとなく落ち着かない気持ちになった俺は、若干早口になりながら告げる。

 

「いや、だからさ、俺の故郷にだよ。まぁ、普通の人間しかいない世界だし、戸籍やらなんやら人外には色々窮屈な世界かもしれないけど……今や俺も似たようなもんだしな。どうとでもなると思うし……あくまでユエが望むなら、だが?」

 

しばらく呆然としていたユエだが、理解が追いついたのか、おずおずと

 

「いいの?」

 

と遠慮がちに尋ねてくる。しかし、その瞳には隠しようもない期待の色が宿っていた。

 

「よくなかったらこんなこと言い出さねえよ」

 

今までの無表情が嘘のように、ユエはふわりと花が咲いたように微笑んだ。

 

なんとなくユエを見ていられなくて、俺は作業に没頭することにした。ユエも興味津々で覗き込んでいる。但し、先程より近い距離で、ほとんど密着しながら……

 

俺は気にしてはいけないと自分に言い聞かせる。

 

「……これ、なに?」

 

錬成により少しずつ出来上がっていく何かのパーツ。一メートルを軽く超える長さを持った筒状の棒や十二センチ(縦の長さ)はある赤い弾丸、その他細かな部品が散らばっている。それは、俺がトイフェルの威力不足を補うために開発した新たな切り札となる兵器だ。

 

「これはな……対物ライフルっていう武器だ。要するにそれの強力版だよ。弾丸も特製だ」

 

目線でトイフェルを示しながらパーツを組み合わせていく。

 

すると、全長一・五メートル程のライフル銃になる。銃の威力を上げるにはどうしたらいいかを考えた俺は、炸薬量や電磁加速は限界値にあるトイフェルでは、これ以上の大幅な威力上昇は望めないと結論し、新たな銃を作ることにしたのだ。

 

当然、威力を上げるには口径を大きくし、加速領域を長くしてやる必要がある。

 

そこで、考えたのが対物ライフルだ。装弾数は一発と少なく、持ち運びが大変だが、理屈上の威力は絶大だ。何せトイフェルで、最大出力なら通常の対物ライフルの十倍近い破壊力を持っているのだ。普通の人間なら撃った瞬間、撃ち手の方が半身を粉砕されるだろう反動を持つ化け物銃なのである。

 

素材はあのサソリモドキだ。あの後、奴の外殻は鉱石だってことを知っていたので、何の鉱石か〝鉱物系鑑定〟を使って調べてみた。

 

 

====================================

 

シュタル鉱石

 

魔力との親和性が高く、魔力を込めた分だけ硬度を増す特殊な鉱石

 

====================================

 

 

今まで無敵だったトイフェルの弾を弾くのは、おそらくサソリモドキ自身の膨大な魔力を込めに込めたのだろう。

 

これに俺はより頑丈な銃身を作れると考え、対物ライフルの開発に着手した。今までシュトーレン、トイフェルを作成したため相当腕が上がっているので、それなりにスムーズに作業は進んだ。

 

弾丸にもこだわった。タウル鉱石の弾丸をシュタル鉱石でコーティングする。いわゆる、フルメタルジャケット……みたいなやつだ。燃焼粉も最適な割合で圧縮して薬莢に詰める。一発できれば、錬成技能[+複製錬成]により、材料が揃っている限り同じものを作るのは容易なのでサクサクと弾丸を量産した。

 

そんなことをツラツラとユエに語りつつ、俺は遂に対物ライフルを完成させた。

 

中々に凶悪なフォルムで迫力がある。俺は自己満足に浸りながら作業を終えた。

 

あとは名前だな。つっても本当はこいつの名前を考えてある。

 

「よし、今からこいつの名前は、『ギーベリ』だ!」

 

ギーベリ。その単語はロシア語で『滅び』を意味する。

 

まだ試し撃ちしてないから分からないが、こいつは理屈上、トイフェルの十倍くらいの火力があるはずだ。それを敵に撃つということは、『殺害』なんて生温いものではない。『滅殺』だ。

 

こいつに限ったことじゃないが、兵器は何かを『滅ぼす』ために作られる。そう言った意味で、俺はこいつにギーベリと名付けた。我ながらいい出来だ。

 

一段落した俺は腹が減ってきたので、サイクロプスやサソリモドキの肉を焼き、食事をすることにした。

 

「ユエ、メシだ……って、ユエが食うのはマズイよな? あんな痛み味わせる訳にはいかんし……いや、魔力操作を持ってるなら大丈夫なのか?」

 

魔物の肉を食うのが日常になっていたので、俺は軽くユエを食事に誘ったのだが、果たして喰わせて大丈夫なのかと思い直し、ユエに視線を送る。

 

ユエは、俺の発明品をイジっていた手を止めて向き直ると「食事はいらない」と首を振った。

 

「まぁ、三百年も封印されて生きてるんだから食わなくても大丈夫だろうが……飢餓感とか感じたりしないのか?」

 

「感じる。……でも、もう大丈夫」

 

「大丈夫? 何か食ったのか?」

 

腹は空くがもう満たされているという言葉の意味が分からず、俺はユエに怪訝そうな眼差しを向ける。ユエは真っ直ぐに俺を指差した。

 

「ハジメの血」

 

「ああ、俺の血。ってことは、吸血鬼は血が飲めれば特に食事は不要ってことか?」

 

「……食事でも栄養はとれる。……でも血の方が効率的」

 

吸血鬼は血さえあれば平気らしい。さっき俺から吸血したので、今は満たされているようだ。なるほど、と納得していると、何故かユエが俺を見ながらペロリと舌舐りした。

 

「……おい、何故舌舐りする」

 

「……ハジメ……美味……」

 

「び、美味ってお前な、俺の体なんて魔物の血肉を取り込みすぎて不味そうな印象だが……」

 

「……熟成の味……」

 

「……」

 

ユエ曰く、何種類もの野菜や肉をじっくりコトコト煮込んだスープのような濃厚で深い味わいらしい。

 

そういえば、最初に吸血されたとき、やけに恍惚としていたようだったが気のせいではなかったようだ。飢餓感に苦しんでいる時に極上の料理を食べたようなものなのだろうから無理もない。

 

ただ、舌舐りしながら妖艶な空気を醸し出すのはやめて欲しい。こういう時、ユエが年上であることを実感してしまうのだが、幼い容姿と相まって、なんとも背徳的な感じがしてしまい落ち着かない事この上ないのだ。

 

「……美味」

 

「……勘弁してくれ」

 

いろんな意味で、こいつはヤバイかもしれないと、若干冷や汗を流す俺だった。




ギーベリ(гибнуть) ロシア語で滅び

兵器は何れ滅ぼす要因になるであろう物。そして、その兵器を持って、陥れた者を殺す。必要とあらば、人類も亜人族も、魔人族も、全て滅ぼす。


やっと募集した名前を使えた……。

深緑 風龍 様、ありがとうございました!

兵器の名前及びオリジナル魔法の案はまだまだ募集中です。
↓↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=259253&uid=215423

皆さんが望むクラスメイト(一部を除く)の今後

  • 魔人族に着いていって奴隷化
  • 王都戦争編でハジメ君に一人ずつ処刑される
  • 迷宮で全滅
  • エヒトに強化(建前)されて捨て駒になる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。