ガバ転生メイリンによる「こずみっくいら」再現物語   作:めんりん

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ガバ設定出没警報(・ω・)


第二話 : 新たなる戦い(戦うとは言ってない)

 

打倒ギルバート・デュランダル、許すまじデスティニープラン。ビバ美少女らいふ(きゃぴ)

 

 

と、息巻いては見たものの。なんか士官アカデミーに入学するまで特別やれることなくね、というのが現状。

 

 

前世の知識で初等、中等までの勉学ならまだしも、さすがに今ここからミネルバの管制官を目指すのは不可能だ。なんでかって? 前世の私は数字を見ると蕁麻疹が出るレベルのゴリゴリな文系だったからだよ()

 

 

それに三歳の娘がなんの前触れもなく「わたし、ざふとぐんのかんせいかんになりゅ」とか言ってみろ、両親からしたらホラー以外の何物でもない。

 

 

それにまずはこの国、というか「プラント」での読み書きを覚えねばならない。そこから順当に義務教育っぽいものを終え、士官アカデミーに入学するとしよう。恐らく、私が早い段階で言えば若干過保護が入っている姉も同じ道を歩んでくれるだろう。ごめんねお姉ちゃん、でも未来の彼氏に会えるから許して。

 

 

と、いうことで。とりあえず両親に読み書きを習ってみた。管制官になる、は無理でも新聞を読んでいる父に「これなーに?」と言ったら流れでそのまま教えてくれた。

 

 

流石は第一言語、英語やらドイツ語やらを詰め込むのとは吸収力が違う。未成熟児&コーディネーター補正だろうか、僅か2日で私は読み書きどころか新聞の読解すら可能になった。わたしもーと一緒になって学んだ姉はまだ読めるが意味は分からないと言った具合なので、私も今は年相応のフリをしておこう。

 

 

こうして、昼は三歳児、夜は成人というもはや訳わからん二足のわらじ生活が始まった。ちなみに、私は純粋なアニメ(SPエディションとリマスターを含む)しか見てないにわか勢なので、私ことメイリン自身を含む主要人物の過去などは一切知らない。小説とか設定資料集とか異次元だなもはや。

 

 

なんなら、最後に見たのは転生してからを除いても数年は前だし繰り返し見返していたわけでもない。ガバもいいとこである。

 

 

ので、現在進行形でホーク姉妹の幼少期を体験しているわけだが、家庭内は良好だ。「さすが綺麗事はアスハのお家芸だな」とかを人前でぶっ放すミネルバのエースや、アスラン諸共原作メイリンをパンパンパン(他意はない)してくる金髪仮面二号ほどブッ飛んだ過去はない模様。いやあったら人事じゃないんだからたまったもんじゃないが。

 

 

 

とりあえず士官アカデミーに入学するまでは大人しくしておこう。そしてお小遣いを貰えるようになったらバレないように専門書などを買って今後に備えよう。

 

 

 

ちなみにだが、私の目的はあくまで原作再現であり死亡キャラ救済とかではない。助けられない命に手は出さないし、死ぬべき人物には原作通り死んでもらう。

 

 

そもそもSEEDの人物(やめてよね系赤髪ヒロインとか)は時系列的にどうしようもないし、destinyに入っても私が救える人物などいない。パッと思いつくのはゲリラ街中ダンシング&度重なるラッキースケベをかましたステラ・ルーシェか。

 

 

確かに彼女と邂逅するタイミングや命の危機に瀕するタイミングは分かっても、それが彼女を救済できるかと言えばそうではない。

 

 

エクステンデッドである彼女は定期的な薬物投与と記憶操作を行わなければ生きていけない体にされてしまっている。しかるべき時に返還しなければそのまま衰弱死してしまうし、返したところでデストロイに乗らされてデストロイされる。いわばどん詰まりだ。

 

 

まさか私がMSに乗ってフリーダムからデストロイを守るなんて冗談じゃない。相手はあのキラ・ヤマトだぞ? 無理やん(呆れ)

 

それにあそこでステラが死んでシンがフリーダムに対する憎しみを覚えてくれないと、彼がフリーダムを討ち、アスランが脱走してアークエンジェルに行くという一連の流れにガバが出る可能性が高い。

 

 

と、いうように。私は転生者であって神ではない。救える命には限りがあるし、目の前の理不尽を打ち崩せる御業も持ち合わせていない。

 

 

非情と罵られようが人でなしと指を指されようが構わない。私が守りたいのは、私が私でいられる平凡で当たり前な未来のみ。そのための結末を迎えるためなら、捨てるべき命は全て見捨てさせてもらう。

 

 

それから、私は着々と年月を重ねていった。引きこもりがちな私を、姉はあれやこれやと理由をつけては外に引っ張り出してくれた。人形遊びをしているフリをしながら今後について脳を回している私を、外で駆けっこ諸々に付き合わしたり、友達の輪の中に入れてくれたり。まあその友達ってのが色々あるのだがその話はまた今度。

 

 

内気な性格が災いして、近所の悪ガキにいじめられそうになった時には必ず助けてくれたり。

 

 

魂は肉体に引っ張られる、とは誰の言葉だっただろうか。お陰で私も原作メイリンさながら立派なお姉ちゃんっ子になってしまった。おかしい、前世分も含めれば私の方がおねーさんのはずなのに。今や生粋のシスコンである。

 

 

そうして、お姉ちゃんや家族その他諸共の人々と時を過ごすことおよそ十年。その間、実に色々なことがあった。軍部に志願すると言ったら両親に反発されたり、お姉ちゃんが私も一緒に行くからと言ったらさらに反発された。

 

 

そりゃそうだ、言ったそばから金髪仮面一号の陰謀で再び核の力を手に入れた地球軍…というかあれは半分くらいブルーなんたらの思想入ってかも知らん奴らが我らがプラントに核ミサイルかましてきたんだから。

 

 

両親からしたら可愛い娘二人が核ミサイル飛び交う職場に行くなんて言い出したら反対するに決まってる。まあ最後は「こんな私でも、お父さんやお母さん、お姉ちゃんを守れるようになりたいの」なんて言ったら渋々了承してくれた。

 

 

嘘は言ってない。こんな紛い物みたいな娘に愛を注いでくれる家族には心から感謝しているし、何よりマジで私が軍部に入らないと原作ルートがねじ曲がる。

 

 

あと、そんな核ミサイルの脅威からわたしたちを守ってくれたイザークさんまじ神、まじリスペクト。リマスター見てた時にオカッパ型拡声機とか言ってホントごめん。あとエターナル含めたラクス様陣営の方々もありがとうございます(ハイパー土下座)

 

 

すでにこの時点でラクス様とか吉良大和や亜巣乱the laとか命の恩人じゃんもーやだーミネルバなんて経由しないで直でアークエンジェルいきたいー。

 

 

「じゃ、私は準備があるから先に行くけど。ほんとに一人で大丈夫?」

 

 

なーんて内心でごねてたら、玄関で心配そうに振り返るお姉ちゃんがそう私に声を掛けてくる。強いて言うなら、しばらくはアカデミーと軍部で距離が離れて会えなくなるのが寂しいよお姉ちゃん。

 

 

休暇取ったら絶対帰ってきてねはーと。

 

 

「大丈夫だってば。友達と一緒にいくから一人じゃないし。早く行かないと遅刻しちゃうよ、お姉ちゃん」

 

 

「まあ、そうよね。じゃあ行ってきます。また後でね、メイリン」

 

 

「うん。後でね、お姉ちゃん」

 

 

透き通るような坂本真綾ボイスを響かせながら玄関を出て行く彼女を見送り、私も最後の身支度を整えるためにリビングへと戻る。リビングではコーヒー片手に新聞を読む父と、洗い物に励む母。すでに見知った光景だ、「私」の家族の、いつもの風景だ。

 

 

「忘れ物はない? ハンカチとかは待ったの?」

 

 

私に気づいた母が洗い物を中断して歩いてくる。

 

 

「うん、バッチシ」

 

 

「気をつけて行ってくるんだよ、何かあったら父さん達かルナマリアに言いなさい」

 

 

「ん、わかった。じゃあ行ってくるね」

 

 

そう言い残し、私はリビングを抜け玄関にやってきた。この日のために新調したローファーの爪先でトントンと床を叩き、カバンを持ち、

 

 

「行ってきまーす」

 

 

丸っこくて可愛らしい折笠富美子ボイスを響かせ、私は玄関の扉を潜る。今日は士官アカデミーの入学式だ、いつものようにツインテールに結んだ赤髪を翻し、歩み出す。

 

 

目指すは卒業成績二十番未満の緑服かつそれなりに優秀だから新造艦に乗せておくか的なポジ。新たな運命を、切り開けガンダム(乗らない)

 




アカデミー編はキングクリムゾン(`・∀・´)
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