ガバ転生メイリンによる「こずみっくいら」再現物語   作:めんりん

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第六話 : せいばーっ

 

 

どうも皆さんグッモーニン、どらすとびーちぇ、イブニングっ!押しキャラはラクス様、、押し機体はガンダムバルバトスルプスレクスの美少女管制官コーディネーター、メイリン・ホークでっす!

 

押しの理由? ラクス様はもう同性として反則じゃん? 美人、歌姫、聖女。無理、尊い。仰げば尊死。

 

ルプスレクスはねぇ…うーん。緑ロックぶーかくしーえすかな() あれやる分には楽しいよね。やられると殺意マシマシになるけど。

 

なんて言ってるけど、絶賛私というか私達は現在進行形で大ピンチ。なーんかオーブがキナ臭いことになってきたからパパッと出港したらオーブの領海ギリギリ外で地球軍艦隊に出待ちされました。

 

ちくしょーめ。覚えてろよユウナ浪漫性乱。今度会ったらブーツで股間蹴り上げてやる。ほんとアイツ余計なことしかしねーな。

 

あーもー。こんな物量相手に戦艦一隻で立ち向かうとか無謀すぎー。こっちMS三機しかないんだよ? うち二機のレイとお姉ちゃん飛べないからね? 大気圏、しかも海上だとほぼミネルバの固定砲台じゃん。

 

幸いレイもお姉ちゃんも被弾はしてないからいいけども。シンのインパルスがそろそろガス欠。VPS装甲がそろそろ維持できなくなりそう、不味い。

 

まあ一人であのでっかいたがめみたいなMA、「ザムザザー」だっけ? の相手してくれてるから当然と言えば当然なんだけど。

 

とか言ってたらインパルスが片足掴まれてそのまま千切られた。しかもエネルギーが枯渇寸前になったせいでVPS装甲も解除されてそのまま海面に落下していく。

 

かと言って救援に行く暇なんてあるはずなし。お姉ちゃんもレイもミネルバの護衛で手一杯だし、何ならレイのザクはバックパックにあるミサイルの弾数も危険域。

 

と、まあ何も知らない人からすればこの上ないほどに絶体絶命なんだけども。ぶっちゃけ私は見た目ほど慌ててない。そりゃね? ミネルバの最強武装である陽電子砲「タンホイザー」を防がれたり、逆に相手のエネルギー砲がこっち掠めたりした時はびびったよ? 流石に。

 

でも原作知識ガバガバな私でもここは覚えてるんだよね、ちゃんと。

 

ほら、インパルスが灰色装甲のまま海面スレスレ飛行して態勢を秒で整えてこっちにかっ飛ばしてくる。うん、やっぱし。アイツ種割れしたな。

 

この戦いは今までそんなに戦果を上げられなかった主人公シンがきちんと主人公として、かつエースとして目覚めるイベ戦みたいなもんだからね。みんなには申し訳ないけど、初めから私は制限時間付きの耐久戦してるつもりでした。

 

覚醒しなかったらあの世でシンを呪うつもりだったけど、無事に種割れしたようで何より。たしかこのあとって、

 

『ミネルバ、メイリン! デュートリオンビームをっ! それとソードシルエット、レッグフライヤーを射出準備!』

 

あ、はいただ今っ! ということだけどどうするのん? と一応艦長を見てみる。

 

「指示に従って!」

 

イエスマム。と、いうことでやりますよ。

 

『デュートリオンチャンバー、スタンバイ。測的追尾システム、インパルスを捕捉。デュートリオンビーム、照射っ!』

 

はいポチ。そうするとミネルバからほっそいビームみたいなのがブイーンと出てって空中でスタンバってるインパルスの頭にペカーっと当たる。

 

これでエネルギー総量をMAXまで回復させた片足のインパルスが、フォースシルエットのとんでも推力に任せて突進。ザムザザーのエネルギー砲に盾構えて押しつつ、最後の最後で盾を投げ捨てるようにして受け流す。

 

ええっ!? とマスオさん状態のザムザザーにビームサーベルをぶっ刺したところで決着がついた。あ、足とソードいきますよはーい。

 

『カタパルト、進路クリア。レッグフライヤー、ソードシルエット射出、どうぞっ!』

 

すでにスタンバってくれてたこの二つを射出して、私の仕事はほぼ終了。お姉ちゃん、レイ、帰っておいでー(はやい)

 

ほら、ソードに換装したインパルスが敵艦隊に飛び移って千切っては投げ千切っては投げの大奮闘。

 

……種割れ、ハンパな。

 

 

* * * *

 

 

と、いうことがありましたまる。この時期ってフリーダム復活とかカガリ様結婚事件からのフリーダムによる花嫁(カガリ様)強奪事件とか割りかしあっちにフォーカス向いてる時期だよね。

 

え、私? 無事にカーペンタリア基地に着きましたよ。とりあえず帰ってきたお姉ちゃんに抱きついて頭グリグリしてデコピンされたりはしたけど概ねなんも。

 

現在ミネルバは出港してから秒でボロクソにされたからドックで整備中。やることねーから軍の商業施設でもいくかと思ってプラプラしてます。必要なものはこの間オーブで買ったから特にないし、そも軍の施設という時点で夢もクソもないのでショッピング欲もありましぇん。

 

コンビニっぽいとこで買ったチョコレート棒をかじりながらあっちへフラフラこっちへフラフラしてたらなんかピアノの音してきた。綺麗な音色、誰か弾いてんのかな。

 

「あっ」

 

そうしてたどり着いたテーブルと椅子だけが置かれた休憩スペース的なところ。その真ん中に鎮座したグランドピアノと、それを弾く見知った金髪の後ろ姿。君だったんね、そういや弾いてるシーンがあったような。

 

後ろ姿しか見えないからはっきりとはわからんけど、割とノリノリで弾いてんなコイツ。邪魔すんのもわりーしと思ってシレッと彼のすぐ後ろの椅子に座る。………気づいてねーなこれ。

 

と、いうことで彼のソロコンが終わるまで数分。演奏が終わったのを見計らって拍手する。いや普通に聞き入ってしまった。

 

 

「…何をしている?」

 

「なにをって…はくひゅ?」

 

 

振り返る彼がなんやお前みたいなしてきたからとりあえず聞かれたことに答えてみる。

 

 

「そういうことでは…まあいい。それよりも、人前でそんな程度の低いことはやめたほうがいい」

 

 

なんだとこら。と、思ったけど今私は拍手をするために食べてた三本目のチョコレート棒を口に加えたまま喋ってるんだった。やっべ、前世時代の育ちの悪さが。てかバレたらお姉ちゃんに怒られりゅ。

 

ん? あり。そういやここでセイバーに乗ったアスランが合流するんだっけ? なんかピアノをBGMにしながら着艦してたような……やっべ、戻ろ。

 

モゴモゴと残りのチョコレート棒を口に押し込み、いそいそと席を立つ。

 

 

「そろそろ戻るね。機会があったらまた聞かせてね」

 

 

残り一本になったチョコレート棒をレイに押しつけ、早足で駆ける私。いそげいそげ、生セイバーなんてそう何度も見れないよ。来たばっかなのにもうすでにスクラップまでの秒読み段階だからね、アレ。フリーダムえげつな。

 

 

「…考……こう…」

 

 

あり? レイなんか言った? 

 

 

 

* * * *

 

 

駆け足でドックに戻ること数分後。予想通りミネルバのハンガーに見たことあるガンダムタイプが一機。うーん……やっぱこの機体はタイプじゃないや()

 

とか言ってたらコックピットから誰か降りてきましたね。まあ、中身知ってるんですけど笑 で、その彼がヘルメットを外した直後の反応がこちら。わんつーすりーー。

 

 

「アスランさんっ!?」

 

 

っていうのお姉ちゃんかいっ。

 

 

「認識番号、285002、特務隊【FAITH】所属、アスラン・ザラ。乗艦許可を」

 

 

FAITHだからいんじゃね(適当) まあ冗談はさておき。これ確かお姉ちゃんが案内するんだっけ?

 

 

「ねぇ、さっきのっ!? アンタっ」

 

 

…てめーはほんとに次から次へと。国際問題の次は上下問題か、もうお腹いっぱいなんだよこっちは。チョコレート棒三本食ったんやぞこっちは。

 

 

「何だよこれはっ。一体どういうことだ」

 

 

ねーーもうやめてーーー。誰かこのバカエース止めてーーーっ。

 

 

「もうっ! 口の利き方に気をつけなさい! 彼はFAITHよ」

 

「えっ!?」

 

 

お姉ちゃんっ! さっすが未来の彼氏、そこに痺れる憧れるぅ。そしてようやくアスランさんの首元についた徽章に気がついたようで。

 

 

「何でアンタが」

 

 

んもーーーーーーっ! これで連帯責任とかって言われたらお前絶対許さないからな! お姉ちゃん嫁に下さいって言いに来たらお父さんの前に私が「お前に娘はやらんっ!」ばりにキレてやるぅぅ。

 

ほら、アスランさんめっさ苦笑してるやん。で、私たちが敬礼してるのを見てようやくそうしようとし出したシンだけど、彼の右手はストロー付きのマッ○シェイクみたいなやつとコンビニ帰りのビニール袋みたいなので塞がってる。ついでに軍服の襟開いてる。

 

 

「あ…えっと…はい」

 

 

あ、ちょ、この野郎っ。流石にまずいと思ったのか彼はよりにもよって私に荷物を押し付け襟を正し、そのまま敬礼しやがった。んにゃろう。これじゃ私が両手塞がってて敬礼出来てない阿呆みたいじゃんか。許すまじシン・アスカ。こういうとこで主人公としての差が出るんだぞ、メサイヤとかで(ちがう)

 

 

「艦長は艦橋ですか?」

 

 

じゃねーかな。もしくは部屋じゃね。あ、今は服着てると思うよ()

 

 

「確認してごあんな」

 

「なら…そこの、管制官の君。案内頼めるかな?」

 

 

ん? 誰? 彼の視線を追って後ろを振り向く私。

 

 

「バカっ! アンタよ!」

 

 

いったぁっ! お姉ちゃんが叩いたぁっ! うわぁぁんおかーーさーーーんっ!

 

てかこれ私なの? たしか案内しようとした原作の私をお姉ちゃんが無意識社交性アピで押し除けちゃったちょっとトゲのあるイベちゃうの?

 

 

「ほらっ! さっさとしなさい!」

 

「わ、わかってたばぁっ」

 

 

うぅ、私、何も悪くないなのにぃ。いや悪いか、軍のトップエリートの命令に天然かましてんだもんな。すんませんっす。

 

 

「えっと…ん、これ」

 

「あ、ああ、ごめん」

 

「許さん、アイスの刑に処す」

 

 

ハーゲンダッ○だかんな。スーパー○ップなんて持ってきたらどうなるか分かってんだろうなお義兄ちゃん(予定)

 

 

「バカ言ってないの、早くいくっ」

 

 

はぁーい。

 

 

「では、こちらに」

 

 

ほら、アスランさんはよ。なんか言いたげなシンは私がアイスの刑で牽制しといたから。

 

 

「済まないな、わざわざ」

 

 

エレベーター内でそんな感じでFAITHさんが話しかけてきた。すません、こういう話題作りって格下からやんないといけないのに。すんばらしいお気遣い痛み入りますです。

 

 

「い、いえ、とんでもありません。仕事ですので」

 

 

……はい、コミュ障おつ。

 

ここは「なんで復隊したん?」とか言って会話を広げるとかじゃん私のあほぉ。

 

二人きりになった途端に先天性社交性欠如病発動させてんじゃねーーよこの間のパンパンしてた時には普通に話しかけれたじゃんかもうっ! 

 

 

「…そうか。君は聞かないんだな、この間までオーブにいた俺が、なぜ急に復隊したのか、とか」

 

「え?」

 

 

うん、まあ。知ってるしね、概ね。なんて言えないし、うーん。どうしようかな。

 

 

「いや…その。理由があるから、ですよね?」

 

「うん?」

 

 

くっ。イケメンボイスやめろやまだ石田耐性はついてねんだぞこっちは。

 

 

「それなりに理由があるからかなって。色々、複雑でしょうし。私から言えるのは、あなたみたいな人が艦にいてくれるなら、これから心強いなってくらいです」

 

 

まあ本心だ。つい最近三途の川が見えるくらいの激戦をしたこっちとしては、作中最高クラスのMSパイロットがいてくれるってのはありがたい。原作知識云々があっても、怖いものは怖いしね。

 

まあ、そう遠くないうちに私はこの人と命懸けの逃避行をしなきゃならんのでそれなりに仲良くはしたいかな、うん。

 

 

「…やはり、君は変わっているな。ああ、誤解しないでくれ。もちろんいい意味で、だ」

 

 

あ、そりゃどうも。こちとらそこらの人とは成り立ちが違うんでね(呆れ)

 

 

「オペレートする機体が増えて申し訳ないが、俺も出来る限りのことをするつもりだ。よろしく頼む」

 

「い、いえ。こちらこそ、よろしくお願いしますっ」

 

 

差し出された手を、キョドリながら握った。大きな手。これが年上の男性の、歴戦のパイロットの手なんだろうか。いかん、乙女か私は。

 

ちなみにこの後オーブでカガリ姫が結婚式の最中にフリーダムに拉致られたって言ったらクソ驚いてた。あり、そういや知らなかったんだっけ。すまそん。

 

 

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