陽だまりの記憶   作:たちかぜ

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いやあの、ホントは昨日のうちに投稿するつもりだったんですけど、、、
台風のせいでですね、仕事が忙しくてですね、、、
すみませんでした。一応1週間ごとに投稿する予定です。


Ⅱ. 放課後、夕日、少女。

『青春とは嘘であり、悪である。

 青春を謳歌せし者たちは、常に自己と周囲を欺き、 自らを取り巻く環境のすべてを肯定的にとらえる。

 彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げて見せる。 彼らにかかれば、嘘も秘密も罪咎も失敗さえも、青春のスパイスでしかないのだ。

 仮に青春をすることが失敗の証とするならば、友達作りに失敗した人間もまた、 青春のど真ん中でなければおかしいではないか。

 しかし、彼らはそれを認めないだろう。 すべては彼らのご都合主義でしかない。ならばそれは欺瞞だろう。嘘も欺瞞も秘密も詐術も、糾弾されるべきものだ。彼らは悪だ。

 ということは、逆説的に青春を謳歌していない者は真の正義である。

 結論を言おう。

 青春を楽しむ愚か者ども、砕け散れ。』

 

 

 

「―――――で、比企谷。私が授業で出した課題はなんだったかな?」

 

「......はぁ。『高校生活を振り返って』っていうテーマの作文でしたが......」

 

 放課後、職員室にて。呼び出されたとおり、国語の担当であり生活指導も兼任している平塚先生のデスクまで向かったところ、どうやら今日提出した課題である俺の作文がお気に召さなかったようである。いや、当然ですよね。すみません。

 

 

「これでは作文じゃなくて犯行声明じゃないか。だいたい、普通こういうのは自分の生活を振り返って書くもんだろう。」

 

「それならそう前置きしておいて下さい。そう言われてたら俺もその体で書いてきたんで。」

 

「屁理屈をこねるな小僧。」

 

「小僧って......。まぁ先生からしたら小僧かm」

 

そこまで言うと、顔の横を目視できないほどの速さで何かが突き抜ける。

......平塚先生の右拳だった。

 

「女性に年齢の話はするなと教わらなかったのか?」

 

「すいません......。」

 

いやこえーよ。絶対当たってたら命吹き飛んでたよ。

 

「まあいい。次は当てるが。」

 

あれ、これいつか死ぬんじゃ......。

 

「......はぁ。よし、作文は書きなおしてこい。だが―――」

 

「うっす。」

 

まぁ、命があるだけマシだと思っておこう。......ん?

 

「―――だが、その捻くれた性根のまま君を野放しにしておくのは不安だからな。ちょっとついてこい。」

 

「......え、どこにすか。」

 

「いいから来い。」

 

えぇ......。横暴だ、とは言えなかった。だってなまじ美人なだけに振り返ってこっちを睨む先生の目が怖すぎんだもん。

ひと睨みしてそのままつかつかと歩き出した先生を慌てて追いかける。いや、だからどこに向かってんのこれ......。

職員室を出てすぐ横の階段を上り、二階へ着くと左へと曲がりそのまままっすぐ進む。そうして着いたのは――――――

 

「生徒会室......?」

 

俺の頭に浮いているであろう疑問符は無視して、先生はガラッと戸を開く。

 

「邪魔するぞ。」

 

そう言って入っていく先生の後ろに続いてその部屋へと踏み込んでいく。......え、まじでなんでこんなとこ連れてこられたのん?

 

「あ、静ちゃんだー!」

 

二人が入ると、中にいた誰かがそんな声を上げる。

 

「静ちゃんはやめろと言ってるだろう。」

 

そう言った先生は、またも「はぁ。」とため息をこぼす。そんなにため息ばかりついてると幸せ逃げますよ。

 

「えー、べつにいいじゃん。......おりょ?」

 

先生の注意に少し口を尖らせたあと、その生徒はやっとこちらに気づく。そして――――――

 

「......はちまん?」

 

その()()()()の少女は、なぜか俺の名前を知っていた。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

放課後、西日の燃える夕焼けに照らされて、少女は無機質に微笑んでいた。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 




2話にしてまだここまで、、、
おっそ、って思いますよね。僕も思います。
どうか気長に読んでってくださいっす。( ˙꒳˙ )
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