東方悪正記~悪の仮面の執行者~   作:龍狐

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 物語を分かりやすくするための、登場人物紹介です。
 

 2021/5/31
 【ヘカーティア・ラピスラズリ】、【謎の回想】追加。


【東方永夜抄?】編 登場人物まとめ ※ネタバレ注意!

 藤原妹紅

 

 初登場 【19 とばっちり】ジャンプ

 

 『原作』とは大分性格がひん曲がった藤原妹紅。

 19話にて零夜を奇襲。その理由は『先にそちらが攻撃してきて一回死んだから』と言う理由らしい。嘘を言っているように見えず、近くに零夜しかいなかったためそのまま戦闘に入った。

 【仮面ライダーゲンム・レベルX】の不死の力で勝負は拮抗していたが、バグスターウイルスの『死後のデータを最期の瞬間のまま永遠に固定』と言う特性で妹紅を実質的に殺して、勝負は零夜の勝利で終わった。

 

 その際に謎が二つ。

 一つは妹紅が蓬莱人ではなく【ホウライジン】であったこと。ホウライジンの妹紅は『痛覚』を感じないと言う蓬莱人ではあり得ない状態になっており、痛みを感じないと言う不老不死にとってのアドバンテージが、苦戦を強いられたきっかけとなった。

 

 もう一つは、バグスターウイルスで動かなくなった妹紅が、断末魔で『輝夜』と叫んでいたこと。

 これは一体、何を意味していたのか――。詳細は34話にて。

 

 

 

 

 レイセン

 

 初登場【21 イナバの兎】

 

 『原作』の【鈴仙・優曇華院・イナバ】。

 『アポロ計画』を地上人が月への侵略へと勘違いが月中に広がり、それを恐れたレイセンは地上に逃亡した。

 逃亡した後は地上にいるであろう【蓬莱山輝夜】と【八意永琳】を探して、匿ってもらおうとしたらしいが、彼女たちが地上にいないと言う齟齬があったため、幻想郷に迷い込んだあと、てゐに拾われたと思われ、現在は雑用としてこき使われている。

 

 拾ってもらった恩がある故か、『原作』ではてゐと呼び捨てにしていたが、この時間軸では「てゐさん」と敬称を使っている。

 

 なお、彼女が月から逃げたことが、玉兎たちにとっての地獄の始まりのトリガーであったことを、彼女は知る由もなかった。

 言うなれば、月を変えた一種の元凶でもある。※28話参照

 

 

 

 ワタツキ ノ トヨヒメ

 

 初登場【23 よし、月を襲撃しよう】

 

 原作とは性格が激変した【綿月豊姫】。

 『原作』の普段は怠け気味で、散歩したり本を読んだりと自由に過ごすといった、見た目と裏腹なお転婆な、天真爛漫な性格――ではなくなっている。

 

 月の防衛隊の実質的トップと言う立ち位置にふさわしいとも言える、威厳のある性格へと変化している。

 『原作』では玉兎に甘かった彼女だが、トヨヒメの場合は玉兎を『奴隷』『玩具』として見ている傾向が強い。

 非常な傲慢と偏見が強い人物になっていた。

 

 最後は、アナザーファイズの一撃によって灰燼となって消失した。

 

 何故彼女が『原作』からかけ離れた性格になってしまったのかは、依然として不明。

 分かっているのは、28話にて玉兎たち曰くレイセンが逃げた後から急に人が変わったとだけ。

 

 

 

 

 ヘプタ・プラネーテス。

 

 綿月家直属の組織。

 ヘプタはギリシャ語で『7』、プラネーテスはギリシャ語で『惑星』を意味している。

 

 なお、ヘプタ・プラネーテスが家名を名乗ることは『本気』を出すと言うことを意味している。

 

 

 

 

 

 

 プロクス・フランマ

 

 初登場 【23 よし、月を襲撃しよう】

 

 本作オリジナルキャラクター。

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『火』の席の人物。

 炎を操る能力を用いて『ヒュードル・アクア』『タラッタ・マルが』『デンドロン・アルボル』の三人と強力してアナザーフォーゼを追い詰めたが、零夜が途中覚醒したことによって、アナザーフォーゼの皮がはがれ、アナザーファイズへと変化し、アナザーファイズの能力によって灰燼と化して、そのまま死亡した。

 

 使用武器は大剣

 

 一人称は『我』

 こちらもトヨヒメと同じく、玉兎を見下す下郎の一人。

 

 名前の由来は、『炎』。『炎』はギリシャ語で『プロクス』、ローマ語で『フランマ』

 

 

 

 ヒュードル・アクア

 

 初登場 【24 零れ落ちる炎】

 

 本作オリジナルキャラクター

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『水』の席の人物。

 体を水に変化させる能力を持っており、『タラッタ・マル』との連携技でアナザーフォーゼを苦しめたが、アナザーファイズの『クリムゾンスマッシュ』を喰らい、体を分子レベルで破壊されたことによって、再生不可能になり、そのまま死亡した。

 

 使用武器はレイピア

 

 一人称は『俺』

 

 名前の由来は『水』。『水』はギリシャ語で『ヒュードル』、ローマ語で『アクア』

 

 

 

 タラッタ・マル

 

 初登場 【24 零れ落ちる炎】

 

 本作オリジナルキャラクター。

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『海』の席の人物。

 水を大量生成して、自由自在に波を乗りこなす能力を持っており、『ヒュードル・アクア』との連携技でアナザーフォーゼを苦しめていたが、アナザーファイズの蹴りによるフォトンブラッドの注入により、ヒュードルと同じ末路を迎えた。

 

 使用武器は三又ルで破壊されたことによって、再生不可能になり、そのまま死亡した。

 

 使用武器はレイピア

 

 一人称は『俺』

 

 名前の由来は『水』。『水』はギリシャ語で『ヒュードル』、ローマ語で『アクア』

 

 

 

 タラッタ・マル

 

 初登場 【24 零れ落ちる炎】

 

 本作オリジナルキャラクター。

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『海』の席の人物。

 水を大量生成して、自由自在に波を乗りこなす能力を持っており、『ヒュードル・アクア』との連携技でアナザーフォーゼを苦しめていたが、アナザーファイズの蹴りによるフォトンブラッドの注入により、ヒュードルと同じ末路を迎えた。

 

 使用武器は三又の槍

 

 一人称は『俺』

 

 名前の由来は『海』。『海』はギリシャ語で『タラッタ』。ローマ語で『マル』。

 

 

 

 デンドロン・アルボル

 

 初登場 【24 零れ落ちる炎】

 

 本作オリジナルキャラクター。

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『木』の席の人物。

 こちらは特に目立った能力はなく、戦闘系には向かない能力だったらしい。ヘプタ・プラネーテスの中で、唯一能力の詳細が分かっていない人物

 分かっているのは、彼が『とある木』の管理と育成に向いていたと言うことのみ。おそらく、彼の能力となにかしら関係性があると思われる。

 

 攻撃手段は弓で、矢尻には『とある木』から成る実の汁を塗っており、その汁には睡眠薬と同じような効果を持っている。完全な後衛職。

 

 後衛職は前衛を失った瞬間負けとなり、最後はアナザーファイズの武器によって貫かれ、灰燼と化すと言う末路を迎えた。

 

 24話で『とある木』の管理を任されていたことが明かされ、37話で薬物開発の最高責任者であることも明かされている。

 戦闘職でない彼が、ヘプタ・プラネーテスにいるのかは謎である。

 

 名前の由来は『木』。ギリシャ語で『デンドロン』。ローマ語で『アルボル』

 

 

 

 クリューソス・アウルム

 

 初登場 【28 シロとクロ】

 

 本作オリジナルキャラクター。一人称は『俺』

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『金』の席の人物。

 『アンモス・サブルム』と共に綿月家――特に依姫に対して神を崇めるようなほどに熱心な忠誠心を持った人物。

 金属を操る能力を持っており、様々な武器を使った戦術を見せてくれたのだろうが、その前にシロが生成した大量の武器によって体を貫かれ、そのまま出血多量で死亡。

 

 見せ場もなく物語から退場した、非常に可哀そうな人物。

 

 名前の由来は『金』。ギリシャ語で『クリューソス』。ローマ語で『アウルム』

 

 

 

 

 アンモス・サブルム

 

 初登場 【28 シロとクロ】

 

 本作オリジナルキャラクター。一人称は『俺』。

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『土』の席の人物。

 『クリューソス・アウルム』同様、綿月家――依姫に対してかなりの忠誠心を持っている人物。

 砂を操る能力を持っており、名称だけ聞くと、後衛職のように思える。

 

 しかし、クリューソスが死んだ際の動揺を突かれ、シロが操った砂がアンモスを包み込み、そのまま圧死した。

 アンモスは当然の如く対抗しようと砂を操作しようとしたが、シロから操作権を奪うことができず、そのまま死亡した。

 クリューソス同様、特に見せ場もなく退場した人物。

 

 名前の由来は『砂』。ギリシャ語で『アンモス』。ローマ語で『サブルム』

 

 

 

 

 ウラノス・カエルム

 

 初登場 【26 変化した月】

 

 本作オリジナルキャラクター。

 【ヘプタ・プラネーテス】の一人で、『天』の席の人物。ヘプタ・プラネーテスのトップであり、その地位の通り、強力な能力を保有している。

 能力は『天を操る能力』と『指揮をする能力』の二つ。

 

 『天を操る能力』は『朝』『昼』『夜』『晴れ』『曇り』『雨』『嵐』『雪』『雷』などと言った「空の状態」や「天気に関する」ことから連想された力を扱う力。

 挙げられるのは、『火』『水』『風』『雷』『氷』『光』『闇』の七つであり、この七つの属性をひとまとめにした、究極の必殺技が存在する。

 

 『指揮をする能力』はその名の通り指揮を下し、その際に全員に能力上昇(バフ)をかける能力。

 そして、この能力の凶悪性は、指揮をされ軍門に下っている間は相手から意識を奪って精神支配を施す――要するに傀儡(かいらい)とすること。

 この能力が通用する条件は現時点では不明だが、ルーミアもこの能力の毒牙にかかり一時的な洗脳状態に陥ったのに対し、ウラノスが零夜を直接操らなかったことから考えるに、能力の対象は自分より格下の存在だと考えられる。

 

 そして、一番強力な力は、圧倒的な防御力。防御力と攻撃力を駆使して不完全な状態ではあるがルーミアを圧倒し、ゴッドマキシマムゲーマーの攻撃さえ無傷で突破するほどの防御力を持っている。

 だがしかし、その防御力も万能とは言えず、フィフティーンゴーストが腕に鎖を巻き付けた瞬間にその腕が潰れると言った謎の現象が起きたりもしている。

 その防御力が『天を操る能力』の応用なのかは不明である。

 

 性格は一言で言えばクズ

 独りよがりで自己中な性格で、兵士すら、相手を疲弊させるための消耗品程度にしか考えていない。妻は44人おり、ルーミアを45番目にしようと画策していたが、あえなく破砕した。

 

 そして、ウラノスは『仮面ライダー』のことを知っており、零夜の直接的な質問に対し、まるで本当に聞き覚えがないかのような反応を示している。

 

 最後、ウラノスは逃亡を図るも、都市のすぐ近くの岩陰にて【綿月無月】によって暗殺される――『仲間』に裏切られると言う、仲間を仲間とも思わない男にとっての、因果応報とも言える最後を迎えた。

 

――彼は途中で、『月が穢れることがなくなった』と言ってはいたが、その意味は、一体…?

 

 

 名前の由来は『天』。ギリシャ語で『ウラノス』。ローマ語で『カエルム』

 

 

 

 

 綿月無月。

 

 初登場 【34 AGITΩ(アギト)HAZARD(ハザード)

 

 本作オリジナルキャラクター。

 『30話アイザック・ニュートン』にて謎の仮面ライダーとして登場。

 

 【綿月臘月】と【トヨヒメ】の一人息子。

 子供のような純粋無垢な性格をしており、子供故に父親である臘月に従順である。身長は10歳程度の少年。

 月では歳を取らないと言うことなので、外見と実年齢が一致していないと言うことはよくあるが、彼の場合は見た目も中身も同じである。

 しかし、彼の実年齢は1000歳。どう考えても実年齢が中身と見た目に反比例している。

 

 歳を取らないとしても、限界があり、精神年齢は必ず成長しているはずなのだが、純粋無垢で臘月の言葉に素直なところを見ると、そう考えても、肉体面も精神面も成長していないことが分かる。

 

 何故彼の肉体面で成長が止まっているのかは、36話にて明らかになった。

 彼は臘月によって魔改造を施されており、その影響か肉体が成長していないのだと思われる。

 しかし、依然にして精神が子供のままなのは、不明のままだ。

 

 本編では書かれていないが、『原作』の設定とは少し違い、依姫とは『夫婦』ではなく『婚約者』と言う関係にあった。

 

 【仮面ライダー迅】の変身者。何故無月が『迅』のライダーベルトを持っているのかは現時点では不明。転生者である臘月が渡したのかもしれないと言う考えが一番有力ではあるが、真実は定かではない。

 

 なお、ウラノスが【仮面ライダー】について知っていたのも、無月が迅に変身するのを知っていたからである。

 事実、迅のことを知っているかのようなことを仄めかしている発言があった。

 

 そして彼は、ルーミアと戦っている最中にベルトを破壊され、それに子供レベルの激励をしている間に依姫に背後を取られ、そのまま不意打ちで死亡した。

 ――いくら子供だからといって、やっていいことと悪いことがある。臘月はウラノスにやったことと同じ、暗殺によって、命を落としたのだった。

 

 

 

 

 

 綿月依姫

 

 初登場 【28 シロとクロ】

 

 トヨヒメとは違い、こちらは『原作』と全く同じ性格のまま登場。

 唯一の相違点が、この時間軸の月では玉兎が本物の奴隷の如く扱われているため、数少ない玉兎に優しくしてくれるようになっている。

 

 侵略者であるシロと戦ったが、シロが『権能』による『命令』を行ったことで、神が自分に力を貸さなくなったことで、意気消沈して抜け殻状態になってしまった。

 しかし、隠し通路にいた輝夜と永琳の存在を知ったことで、攪乱状態に陥った。

 

 月の都で暴れるために少しの間出ていなかったが、無月を奇襲すると言う場面にて登場。

 輝夜と永琳を監禁し、精神崩壊にまで追い込んだ主犯である臘月の頸を斬ろうとし、裏切り者のレッテルを張られ、そのまま逃亡。

 逃亡中にシロが宮殿で大暴れしたことが陽動となり、なんとか逃げきることに成功し、そのあとニュートンと合流したと思われる。

 

 その後、今まで監禁状態に等しかった月夜見と合流したが、月夜見が監禁されていた部屋にて臘月の奇襲にあい、またもや戦闘不能に陥った。

 

 そこで『玉兎(原作の二代目レイセン)』の手によって治療を受け、なんとか喋れるまでには回復したが、その時点で血を大分流し、衰弱しきっていた。

 そんな中、零夜は『権能』持ちが神に『命令』する権利があることを知ったことによって再び八百万の神々の力を借りることができるようになり、活力を司る宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢ)の力によって『自然回復力の活性化』によって、動けるまでに回復した。

 

 そのまま【仮面ライダーベノム】に変身したシロのもとへ向かって、ベノムの力によって『権能』の力が弱体化している状態を狙って、依姫、ルーミア、武神鎧武の三人係で臘月の体を突き刺し、臘月の頸を刎ねた。

 

 そのあとに、血液の足りない状態で無理をして動いた反動によって、衰弱死。

 生き残った玉兎たちと月夜見に見送られたまま、息を引き取った。

 

 

 

 

 綿月臘月

 

 初登場 【37 月夜見】終盤。

 

 本作オリジナルキャラクター。

 そして、【東方永夜抄?】の黒幕的存在。

 28話の時点で名前が判明し、36話に依姫の回想にて登場。

 

 その正体は皆ご存じの通り転生者であり、チート『権能』を授かって東方projectの世界へと転生した。

 『原作』では《人間風》に言うと豊姫の夫は永琳の甥と言うことなので、おそらく臘月も類に漏れずそのポジションであるだろう。つまりは婿入りしてきたと言うことだ。

 月では表向きには現代知識チートを用いていたようで、その時代にないものをポンポンと作っていたようであり、今の地位にいることに誰も不思議に思わないのは、これが主な理由である。

 

 性格は臘月以上のクズで、女を女とも思っていない。アダルティックな説明になるが、彼は女を『穴』としか思っていない外道。

 言動すらも支離滅裂で、前後の言い分が全く合っていないのが特徴である。

 しかし、月では性行為などによって『穢れ』が発生するため、彼は常に禁欲生活を強いられていた。穢れを消失させるアイテムなどもあり、それで窮地は凌いでいたが、すぐに限界が来きたであろうことが安易に予想できるほど。

 

 それゆえに、彼は『レイセンの逃亡』と言う口実と、なんらかの方法で『穢れの発生』を止め、月を色欲と理不尽の色に染めた。

 

 現時点で分かっている彼が起こした悪事を上げるとするならば。

 

・レイセンが逃げたことを口実に、玉兎を本格的な奴隷にした。

・輝夜や永琳を監禁して、自分とウラノスの玩具(オモチャ)にしたこと。

・純粋無垢な息子である無月を利用し、ウラノスを暗殺させた。

・月夜見を監禁した。

 

 などである。

 なお、これは零夜たちが認識している悪事であり、これ以外の悪事にも手を染めている可能性が高い。

 

 

 玉兎を本物の奴隷にように扱うようにした張本人でもあり、ほとんどの人間や妻の豊姫さえもそれに賛成して、今の状態に至っていた。

 この計画が彼は『東方project』と言う世界のことを知っていたから、玉兎を奴隷にする都合の良い口実(レイセンの逃亡)が出来るタイミングでその計画を行ったのか、それとも知らずに都合の良い口実ができたために起こしたのかは、今だ不明である。

 

 輝夜と永琳が地上に逃亡していると言うことは周知の事実だったため、それを利用して二人を監禁し、ウラノスとともに『月が穢れない』ことを理由に散々嬲り、凌辱した。

 不老不死であり、魂を起点に復活すると言うことなので、下を噛み切るなどされて自殺されないように、猿轡(さるぐつわ)をされていたと思われる。

 発見当時にそれがなかったのは、完全に精神が破壊され、自律的に行動ができなくなった故に、不必要になったからだろう。

 

 無月が所有していた仮面ライダー迅のベルト一式が、臘月が転生前に【仮面ライダーゼロワン】を知っていた故に転生特典の一つとしてもらったものなのかは、今だに不明だが、これを使って自身の息子である無月に無意識的に暗殺者に仕立て上げていた。

 

 『権能』の『神に命令』できる特性を最大限に利用し、月夜見を隠居とも言える名目で監禁。さらに部屋から出ないように『命令』していた。

 しかし、無意識的に零夜が月夜見に対して『命令』したことで臘月の命令が上書きされて自由に動けるようになった。

 これが、零夜が『権能』の特性について気付くようになった要因である。

 

 つまり、臘月は結果的に零夜達の手助けをしてしまっていた。なんとも皮肉なことである。

 

 

 『権能』

 臘月は転生者の力を『権能』と呼んでおり、シロもその単語を知っているようだったため、『権能』が転生者の特別な力であると言う認識である。

 

 臘月の権能は『無敵』の一言に尽きる。

 今までの例を挙げるとするならば、

 

 

・基本的な物理攻撃の完全無効。(51話にてこの謎が一部明かされる)

・服へのダメージすら無効化する。

・依姫の頸を狙った攻撃を、無傷で済ます。

・石ころを蹴っただけで分厚い盾や壁を貫通させる。

・月夜見、依姫、ルーミアを彼方にまで吹き飛ばす怪力。

・アナザーダブルから風の操作権の略奪?

・刃を一瞬で握りつぶすほどの握力。

・砂粒の強度を弾丸と同等レベルかそれ以上に引き上げる。

・実体のない炎を止めて、砕いた。

・アナザーリュウガの拳と足を剣と地面に固定した。

・アナザーリュウガの反射能力を無効化するほどのダメージ。

・反射できるかできないか前提である『鏡出現』の無効化。

・腕を振るって風の刃を発生させる。

 

――ect…。

 

 

 これほどの強力な力を持ったキャラクターは、シロ以降である。

 シロは自身の攻撃すら無効化することに驚いていたが、その理由に別の要因があると仮定していたが――。

 

 

 最後は、ベノムの『転生者キラー』の特性によって弱体化した状態を依姫、ルーミア、武神鎧武によって狙われ、そのまま依姫によって頸を斬られて絶命した。

 

 

 

 

 『地』の零番(圭太)          

 

 初登場 【38 無敵】終盤。

 

 本作オリジナルキャラクター。

 隠された八人目の【ヘプタ・プラネーテス】で、その存在はウラノスさえも知らず、その存在は、いわば臘月の最終兵器とも言える。

 突如として現れた、臘月の『奴隷』。

 白髪で黒真珠のような、ハイライトのない目をしており、服装は大きな布切れを一枚被っているだけと言う、小汚い恰好をしている。

 なにも喋らないのが特徴の一つでもあり、言葉を発しないのは、臘月の『奴隷』であるが故に、精神が完全に破壊され、臘月の人形になったのが理由であると考えられる。

 

 彼と臘月がどのようにして出会ったのかは、不明であり、シロはどういうわけか彼を『圭太』と呼んでいる。

 日本人の名前だが、彼の反応がないため、それが本当の名前なのかすらも分からないまま。

 さらに、圭太が『シロ』のことを知っているのかすらも不明である。

 

 彼の『権能』を保有しており、転生者であることは間違いはないのであろうが、彼の力も臘月やシロと同等で、摩訶不思議かつ強力な力を有している。

 

 

・花畑と言う特別なフィールド。

(いかづち)の短剣の生成や雷そのものでの攻撃。

・自動回復

竜巻()激流()を纏う槍の装備

・倦怠感を引き起こし、変身解除や岩石男を砂塵へと化させた。

・糸を朽ち果てさせる

 

 

 どれも一貫性のないものだが、『権能』である以上、どこかに繋がるがあるはずである。

 

 

 彼はこのまま臘月によって『道具』として使い潰され、臘月の盾として自身の身を挺して臘月を守ったが、逆に臘月はそれをチャンスとして、『転生者キラー』の必殺技を零番に浴びせ、その状態で零番の背中を攻撃することで、二人纏めて戦闘不能まで追い込んだ。

 

 そしてそのまま、『転生者キラー』の効力によって、圭太は命を落とした。

 

 

 

 

 

 ヘカーティア・ラピスラズリ

 

 初登場 【42 終われなかった夜】

 

 『原作』のヘカーティア・ラピスラズリ―――なのだが、唯一の齟齬はシロと『旧友』と言う関係にある点

 どういう訳かシロと面識があるようで、性格を把握していたりで、付き合いは長い様子。

 

 月が大混乱している状態で、月を襲うか襲わないかと言われたら、Noと答えた。理由は『嫦娥』がいないから。

 『嫦娥』がいない理由は、臘月が不安要素を潰すためにあえて逃がしたのか、混乱に乗じて逃げたのかは不明。

 

 そしてなにより、【仮面ライダーベノム】のことを詳しく知っており、「これ以上使うな」とも叱責していた。

 それ以外にも『アナザージオウⅡ』のことも知っているあたり、仮面ライダー全般を知っていると考えられる。

 

――これらのことを踏まえると、ヘカーティアは『シロの過去』を知っているようだ。

 今後、彼女がシロの存在の鍵になるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 仮面ライダーベノム。

 

 初登場【39 『地』の零番】終盤。

 

 今作オリジナルライダー。

 シロが【猛毒剣毒牙】と【ブラッドバジリスク(神獣)】【ポイズンスコーピオン(生物)】【スノウホワイト(物語)】の三冊のワンダーライドブックで変身する姿。

 

 毒々しい見た目と相まって非常に強力な特性を有している。

 

 基本的にすべての攻撃に毒属性を追加する。その数は無限大で、歴史上に存在しているすべての毒を操れると言っても過言ではない。

 

 だが、それは基本的な効果に過ぎず、猛毒剣の本質は『転生者キラー』

 これはその名の通り、転生者に対して極端に効果を発揮する特性。『権能』に直接作用して、『権能』の弱体化を図ることができる。臘月の『無敵』の力が通用しなかったのも、この特性のおかげ。

 

 ただし、『転生者キラー』は『権能』を『無効化』するのではなく、『弱体化』させるだけであって、完全無効化させることはできない。

 そのため、『転生者キラー』に蝕まれていても、多少なりとも『権能』を扱える。

 

 しかし、これだけ強力な力もあれば当然デメリットもあるわけで、デメリットは『回復の能力者にしか扱えない』『転生者にしか変身できない』『変身者の転生者も『転生者キラー』の効果を受ける』と言ったデメリットが存在する。

 

 『回復能力持ち』にしか扱えない理由は、猛毒剣毒牙は転生者であるかどうか関係せず、触れた者にのみ常時強烈な毒素を流し込むと言う特性があり、解毒や回復などが出来る能力を持っていないと、触れただけでその毒素によってその部分だけ腐り落ちるほどの毒素を持っているのが理由である。

 解毒や回復は能力でも事足りるが、能力の場合だと、回復より猛毒剣の毒素の浸食が早いため、短時間しか扱えない。

 『回復系権能』で、ようやく相殺できるほどだが、それも長くは続かず、能力者よりは遅く、ジワジワと毒素にやられる。

 

 

 『転生者にしか変身できない』理由は、常人や能力止まりの者だと、短時間しか扱えないものあるが、変身する際に猛毒剣毒牙から触れた時とは比べ物にならないほどの毒素が放出され、その毒素がアーマーに変換されるからだ。

 常人や能力止まりの者が使えば、その毒素に耐えられずに毒素にやられ、変身する前に悲惨な死を遂げる。

 しかし、転生者が変身したとしてもその毒素にずっと耐えられるわけではないため、注意が必要である。

 

 そして、変身条件に求められるのが『転生者』である一番の理由は、でnzi者d血bあjgヴちゅvvatカvうぉぼttテi琉kあーva

 

 

 『変身者の転生者も『転生者キラー』の効果を受ける』理由は、単純明快で、変身者が転生者であるのだから、当然『転生者』である変身者も『転生者キラー』の効果を受けるのは別に不思議なことではないのだ。

 

 

 これら三つを踏まえると、ベノムの力は短期決戦でのみ使われるべきの力だと分かる。

 

 

 

 【バジリスクメイル】

 全身が猛毒になる効果を持つ。

 剣やポイズンスパイダーの糸、体に触れただけで無機物や有機物などを経由して毒が敵の体を蝕む毒を生成する。

 

 【スパイダーメイル】

 胸の蜘蛛の顔から糸を発射してフィールドを形成したり、相手を拘束する糸を出したりもできる。

 全身が蜘蛛の脚と同じ機能を有していて、蜘蛛の糸に張り付くことが可能となる。

 

 【スノウホワイトメイル】

 毒々しい7つのリンゴを生成し、それぞれが持っている毒の効果を相手にぶつけることで発揮する。今のところ、分かっているのは『麻痺』の効果を持つリンゴのみ。

 

 

 

 

 必殺技

 

 

・バジリスク・ワンダー

 

 バジリスクの強力な毒素をさらに活性化させて相手を殺す必殺の技。

 これを受ければ常人は死ぬが、臘月の場合『権能』によってギリギリ持ちこたえられたが、限界が近くなるほど消耗する、恐ろしい技だ。

 

 

・ポイズン・ワンダー

 

 蜘蛛の口から漆黒の糸を飛び出し、百面ダイスのような形して己ごと敵を閉じ込める技。

 仮面ライダーベノムの独断フィールドであり、壁や天井にまるで蜘蛛のように貼りつくことができ、様々な戦術を駆使することができる。

 

 

・習得必殺技

 

 【ブラッドバジリスク】

 技名は「死滅覇毒斬」。禍々しき毒を纏った刀身で敵を斬り伏せる。斬撃として発射することも可能。

 

 

 

死毒紫廃(しどくしはい)斬。

 

 猛毒剣毒牙をドライバーに戻し、トリガーを一回引いてから抜刀して発動する剣技必殺技。

 三つのワンダーライドブックの毒の力を掛け合わせた斬撃を飛ばす技。

 

 その衝撃でそのまフィールドの糸にへばりついて身動きが取れなくなると言うオプション付きだ。

 

 

 

魔蛇蹴壊破(まじゃしゅうかいは)

 

 納刀状態の聖剣のトリガーを2回引いて発動するライダーキック技。

 七つの毒々しきリンゴがベノムの周りを浮遊し、ベノムの後ろには、紫の半透明の大蛇大蛇がその大きな口から毒のオーラを放出し、リンゴがベノムの周りを回転し、遠心力を造ってキックを喰らわす技。

 

 例を挙げるとするならば、仮面ライダー王蛇のベノムクラッシュに、リンゴのエフェクトが入ったと考えればよい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 謎の回想。

 

 

 34 AGITΩ(アギト)HAZARD(ハザード)にて零夜が見た回想。

 

 この記憶が誰の者かははっきりとしているが、かなりのいざこざで零夜はほぼ覚えていない。なにか起点があれば思い出す。

 

 登場人物は●●と■■の二人。37話にて■■が臘月であることが判明。しかし、●●の正体は依然不明である。

 

 輝夜と永琳が監禁されている部屋に臘月自ら案内されたと言うことは、臘月がある程度信用を置いている人物(使える道具)として見られているであろう存在である。

 

 しかしながら、臘月の口からあの部屋のパスワードを知っているのは臘月自身とウラノスしかいないとのことだ。

 つまり、必然的に●●とはウラノスのことを指すのだろうが、どうしても文字数が合わないところが不自然である。

 

 この真相は、まだ解明されていない。

 

 

 

 




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