フレンドさんのスキル2特化3のサリアのありがたみがよくわかる今日この頃。
目標達成のため、頑張ります…
これは夢だとなんとなくわかった。
過去に体験したということも。
『君はどうやら、我々の記憶処理と現実改変能力が通用しない特殊体質らしい。』
『本来であるなら、あれらに関わったDークラス職員は即処分するところですが…あなたには2つ、選択肢を与えましょう。』
『1つは、今回のように我々に協力しオブジェクトを収容する事。もう1つは我々の手によって、強制的に終了させられるかです。』
『私的には、出来れば前者を選んで頂きたいところですが、無理強いはしません。あなたが自分で自分を終了させても構いませんが…』
「あんたら選択させる気ないだろ。…はぁ、あんたらに協力する。」
『そうですか、その選択に悔いのあらん事を。』
『『『『おめでとう、新たな…………』』』』
視界に光が刺す…夢から覚める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…うぅ」
ふと目覚める。
感じるのは誰かの息遣いと上下に揺れる振動。誰かに背負われているようだった。
(…まさかあの施設から救出されたのか?…いや、俺は確実に巻き込まれた筈だ。)
覚えている。あの得体の知れない感覚を。自分という存在が希薄になっていくかのような。
…待て…ならこの俺を背負ってるのは誰だ?」
「あ、目が覚めた?君の荷物は回収しておいて、怪我とかも応急処置をしておいたよ。」
気づかないうちに声に出していたようで、声を掛けられた。
「ここは?それにあなたは?」
「龍門から東に大体14キロの場所かな。私はプロヴァンス。それで彼女はスカイフレア。今僕達は、君の治療をするためにロドスに向かってる。君の名前は?」
「俺はD…いや、ザイと呼んでくれ。ところでろんめんとかロドスってなんだ?聞いたことないんだが…」
「本当に聞いた事ありませんの?」
「…あぁ…なぁ、あんた達は財団の職員か?」
2人は顔を見合わせ首を傾げる。
(まぁ、一般人が財団を知ってるわけないか…さて、そろそろ現実逃避をやめよう…こいつら一体何者だ?)
スカイフレアの猫耳とまんま猫の尻尾。あとプロヴァンスのふわふわな尻尾。普通の人間には無いだろう?
(何かのオブジェクトの影響か?だとしたら、財団が黙っちゃいないハズ…まさか…スレッシャーの影響で別の世界に吹き飛ばされた?)
「スカイフレアッ!避けて!」
「何者ですの!」
核心へと近づいたが、その瞬間、スカイフレアに向かってどこからか矢が放たれた。
スカイフレアに当たることはなかったが、誰か敵意を持った何者かが居るのは確かだった。
「プロヴァンスさん、俺を下ろしてくれ。このままじゃ邪魔になるだけだ。適当な岩の裏にでも隠れているさ。」
「うん…わかったよ。もし僕達に何かあったら、すぐにこのバックを持って逃げてよ。」「あぁ、約束しよう。」
プロヴァンスはその場に俺を下ろすと、バッグを俺に持たせクロスボウに矢を装填し、走り出す。
仮面をしたボウガンや剣で武装した奴らを見て、一瞬で敵だとわかった。12人ほどがプロヴァンス達を囲んでいるようだった。
「こっちだレユニオン!」
プロヴァンスが声を出して奴らの気を引いている隙にバックを持って少し移動する。それだけで、傷口が開いたようだった。血が包帯に滲みはじめる。
(痛てぇ…!?)
スカイフレアが杖を振るうと、火球が空から降り注いだ。火球によって数名が吹き飛ばされる。
(なんだあれ!?スカイフレアって現実改変能力者だったのか?)
バックを漁るとカント計測器が出てきた。他にも、何かが入った拳大のケース。
(ヒューム値が変動してる…ということは…ってこんな事してる場合じゃねぇ!マズイ!)
プロヴァンスの肩に矢が刺さる。スカイフレアは杖を切られたようだった。
(クソッタレ!…は?)
ケースの中からでてきたのは、何の変哲もないロケットペンダント。
そして、それが何なのか俺は知っている。なぜなら財団で見たことがあったから。
(なんでこいつがこんな所に!?)
(そんなこと考えてる暇無い!プロヴァンス達を守んないと…行くしかねぇ!)
気を奮い立たせ、ロケットを握りしめて駆け出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕達はレユニオンの構成員を彼から遠ざけるために引き撃ちに徹していた。
「待て!この野郎!」
(ここまで来れば、十分かな)
「スカイフレア、やっちゃえ!」
「わかってますわ!ファイア!ブレイズ、インフェルノ!」
スカイフレアがアーツを用いて隕石を召喚し、レユニオンの集団に落とす。数名が爆発に巻き込まれて無力化、残り9人。
「クソ!術士を先に潰すんだ!」
「させないよ!」
スカイフレアを狙った双剣士を狙撃し、喉元に当たって倒れる。
(距離を取れば…行ける!)
そう考えた直後、スカイフレアの後ろの茂みが音を立てた。
次の瞬間飛びかかった術剣士の刃によって、スカイフレアの杖が切断された。
「伏兵!?」
(まずい、スカイフレアが!しまった)
術剣士を射ぬこうとしたが、右肩に矢が突き刺さる。
刺さった矢を抜こうとした手が空を切る。麻痺毒が塗られていたらしく痺れて動けない。せめてスカイフレアだけでも逃げて欲しいと思い叫ぶ。
「逃げてスカイフレア!」
術剣士の凶刃がスカイフレアに迫る。その瞬間、鈍色の物に阻まれ刃身が霧散した。
まるで炎が風でかき消されるように。
「…間に合って良かった。あんたら2人には、聞きたいことがある。だから、いま死なれたんじゃ困る。」
立ち塞がっていたのは、血が滲んだ包帯で肌を隠したザイさんだった。
「来いよ!戦い方を教えてやる!」
そう言って、ザイさんは盾を振りかぶり術剣士の顔面に叩きつけた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後のセリフがわかった人は、きっと某巨大ロボについて一定の知識がある人ですね、違いない。
危機契約の素材美味しいです…
あ、感想やアドバイス。ネタ提供などお願いします。