まぁぶっちゃけ理由は今流行りのアレです。そのせいでこの2、3日忙しかったので…本当に申し訳ないです…
レユニオンなる武器を持った暴徒を撃退し、動けないプロヴァンスを背中に背負い、彼女らが目指していたロドスへの合流地点に進んでいく。
「そういえばロドスって何なんですか?」
ふと湧いた疑問、歩きながら聞けば民間の製薬会社だそうで、源石と呼ばれる物質に触れ続けると、鉱石病という不治の病を発症するらしく、治療方法を模索しているそうだ…
「プロヴァンスも感染者ですわ。」
「え?じゃあその尻尾とか耳とかも、その鉱石病になったから生えてるんですか?」
(もしかして、その源石がオブジェクトの可能性がある。もしそうなら…)
「いいえ、この尻尾と耳は元からありますわよ。逆に無い方が珍しいですわ。」
……え?
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(この世界ってどうなってるんだ?)
この星の名前はテラと呼ばれている。
この星に住んでいる人型生物を先民と呼び、彼女ら2人は先民らしい。
元々先民は、この星で放牧民の様に生活していたが、天災という災害が頻繁に起こった。そして天災が過ぎ去ると、正体不明の物質。源石が現れるのだと言う。
そして彼らは天災から逃げるために、源石動力が開発され、巨大で地上を進む町が出来たそうだ。
(源石自体はそこら辺に存在している。試しにカント計測器を近づけたけど、反応はなかった。反応があったのは、あの光弾とスカイフレアさんが隕石を落とした時だけ…)
そう考えていた時、地面が揺れ始めた。
「どうやら、来たようですわね。」
「あれが…」
そこにあったのは、無数の巨大な履帯で動く船の様な物。
「えぇ、あれこそがロドスですわ。」
夕日をその背にして現れた。
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「私はケルシーという。ザイと言ったか、トランスポーターの2人が世話になったらしいな。感謝する。」
「いえ、こちらこそ2人に助けられましたので。恩を返したまでです。」
目の前に居る青年からは、敵意を感じない。
だが背中に棲む生き物は本能で理解しているようだった。それが自分を脅かす物だと。
だがそうは見えない。人懐っこい笑みを浮かべた黒髪黒目、種族は分からないが20歳前後。
それに1番腑に落ちないのは、源石汚染の気配が全くない事だ。
外から帰還したオペレーターは、体調に変わりが無いかメディカルチェックを受ける。
だが彼の場合は…『結果 融合率0.003%』
スカジよりも低い数値、しかもアーツについての知識は全く無い。
彼の持ち物もまた異質だった。謎の計測機、トランスポーターが運んでいたはずのペンダント。それと少し大きめなアーツの通過率が零の素材不明のシールドと、防弾素材が仕込まれた戦闘服。しかし、戦闘服はズタズタに引き裂かれた部分や炭化した部分があり、もう防具としては期待できそうにない。
一体彼は何と戦ったのだろうか…2人によれば、天災の跡地に倒れていたらしい。
それにあの謎のペンダントの使い方を知っていた。そこで、1つ鎌をかけてみる事にした。
「ところで、君はこれらの事を何か知っているか?」
ファイルから数枚の写真を取り出し、目の前にテーブルに置く。
ある写真には、キラキラ光る蝶の様なもの。またある写真には看板。そして先月にロドスに収容されている謎の生物。
その写真を見た瞬間、目の前の彼は顔色を変えて信じられないとでも言うように、言葉を絞り出した。
「…なんで…
(やはり、こいつは何かを知っている。私たちでさえ知りえぬ何かを。)
「……やっぱ俺のせいか。」
(今なんと言った?『
「ケルシーさん、全てを話します。それが俺の責任です。そして、話を聞いたら協力を検討してください。」
笑みは消え、真剣な表情になった彼の目を見てゾッとした。
光が無い。あるのは掛け値なしの絶望を知った虚空の瞳。光の届かない深い穴のようにぽっかりと開いた目。
雰囲気ががらりと切り替わった瞬間、背筋に棲うMon3trまで怯えていた。
その怯えを隠し尋ねる。
彼女は知ることになる。
別世界から紛れ込んだ異質すぎるそれらの事を。
そして、その不条理の存在を確保する組織について…
『水晶蝶』 http://scp-jp.wikidot.com/scp-553
『シンボル』http://scp-jp.wikidot.com/scp-910-jp
『不死身の爬虫類』http://scp-jp.wikidot.com/scp-682
はい、ストックですね。結構前に形だけ出来てた物です。
次で新しいオブジェクトが出るかも?